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2016年6月30日木曜日

Creedence Clearwater Revival - Proud Mary

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、寝坊助名久井青年です。どうぞよろしく。

起きたら午前11時。びっくりしました。

早いもので明日から7月。今年もいよいよ後半に入ろうとしています。

あっという間にもう一つ歳をとる錯覚に追われそうです。

では後半の洋楽和訳のコーナー、満を持してようやくこのバンドを紹介します。私も大好きな人たちです。

今日の洋楽

今日はクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルでプラウド・メアリーです。


クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルはアメリカの4人組のバンドです。

メンバーは以下の通りです。

•ジョン・フォガティ (John Fogerty, lg)
•トム・フォガティ (Tom Fogerty, sg)
•スチュ・クック (Stu Cook, b)
•ダグ・クリフォード (Doug Clifford, d)

サンフランシスコで結成されました。元はトム・フォガティ以外の3人が同級生で、ブルー・ベルベッツというバンドを結成したのがCCRの前身です。そこにトムが入ってきて1967年にファンタジー・レコードというジャズに力を入れていたレコード会社に入って、名前をゴリウォッグスに変えました。

しかしゴリウォッグスという名前では売れませんでした。そこでゴリウォッグスは1968年にクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルと名前を変えました。クリーデンスはトムの友人の名前「クリーデンス・ニューボール」から、クリアウォーターはメンバーの関心があった環境問題、そしてリヴァイヴァルは復活、バンドの新たなる出発という意味が込められています。

そしてデイル・ホーキンスの「スージー・Q」でシングルデビューします。この「スージー・Q」はA面B面ともにスージー・Qで、パート1、2に分かれています。デビューシングルはビルボードで11位という幸先のいいスタートを切りました。CCRはこの後も、「プラウド・メアリー」「バッド・ムーン・ライジング」「ダウン・オン・ザ・コーナー」「雨を見たかい」など大ヒットを飛ばします。ただ惜しいことに、全部最高が2位で、1位を取ることはありませんでした。

大ヒットを連発するバンドでありながら、1971年に解散してしまいます。ジョン・フォガティはリードギターの上にリードボーカルでもあり、作曲、またギター以外にもサックスやピアノも演奏できる多才ぶりがゆえにジョンだけに注目が集まり、CCRはほぼワンマンバンドのように見られていました。

これが原因でメンバーの仲がギクシャクして、まずバンドのマネージャーもしていた最年長のトムが脱退、それを防ごうとアルバム「マルディ・グラ」ではスチュとダグもボーカルを取りましたが、最早修復するには至らずの解散です。

解散後も全員ソロ活動を続けていますが、トムは糖尿病を患って、その手術中に輸血を受けましたが、その時にかかったエイズが原因で1990年に亡くなりました。

ジョンも同じく活動をしてましたが、CCR時代の楽曲の著作権問題に巻き込まれ、隠遁状態を繰り返しながらもアルバムを出して注目を集めています。

スチュとダグは現在、新たにメンバーを集め、クリーデンス・クリアウォーター・リヴィジティッドというバンドで活動をしています。

それでCCRはよく南部出身のバンドだっていわれます。ここでいう南部はニューオーリンズとかメンフィスとかあの辺りです。(正直サンフランシスコも南の方にあるといえばありますが)

今日紹介するプラウド・メアリー (メアリーとは蒸気船メアリー・エリザベス) もメンフィスでの生活を思い返すなんて場面もありますが、作者のジョンは、全くの想像でこれだけの歌詞を書いて、ヒットした後に蒸気船に乗ったという逸話があります。

では和訳です。

Left a good job in the city
Workin' for the man ev'ry night and day
And I never lost one minute of sleepin'
Worryin' 'bout the way things might have been

男の為に働くのもうんざりしたから、
仕事を辞めて来たぜ。
1分だって寝る間も無かったんだ、
ずっとビクビクしながら生活してたんだな、俺は。

Big wheel keep on turnin'
Proud Mary keep on burnin'
Rollin', rollin', rollin' on the river

大きな車輪は回り続ける、
プラウド・メアリーは煙を上げ続ける、
川をゆっくりと下りながら。

Cleaned a lot of plates in Memphis
Pumped a lot of pane down in New Orleans
But I never saw the good side of the city
'Til I hitched a ride on a river boat queen

メンフィスでたくさん皿洗いをして、
ニューオリンズでたくさん汲み出し作業さ。
リヴァー・ボートの女王に乗せてもらうまで、
そんな街の良い所見たこと無かった。

Big wheel keep on turnin'
Proud Mary keep on burnin'
Rollin', rollin', rollin' on the river
Rollin', rollin', rollin' on the river

大きな車輪は回り続ける、
プラウド・メアリーは煙を上げ続ける、
川をゆっくりと下りながら。
川をゆっくりと下りながら。

If you come down to the river
Bet you gonna find some people who live
You don't have to worry 'cause you have no money
People on the river are happy to give

もし川を下ったら、
そこに住んでる人を探してみると良い。
金なんか無くったって心配ないさ。
川沿いの人たちは物を上げるのが好きだからさ。

Big wheel keep on turnin'
Proud Mary keep on burnin'
Rollin', rollin', rollin' on the river
Rollin', rollin', rollin' on the river

大きな車輪は回り続ける、
プラウド・メアリーは煙を上げ続ける、
川をゆっくりと下りながら。

こんな感じです。

メンフィスでの仕事仕事の日々に嫌気がさして蒸気船に乗って、その後の生活に満足している男の歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。


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