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2016年1月23日土曜日

Chuck Berry - Johnny B. Goode

こんばんは、名久井翔太です。

月曜日は高校の同級生20人と飲み会に参加しておりました。楽しかったです。

では今日の洋楽です。

今日の洋楽 

今日は今月2回目のチャック・ベリーの、宇宙に飛んだジョニー・B・グッドです。


宇宙に飛んだ、というのは、1977年に打ち上げられたボイジャー探査機に搭載された、ボイジャーのゴールデンレコードに収録された事です。地球の生命や文化を、地球外生命体に伝えて解読してもらう事を目的として、世界の言語の挨拶、動物の鳴き声、それに付随して東洋・西洋のクラシック音楽が収められています。

アメリカは、チャックのこのジョニー・B・グッドの他に、サッチモの愛称でお馴染み、ルイ・アームストロングのMelancholy Blues、ギターの弾き語りをしながら福音伝道師として活動したブルースギタリスト、ブラインド・ウィリー・ジョンソンのDark was the night, Cold was the groundが収録されています。

ちなみに日本は山口五郎の「鶴の巣籠り」という尺八の曲です。

では和訳です。


Deep down in Louisiana close to New Orleans,
Way back up in the woods among the evergreens
There stood a log cabin made of earth and wood,
Where lived a country boy named Johnny B. Goode
Who never ever learned to read or write so well,
But he could play a guitar just like a ringing a bell.

ルイジアナの南、ニューオーリンズの近く、
常緑樹に囲まれた所。
土と木で作られた小屋に、
ジョニー・B・グッドという田舎者の坊主がいた。
読み書きなんて習ったこと無いのに、
鐘を鳴らすように奴はギターが弾けた。


Go Go
Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Johnny B. Goode

さあ、行け、ジョニー。
どんどん弾いてやれ。

He used to carry his guitar in a gunny sack
Or sit beneath the tree by the railroad track.
Oh, the engineers would see him sitting in the shade,
Strumming with the rhythm that the drivers made.
The people passing by, they would stop and say,
"Oh, my, but that little country boy could play!"

ギターを麻袋に入れて担いでたジョニーは、
線路の近くの木の下に腰掛けていた。
そう、機械工は陰に隠れた奴を見たんだ、
運転士が作るリズムに合わせてかき鳴らすのを。
通り過ぎる人々は立ち止まって言うのさ、
「おや、こんなイナカモンがこんなに弾けるとは!」

His mother told him, "Someday you will be a man,
And you will be the leader of a big old band.
Many people coming from miles around
To hear you play your music when the sun go down.
Maybe someday your name will be in lights
Saying 'Johnny B. Goode tonight'."

母さんは言った、「あんたは大人になったら、
古いバンドのリーダーになるのよ。
沢山の人が遠くから集まって、
夕方にあんたの音楽を静かに聴きに来るのよ。
いつかあんたの名は有名になるわ、
『今夜はジョニー・B・グッドお出まし』ってね。」

こんな感じです。

ジョニー・B・グッドという人物の出世する様を歌った歌です。

イントロのギターのリフ、チャックの曲の中でたくさん使われています。

このギターリフ、元はルイ・ジョーダンというティンパニーファイヴを率いていたビッグバンド、ブルースのサックス奏者の1942年のAin't that just like a womanからヒントを得ています。ルイ・ジョーダンも、自分の曲のリフがこんなに世界に、ましてや宇宙に飛んだことは夢にも思わなかっただろうと思います。

ではまた。

2016年1月17日日曜日

Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick and Tich - The legend of Xanadu

こんばんは、名久井翔太です。

早速、今日の洋楽です。

今日の洋楽

今日は2年前にも紹介したデイヴ・ディー・グループのキサナドゥーの伝説です。


日本ではグループサウンズのジャガーズがカバーして人気の曲の1つになっています。

キサナドゥーという言葉はモンゴルの都「上都」(読み方:Shàngdū)という言葉がイギリスに伝わって、「桃源郷」という意味になったと言われています。

では和訳です。

You'll hear my voice in the wind cross the sand 
If you should return 
To that black, barren land that bears the name of Xanadu 

あなたは私の声が聞こえるだろう、風に乗り、砂漠を越えて。
もしあなたが暗く、不毛なキサナドゥーと名付けられた国へ戻るのなら。

Cursed, without hope was the love that I sought 
Lost from the start 
Was the duel that was fought to win a heart in Xanadu 

希望もなく呪われる、それが私の探していた愛だった。
初めから存在していない、キサナドゥーの心に打ち勝つための戦いだった。

Now no footsteps leave their traces 
Only shadows move in places where we used to go 
And the buildings open to the sky 
All echo with the vultures cry as if to show 

足跡は既に無く、私達が行くところは影が動くだけ。
建物も空に向かって開き、
ハゲタカの鳴き声が見えるかのよう。

Our love was for a day 
And doomed to pass away 
In Xanadu 
In Xanadu 
In Xanadu 

私達の愛は1日だけのもの。
そして消え去り行くもの。
キサナドゥーで。
キサナドゥーで。
キサナドゥーで。

What was it to you that a man lay down his life for your love? 
Were those clear eyes of yours ever filled with the pain & tears of grief? 
Did you ever give yourself to any one man in this whole wide world? 
Or did you love me and will you find your way back one day to Xanadu? 

あなたの愛のために男が犠牲になること、あなたにはどのようなものだったのだろう?
あなたの汚れなき瞳は痛みや涙や嘆きで満たされたことはあるだろうか?
あなたはこの広い世界でたった一人の男の為に全てを捧げた事があるだろうか?
あなたは私を愛していたのか、そしていつの日かキサナドゥーに戻る道を見つけるだろうか?

You'll hear my voice on the wind cross the sand 
If you should return 
To that black, barren land that bears the name of Xanadu 

あなたは私の声が聞こえるだろう、風に乗り、砂漠を越えて。
もしあなたが暗く、不毛なキサナドゥーと名付けられた国へ戻るのなら。

こんな感じです。

闘いに敗れて、漆黒の土地に今もいる、というか死んで亡霊になってるか、そんな男の歌です。

なんとも幻想的です。

ではまた。