ページ

2016年8月18日木曜日

Chubby Checker - Twenty miles

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

昨日ドラクエ5をやっておりましたら、主人公の家族4人がLV99になりました。ここまで120時間。いやー長かった。

LV98から99になる時は一気にHPが13も上がるんですね。ここまで育てた、スタッフからプレイヤーの、ご褒美というものでしょうか。

他にも仲間モンスターではさまようよろい、キラーマシン、ゴーレムがレベルマックスになりました。

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はチャビー・チェッカーでトゥエンティ・マイルズです。


チャビーの代表曲のひとつです。作曲はバーニー・ロウとカル・マンという人たちです。

では和訳です。

Twenty miles from my house to your house

Twenty miles and I walk it all the way

Twenty miles when you're in love is nothin'

And I got to see my baby every day

僕の家から君の家まで20マイル。
僕は20マイルずっと歩いてきたのさ。
君が恋してる時の20マイルは何でもないさ、
毎日僕のベイビーに会いたいのさ。

I walk along

I sing a song

Twenty miles is a long long way

But I got to see my baby every day

僕は歩く。
僕は歌う。
20マイルはとても長いけど、
僕は毎日ベイビーに会いたいのさ。

Lots of girls are ridin' near to my house

Pretty girls they keep passin' by all day

Lots of girls but I don't even see 'em

Cause the girl I love is twenty miles away

たくさんの娘が僕の家の近くまで来るんだ。
可愛い娘が毎日通り過ぎるのさ。
たくさんいるけど、僕は興味がないのさ。
だって僕のベイビーは20マイル離れたとこに住んでるからさ。

I walk along

I sing a song

Twenty miles is a long long way

But I got to see my baby every day

僕は歩く。
僕は歌う。
20マイルはとても長いけど、
僕は毎日ベイビーに会いたいのさ。

こんな感じです。

長い距離だってなんのその、という歌です。

今日はこの辺でお時間です。 

ではまた。



2016年8月16日火曜日

Jimmy Justice - Ain't that funny

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

話ネタ無しが続いてしまったので、A面、B面とはなんぞや、というのをお話ししたいと思います。

今や、音楽の媒体はCD、MP3ファイルと、仕舞いには目に見えないものになっています。

昔の音楽の媒体はレコードと呼ばれるものでした。参考までにこちらの写真をどうぞ。↓




CDはお判りの事でしょうから説明は省きます。

レコードは主にポリ塩化ビニルで出来ています。写真を見ると溝があるのがお判りでしょうか。その溝をつけるための金型に入れて熱を入れプレスすると溝ができます。

そして録音方法ですが、この媒体が出回り始めた時は蓄音機のラッパのようなものに音を集め、機械的振動をレコード盤に伝えて録音するアコースティック録音、又はラッパ録音という方式が取られます。

後に以下の方法が取られます。ここからはWikipedia引用です。

  1. 音を、アルミニウム板にラッカーコーティングした「ダブ・プレート」にダイヤモンド針やサファイア針のカッティングマシンで刻み付け、原盤「ラッカー」(lacquer)を作る。
  2. 「ラッカー」そのままでは耐久性に乏しいので、表面に銀メッキを施しその上に更にニッケルメッキを、厚く施した上で剥離する。こうして出来た凸型の金属盤が「メタルマスタ」(metal master)で、これが保存用のマスターディスクになる。
  3. 「メタルマスタ」に厚い銅メッキを施し、剥がすと凹型の「マザー」(mother) ができる。これは生産用のマスターディスクになる。
  4. 「マザー」にニッケルやクロムで厚いメッキを施し剥がし、凸型の「スタンパ」(stamper) を作る。
  5. 「スタンパ」を用いて上記のプレスを行うことでレコード(凹型の溝)が完成する。スタンパは消耗品で、使い潰したら「マザー」からまた新しいスタンパを作る。ここで4.の工程が行なわれる。
  6. プレスしたそのままではビニライトがはみ出しており円形ではないので周囲を裁断、整形する。

1の前にマスターテープでまず録音をしています。

つまり、

1.マスターテープの信号を、
2.まずアルミ板に刻んで、
3.銀メッキを施して剥離させ、溝が凸型のメタルマスターを作ります。(保存用)
4.今度は凹型の鋳型を作り、メタルマザーを作り、凹凸型のスタンパを作ります。
5.スタンパでビニル板にプレスを行い、製造化されます。

以上の行程でレコードが出来上がります。

そしてA面B面ですが、シングルレコード盤には裏表どちらにも曲が収録されています。

日本において。

ジャケットのタイトル曲をA面とする場合が多いです。A面に置く曲は大抵レコード会社が、「これは売れるだろう」という曲をA面曲としている事が多いです。B面はそれほど重視はされません。

例えば、ザ・スウィング・ウエストの1968年のシングル「幻の乙女 / 雨のバラード」。幻の〜は発売当初はA面、雨の〜はB面でした。

ですが、意外にも雨の〜がヒットして、再発売が決定するときにA面曲とB面曲が入れ替わります。

また、タイガースの花の首飾りは当初はB面でしたが、A面の銀河のロマンス、花の首飾り共に大ヒットしたため、すぐさま両A面シングルになります。

以上、シングルレコードのABについてでした。

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はジミー・ジャスティスでエイント・ザット・ファニーです。


ジミーの代表曲です。カバの多いジミーですが、珍しくオリジナルがジミーという作品です。

B面は、このブログでも前に紹介したOneという曲です。

では和訳です。

(Well ain't that a funny)
(Well ain't that a funny)

Ain't that funny
I was just gunna' say the same thing myself to you
Mmmmm
You're on your ownsum I feeling lonesome
Ain't that funny
(Ain't that funny)

おかしく無いかい、
僕自身に言った事を君にも言おうとしてたなんて。
君は一人、僕は寂しいって。
おかしく無いかい。

Oh Ain't that funny
You were just gonna' smile the same way I smiled for you
Oh it's not so bad now you're not so sad now
Ain't that funny
(Well ain't that funny)

おかしく無いかい。
僕が君に同じ微笑み返しをされるなんて。
でもそんな悪いものじゃ無い、だって君はさほど悲しく無いから。
おかしく無いかい。

But it's not so funny when nobody cares if you live
And it's not so funny when nobody cares if you die

君が生きてるのか、誰も興味ないのはおかしい事じゃないさ。
君が死んでるのか、誰も興味ないのもおかしい事じゃないさ。

Oh Ain't that funny
You're the answer to all the prayers that I cried for you
Tell me what did your heart say you feel the same way to
(Well ain't that funny)

おかしく無いかい、
君が全ての答えだったんだ、泣きながら祈った事の。
君がそんな気持ちになった時、心は君に何て言ったんだい。

こんな感じです。

おかしいと思うものをあげている歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。

2016年8月14日日曜日

Ben E. King - The beginning of time

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日は秋葉原のブックオフでチェイスのファースト・アルバムを見つけました。チェイスで『追跡』というタイトルです。

チェイスは米国三大ブラス・ロックバンドのひとつです。ひとつはシカゴ、ひとつはブラッド・スウェット&ティアーズ (略称BST)、そしてチェイスです。

ブラス・ロックはその名の通り、吹奏楽とロックが合わさった音楽です。吹奏楽というよりは、ロックンロール誕生以前のジャズ等のビッグバンドとロックの組み合わせですね。

ブラスセクションのスピード感、即興演奏をロックと融合させた音楽ですね。

チェイスはリーダーのビル・チェイスを中心とするバンドです。メンバーは以下の通り。

•ビル・チェイス (Bill Chase, TP)
•テッド・ピアースフィールド (Ted Piercefield, TP, V)
•アラン・ウェア (Alan Ware, TP)
•ジェリー・ヴァン・ブレア(Jerry Van Blair, TP, V)
•フィル・ポーター (Phil Porter, K)
•デニス・ジョンソン (Dennis Johnson, B)
•エンジェル・サウス (Angel South, G)
•ジェイ・バリッド (Jay Burrid, D)
•テリー・リチャーズ (Terry Richards, V)

一応説明ですが、TPはトランペット、Bはベース、Gはギター、Kはキーボード、Dはドラムス、Vはボーカルです。

ご覧の通り、トランペットが4人もいるバンドです。

リーダーのビル・チェイスは1934年生で、プロデビューは13歳と早く、スタン・ケントンやウディ・ハーマンのオーケストラで活動をしています。

いくつかのオーケストラ、バンドを経てビル・チェイスは前述した腕利きのメンバーを集め、1971年にデビューします。そしてアルバム『追跡』が全米で22位。日本でもシングルGet it on (邦題 : 黒い炎)が売れ、和田アキ子もレパートリーにしています。

1971年度のグラミー賞新人アーティスト部門にノミネート(ビル・チェイスは36,7歳でキャリアも20年以上あるのに新人て…)され、注目を浴びましたが、メンバーが続々と、家族との時間を大切にしたい、という理由で脱退、一旦チェイスは解散します。

1974年に再びメンバーを集め、以前のようにツアーにアルバムに、と活動しますが、その最中の1974年8月9日、リーダーのビル・チェイスと、新たにチェイスに入ったウォルター・クラーク、ウォーリー・ヤーン、ジョン・エンマ、以上4人のメンバーを乗せた飛行機が豪雨のため視界不良を起こし、墜落。パイロット2人含めた計6人が死亡しました。これによりチェイスは解散します。

なお、デニス・ジョンソンと、新たに入ったジム・ピータリック、ゲイリー・スミスは後にサヴァイヴァーを結成します。Eye of a tiger、Burning Heartで有名なバンドです。

さて、アルバム『追跡』の感想ですが、トータルで約35分ですが、それほど時間が経ったようには感じませんでした。最後の組曲: 炎の流れは14分でしたが、これもあっという間でした。チェイスだけに音が何かに向かって早く追跡してる、といった感じですかね。とにかくスピーディーです。

皆さんも見つけたら是非聞いてみてください。

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はベン・E・キングでザ・ビギニング・オブ・タイムです。


ベンの「アイ・フー・ハヴ・ナッシング」のB面です。A面は迫力がありますが、B面では打って変わって穏やかな感じです。

では和訳です。

The beginning, the beginning of time

大昔から。

Rivers keep rolling

They run to the sea

Since the beginning of time

川は流れる、
海へと流れる、
大昔からそうだった。

The birds that keep on a-flying

Where no man can be

Since the beginning of time

鳥は飛び続ける、
人間がいない所まで、
大昔からそうだった。

Oh, my darling, let me tell you now

Long ago and far away

With just a hand full of faith

In seven days, in seven nights

He built the world that we live in today

ダーリン、言わせて欲しい、
大昔、遠く離れた所から、
手にいっぱいの信念を持って、
7日、7つの夜で、
彼は僕らが住む世界を作ったんだ。

And so it was written

You were made for me

Since the beginning... of time

そしてこう書かれている、
「君は僕のために生まれた」
大昔からそう言われていたんだ。

And I just wonder do I have time enough to say

I just want to say that I

I thank the heaven above for making me

My destiny, my love

君に全部言う時間があるか分からない。
僕が言いたいのは、
天に感謝してるって事さ、
僕を、僕の運命を、僕の愛を作ってくれたことを。

Hmmm and you're mine

Baby, you're mine

I wonder have I told you you're mine
Baby, I said you're mine

Let me tell you

Ah said since the beginning of time

ベイビー、君は僕のもの、
僕のものって言ったっけ。
君は僕の物なんだ、
言わせてくれ、
大昔からそう言われていたんだ。

こんな感じです。

2人の運命を歌った歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。