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2017年5月8日月曜日

Bruce Springsteen - It's hard to be a saint in the city

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はブルース・スプリングスティーンで「都会で聖者になるのは大変だ」です。



デビュー・アルバム『アズベリーパークからの挨拶』収録です。

この頃、ブルースはレコード会社から「第二のボブ・ディラン」のような売り出され方をされていましたが、世間はまだまだ注目しないで、ブルース自身もそんな扱いに嫌気がさしていました。

ですが、この曲の歌詞を見てみると、その影響が窺える事が分かります。

どんな歌なのか和訳をご覧ください。

I had skin like leather and the diamond-hard look of a cobra
I was born blue and weathered but I burst just like a supernova
I could walk like Brando right into the sun
Then dance just like a Casanova


俺は皮のような肌と、コブラのようなダイヤの硬い視線を持っていた。

俺はブルーにくたびれて生まれた、だがスーパーノバみたいに爆発した。

俺は太陽の中をマーロン・ブランドみたいに歩く、そしてカサノバみたいに踊る。


With my blackjack and jacket and hair slicked sweet
Silver star studs on my duds just like a Harley in heat
When I strut down the street I could hear its heart beat


俺のブラックジャックとジャケットを着て、髪も綺麗に整えて、

ハーレーが熱を持ったみたいに、銀の星が俺のボロい服につく。

俺が通りを歩いていたら、そこの心の弾みが聞こえる。


The sisters fell back and said, "Don't that man look pretty."
The cripple on the corner cried out, "Nickels for your pity."
Them gasoline boys downtown sure talk gritty
It's so hard to be a saint in the city


姉ちゃんが振り向いて言った、「ねえ、あのお兄さんカッコよくない?」

足の悪い奴が叫ぶ、「哀れなものにお恵みを」

繁華街のガソリンスタンドの奴らの話は筋が通ってる。

都会で聖者になるのは大変さ。


I was the king of the alley, mama, I could talk some trash
I was the prince of the paupers crowned downtown at the beggar's bash


俺は路地の王者、俺はくだらない話だってできるさ。

俺は貧しい奴らの王子、繁華街の物乞いどもから授与をされた。


I was the pimp's main prophet I kept everything cool
Just a backstreet gambler with the luck to lose
And when the heat came down it was left on the ground


俺はヒモの一番の預言者、全てをクールにこなしてた、

裏通りのギャンブラーみたいに、運を全て使い果たした。

熱気が来ると、全て地面に吸われてった。


The devil appeared like Jesus through the steam in the street
Showin' me a hand I knew even the cops couldn't beat
I felt his hot breath on my neck as I dove into the heat
It's so hard to be a saint when you're just a boy out on the street


通りの煙に乗って、悪魔がキリストみたいに現れた。

警官だってどうでもできない、手の内を俺に見せた。

俺が熱気に飛び込むと、俺は奴の熱い息を感じた。

都会で聖者になるのは大変だ、お前がただの街の少年なら。


And the sages of the subway sit just like the living dead
As the tracks clack out the rhythm, their eyes fixed straight ahead
They ride the line of balance and hold on by just a thread


地下鉄に乗る賢人は、生きる屍みたいに座ってる。

線路がリズムを刻むと、視線をまっすぐ正す。

奴らは糸に乗ってるみたいに、綱渡りをしている。


But it's too hot in these tunnels you can get hit up by the heat
You get up to get out at your next stop but they push you back down in your seat
Your heart starts beatin' faster as you struggle to your feet
Then you're outa that hole and back up on the street


だがこのトンネルは暑すぎる、暑さでやられちまうぜ。

次の駅で降りなきゃいけないのに、奴らはお前を席へ戻す。

足がもつれているうちに心臓が早く打つ。

穴から出ると、通りに出る。


And them South Side sisters sure look pretty
The cripple on the corner cries out, "Nickels for your pity."
And them downtown boys sure talk gritty
It's so hard to be a saint in the city


そしてサウスサイドの姉ちゃんはとても可愛い。

足の悪い奴が叫ぶ、「哀れなものにお恵みを」

繁華街のガソリンスタンドの奴らの話は筋が通ってる。

都会で聖者になるのは大変さ。


こんな感じです。

自分自身を良くしようとしても、簡単に悪に染まる歌です。

「善人が生きる屍みたいに座ってる」で、聖者になるのは大変だ、というのが分かると思います。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメント欄に記入よろしくお願いします。

ではまた。

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