ページ

2017年9月16日土曜日

Billy Joel - Goodnight Saigon

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はビリー・ジョエルでグッドナイト・サイゴンです。



ビリー・ジョエル作曲、1983年のシングルで、ベルギー、オランダのチャートで1位を記録しています。また、1982年のアルバム『ナイロン・カーテン』収録です。

この歌はベトナム戦争を題材にしたもので、ベトナム戦争で戦った兵士達の、団結と生還しようという目標を持った歌です。

そのため、歌詞中に私を意味する「I」は無く、私達の「We」が使われており、より団結しようという意味が伝わるようにしています。

曲の始まりと終わりでコオロギの鳴き声が入っていますが、それぞれ意味合いが異なっています。始まりの方の鳴き声は一時の平和を、そして終わりの鳴き声は全てが終わった静けさ、といった感じです。

では和訳です。

We met as soul mates

On Parris Island

We left as inmates

From an asylum

And we were sharp

As sharp as knives

And we were so gung ho

To lay down our lives


俺たちは心の友になった、

パリス・アイランドで。

俺たちは囚人として、

この収容所から出た。

俺たちは鋭かった、

ナイフのように。

そして命を捧げるために、

ガムシャラに働いた。


We came in spastic

Like tameless horses

We left in plastic

As numbered corpses

And we learned fast

To travel light

Our arms were heavy

But our bellies were tight


俺たちは痙攣していた、

飼いならされていない馬のように。

俺たちはビニールに入れられた、

番号がつけられた死体になって。

俺たちは分かったのさ、

軽くなって家路に着くのを。

俺たちの腕が重く、

俺たちの腹は膨れて。


We had no home front

We had no soft soap

They sent us Playboy

They gave us Bob Hope

We dug in deep

And shot on sight

And prayed to Jesus Christ

With all of our might


俺たちには銃後も無く、

柔らかい石鹸も無い。

奴らはプレイボーイを送り、

ボブ・ホープも与えられた。

俺たちは地面を深く掘り、

目につくものは撃った。

そして全力を込めて、

イエス・キリストに祈った。


We had no cameras

To shoot the landscape

We passed the hash pipe

And played our Doors tapes

And it was dark

So dark at night

And we held on to each other

Like brother to brother

We promised our mothers we'd write


この景色を写すための、

カメラは無い。

俺たちは大麻のパイプを回して吸い、

ドアーズのテープをかけた。

そこは暗かった。

夜になると暗かった。

俺たちは互いに協力して頑張った、

本当の兄弟みたいに。

俺たちのお袋に、手紙を出すと約束した。


And we would all go down together

We said we'd all go down together

Yes we would all go down together


俺たちは、いつか地面の下に行くのさ。

俺たちは、いつか地面の下に行くのさ。

そう、俺たちは、いつか地面の下に行くのさ。


Remember Charlie

Remember Baker

They left their childhood

On every acre

And who was wrong?

And who was right?

It didn't matter in the thick of the fight


チャーリーを覚えているか?

ベイカーを覚えているか?

奴らは子供の時に、

墓の下に入った。

誰が間違っていて、

誰が正しかったのか?

そんなの、戦いの最中には気にしてられないのさ。


We held the day

In the palm

Of our hand

They ruled the night

And the night

Seemed to last as long as six weeks

On Parris Island


俺たちは頑張って、

昼を支配した。

だが奴らは夜を支配した。

そして、たった一晩が、6週間もの長い間のように思えた、

パリス・アイランドでは。


We held the coastline

They held the highlands

And they were sharp

As sharp as knives

They heard the hum of our motors

They counted the rotors

And waited for us to arrive


俺たちは海岸線を持ちこたえ、

奴らは高台を持ちこたえた。

奴らは鋭かった、

ナイフのように。

奴らは俺たちのモーターの音が聞こえた、

奴らはローターの回転数を数えた、

そして俺たちが攻めてくるのを待っていた。


And we would all go down together

We said we'd all go down together

Yes we would all go down together


俺たちは、いつか地面の下に行くのさ。

俺たちは、いつか地面の下に行くのさ。

そう、俺たちは、いつか地面の下に行くのさ。


こんな感じです。


今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエストございましたら、コメント欄に記入よろしくお願いします。


ではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿