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2016年8月28日日曜日

The Association - Cherish

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日は西新井のブックオフに行って、ボズ・スキャッグスのアルバム『シルク・ディグリーズ』を見つけました。

ボズ・スキャッグスといえば、名曲「We're all alone」でお馴染みのAORシンガーです。1944年6月8日オハイオ州カントン出身です。

20代の頃はスティーヴ・ミラー・バンドに属して、ギターを担当していましたが、その頃から作曲もしており、1965年には既にソロアルバムも出していたそうですが、7枚目の「シルク・ディグリーズ」までヒット作がありませんでした。

「シルク・ディグリーズ」からは「We're all alone」、「Low down」がヒットしました。

その後現在に至るまで活動を続けています。2015年には「ア・フール・トゥ・ケア」というアルバムも出しています。

前述のAORとは、「Audio (又はAlbum、Adult。Adultはやらしい意味じゃ無くて大人向けの。- Oriented - Rock」の略で、パンクやハードロック、メタルとはまた一線を画す音楽です。シカゴとか山下達郎、松任谷由実あたりの音楽がそうです。

今回の「シルク・ディグリーズ」全体の感想としては、ブルース」R&Bを好んでいたあたり、ボーカルスタイルも黒人顔負け、ソウルフルでした。

3曲目の「Jump Street」は中でも、ピアノも一番ロックというか激しめで良かったです。

やはり最後に「We're all alone」を持ってくるあたり、ニクいと思いました。

皆さんも見つけたら聴いてください。

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はアソシエイションでチェリッシュです。


前回の「恋にタッチはご用心」は、ジム・イエスターとテリー・カークマンのツインのリードボーカルですが、今回のチェリッシュもツインです。

作者のテリーと、ラス・ギグアーです。

テリーはこれ以外にも、「レクイエム・フォー・ザ・マセズ」、「エンター・ザ・ヤング」、「シックス・マン・バンド」を書いています。

では和訳です。

Cherish is the word I use to describe
All the feeling that I have
Hiding here for you inside

「Cherish」は僕が良く使った言葉さ、
君への秘めたる想いの全てを表してるんだ。

You don't know how many times
I've wished that I had told you
You don't know how many times
I've wished that I could hold you

君は知らない、何度君に伝えてしまいたかったか。
君は知らない、何度君を抱きしめられたら、と思ったことか。

You don't know how many times 
I've wished that I could
Mold you into someone who could
Cherish me as much as I cherish you

君は知らない、僕が君を大切に思うように、
君が僕を大切に思わせるようにしてしまいたいと、何度思ったことか。

Perish is the word that more than applies
To the hope in my heart each time I realize

「Perish」という言葉ほどぴったりなものはない、
僕がいつも気づく希望を言い表すんだ。

That I am not gonna be the one
To share your dreams
That I am not gonna be the one 
To share your schemes
That I am not gonna be the one to share what
Seems to be the life that you could
Cherish as much as I do yours

僕は君の夢を一緒に分かち合えない。
僕は君の計画を一緒に分かち合えない。
僕が君を大切に思うように、君が大切にする人生とは何かを、僕は分かち合えないんだ。

Oh, I'm beginning to think that man has never found
The words that could make you want me
That have the right amount of letters 
Just the right sound
That could make you hear, make you see
That you are drivin' me out of my mind

僕は考え始めている、
君が僕を欲しがるようになる言葉を見つけられないんだと。
ちょうど良い文字数、ちょうど良い響きの言葉のものを。
君に聞いて欲しいんだ、そして知って欲しいんだ、君が僕を狂わせているって。

Oh, I could say I need you
But then you'd realize
That I want you
Just like a thousand other guys
Who'd say they loved you
With all the rest of their lies
When all they wanted 
Was to touch your face your hands
And gaze into your eyes

君が欲しい、と僕は言えるけど、
君は気づく。
君が欲しい、他のたくさんの男がそうであるように。
他の男がは愛してると言うけど、全て嘘なんだ。
あいつらはただ君の顔に、君の手に触れたいだけ、
そして君の目を見つめるだけなんだ。

Cherish is the word I use to describe
All the feeling that I have
Hiding here for you inside

「Cherish」は僕が良く使った言葉さ、
君への秘めたる想いの全てを表してるんだ。

You don't know how many times
I've wished that I had told you
You don't know how many times
I've wished that I could hold you

君は知らない、何度君に伝えてしまいたかったか。
君は知らない、何度君を抱きしめられたら、と思ったことか。

You don't know how many times 
I've wished that I could
Mold you into someone who could
Cherish me as much as I cherish you

君は知らない、僕が君を大切に思うように、
君が僕を大切に思わせるようにしてしまいたいと、何度思ったことか。

And I do cherish you

僕は君を大切に思っているよ。

Cherish is the word

「Cherish」は言葉さ。

こんな感じです。

秘めたる思いのほどを綴る歌です。

アソシエイションの曲の中でもボーカルの重厚感がある曲です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。

1 件のコメント:

  1. 富田と申します。
    この曲はよく口ずさんでいましたが、貴方の名訳を拝見して

    これ程の思いを綴った歌なのだと初めて知りました。

    他にも翻訳された曲が有れば是非見てみたいです。

    有り難うございました。
    tommy@ht-int.co.jp

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