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2017年5月26日金曜日

Sammy Masters - Rockin' red wing

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。RE-DISCOVER MUSICIANSです。

今日の洋楽

今日はサミー・マスターズでロッキン・レッド・ウィングです。



サミー・マスターズが、1907年に作られた「レッド・ウィング」という歌を発掘して、新たに歌詞をつけて歌っています。

サミー・マスターズこと、サミュエル・T・ロウマスターは、1930年7月18日、オクラホマ州ササクワに生まれたロカビリーシンガーです。

1942年、サミー・マスターズが12歳の時に、ラジオ番組でボブ・ウィルスと共演しています。ボブ・ウィルスはスイングとカントリーが混ざった音楽、ウエスタン・スイングの王者と言われた人です。

1950年、コーマック・レコードからシングル「ロスト・リトル・ニッケル」でデビューしました。1952年には、朝鮮戦争のため徴兵に出され、そこでもパフォーマンスをしていました。

1954年に徴兵が終わりカリフォルニアに戻りました。1956年にフォー・スター・レコードから「ピンク・キャデラック」でデビューします。シングル「ロッキン・レッド・ウィング」が出されたのは1959年で、ロサンゼルスでヒットし、ビルボードホット100で64位、イギリスで36位を記録しています。

1964年に自身のレーベルを持ったり、テレビ番組の司会もしたり、音楽からは少し離れた生活をしていました。

2013年3月8日、82歳で亡くなりました。

では和訳です。

There once lived an Indian maid
A teenage Indian maid
Who heard one day her radio play
And the rock an' roller stole her heart away

昔インディアンの少女がいた、
10代のインディアンの少女。
ラジオの音楽を聴いて、
ロックンロールで心を鷲掴みにされたのさ。

And now every single night
All around the campfire bright
All the braves they yearn just to take their turn 
And dance with their heart's delight 

そして毎晩、
明るく燃える篝火の周りで、
戦士たちは自分の順番を待っている、
そう、心を明るくして踊りたいのさ。

Oh yeah, let's rock, rock tonight with Rockin' Red Wing 
While the tom tom's wailin', her feet are sailin' 
Oh yeah, let's rock, rock tonight with Rockin' Red Wing 
A little Indian maiden loves to rock and roll 

そう、ロックしよう、レッドウィングと一緒に。
タムタムが鳴っている間、彼女の足は軽やかに動く。
そう、ロックしよう、レッドウィングと一緒に。
インディアンの少女は、ロックがお好きなのさ。

Her Father, Chief Standing Bear 
Standing with a feather in his hair 
And he taps his feet to the rock and roll beat 
And says, "Red Wing, your dance is mighty neat" 

彼女の父親、スタンディング・ベアー酋長は、
羽を髪にさし立っている。
ロックンロールに乗せてタップしている、
そして言った、「レッドウィング、お前のダンスは素敵だね。」

She dances up a prairie storm 
Just to keep her little wigwam warm 
And her little Brother, Max bought a new tenor sax 
And man, can he blow that horn 

彼女のダンスは平原に嵐を巻き起こした、
小屋を暖めるだけのために。
彼女の弟マックスは、新しいテナーサックスを買った。
なあ、彼は吹けるのかい?

Oh yeah, let's rock, rock tonight with Rockin' Red Wing 
While the tom tom's playin', her feet are sailin' 
Oh yeah, let's rock, rock tonight with Rockin' Red Wing 
A little Indian maiden loves to rock and roll 

そう、ロックしよう、レッドウィングと一緒に。
タムタムが鳴っている間、彼女の足は軽やかに動く。
そう、ロックしよう、レッドウィングと一緒に。
インディアンの少女は、ロックがお好きなのさ。

こんな感じです。

レッドウィングというインディアンの少女とロックンロールの馴れ初めの歌です。

ちなみにスタンディング・ベアー、曲中にも出てきましたが、これはマチュナーザー酋長という実在したインディアンの人です。

インディアンの人たちがオクラホマ州に徒歩で強制移住させられるのは違憲だとして訴えを起こして、勝訴に持ち込んだお方です。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメント欄に記入よろしくお願いします。

ではまた。

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