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2016年11月27日日曜日

The Everly Brothers - So how come (No one loves me)

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

最近は休みになると、無性にギターが弾きたくてたまらないんです。あのAmPlugのおかげで。

前に自作の曲が頭の中でほぼ完成したというような話をしました。GarageBandで作って、ほぼ完成までいきましたが、後一つ、ソロギターのパートが今ひとつの出来なんです。

一回、こんなもんでいいかと思っても、次回聞いてみたらやっぱり違うと思って、何度も何度も、その歌に関しては録りたくなるんですね。ギターソロは、そうした編纂を重ねて作り上げていくものだというのが、前のOh, pretty womanや今回GarageBandで作ってみて実感しました。

と言うわけで、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はエヴァリー・ブラザーズでソー・ハウ・カムという歌です。





ブードルーとフェリスのブライアント夫妻の作です。

ビートルズがBBCのラジオ収録でカバーしたほか、カントリー・シンガーでレイ・チャールズの「愛せずにはいられない」を作ったドン・ギブソンもカバーしています。

では和訳です。

They say that everyone
Needs someone
So how come, no-one, needs me?

みんなは誰かが必要というけど、
どうして誰も僕を必要としないんだろう?

And they say that everyone,
Wants someone
So how come, no-one, wants me?

みんなは誰かがほしいというけど、
どうして誰も僕を欲しがらないんだろう?

If you wonder who the loneliest creatures in the world can be
They're the Ugly Duckling, the Little Black Sheep, and me (UH-HUH)

もし君がこの世の中で、寂しい生き物は何だろうと思うなら、
それはみにくいアヒルの子、黒い羊、そして僕さ。

They say that everyone,
Loves someone
So how come, no-one, loves me?

みんなは誰かを愛するというけど、
どうして誰も僕を愛してくれないんだろう?

こんな感じです。

誰も僕を愛してくれない事を嘆いている歌です。

歌詞に出てくる「Ugly Duckling」「Black Sheep」はそれぞれ愛されない者、という意味合いで使われます。

Ugly Ducklingはみにくいアヒルの子、ご存知の方もいると思います。

アヒルの赤ん坊の中に一羽だけ違う鳥の子供が生まれて、どこへ行っても「お前は家の子じゃない」と除け者にされていて、「どうして僕は誰にも受け入れてもらえないんだ」と泣いていたら、自分と同じ鳥の子供がきて、実は白鳥の子供であった事が分かり、その家族と暮らすようになり、めでたしめでたし、というお話です。

Black Sheepはそのまま訳して黒い羊。

羊の毛は普通白いですね。白い毛から色んな色に染め上げていきます。ところが中にも黒い毛の羊が出てくる事がありました。

昔の技術では、黒い毛からまず白に戻して、そこから色をつける事が出来ませんでした。黒い毛からそのまま色をつける事も然り。そのため、黒い毛の羊は価値が低く、同じく除け者扱いされていました。今では、羊の毛はさておき、人間の髪の毛も脱色して、違う色に染める事も出来る時代になりましたからね。

ちなみにロシアでは黒い毛の羊と同じ意味合いで、「白いカラス」という言葉があります。

実際に白いカラスというのも存在するようです。突然変異で生まれてくる者で、なんでも自然での生存確率が低いようです。カラスは黒いですから、その中に白いカラスが混じれば一層目立ちます。そのせいでまず白い個体は巣から落とされ、黒いカラスの標的にあい、攻撃されて殺されてしまいます。

とまあ、動物の名前が入った「除け者扱い」の言葉が出てきましたが、皆さん、参考になったでしょうか。

今日はこの辺でお時間です。引き続きリクエスト募集中でございます。ある方は、コメント欄の記入よろしくお願いします。

ではまた。

2 件のコメント:

  1. 名久井さん

    こんばんは♪るもんっくすです。
    The Everly Brothers 初めて知りました。
    いいですね!ロカビリー感も感じます(^.^)
    個人的にBPM上げて聴いてみたいと思いました。
    音楽って拡げていくの楽しいですよね!
    鈴音とかいれてホリデーソングにしたい‼とか考えたりしちゃいます。個人的にです(笑)
    ありがとうございます。

    返信削除
  2. るもんっくす様

    いつもコメントありがとうございます。エヴァリー・ブラザーズはカントリーやロックなサウンドの中にも、兄弟の声のハーモニーも美しいので、あの年代のアーティストの中では個性的な存在だと思います。
    拡げてみると分かる良さというのも良いですよね。

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