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2018年4月27日金曜日

Jackson Browne - Jamaica, say you will

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はジャクソン・ブラウンでジャマイカ・セイ・ユー・ウィルです。



ジャクソン・ブラウン作曲です。1972年のデビューアルバム『ジャクソン・ブラウン』のオープニングタイトルです。

クライド・ジャクソン・ブラウンは1948年10月9日、西ドイツ・ハイデルベルグ生まれのシンガーソングライターです。ローリング・ストーン誌は「1970年代で最も完成されたアーティスト」と評しています。

1951年にロサンゼルスに移ります。ピアニストだった父親の影響と、弟・セヴェリンからピアノを教わり、音楽に興味を持ち始めます。10代の頃からシンガーソングライターとして活動を始め、地元のクラブに立って演奏をしています。

1964年頃に書いた「青春の日々」が、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドにも参加していたニコという女性シンガーに1967年にカバーされました。この歌は後にイーグルスやニッティー・グリッティー・ダーティー・バンドにもカバーされるなどして、ソロシンガーとしてデビューする前から知られるようになりました。

1972年にアサイラム・レコードからアルバム『ジャクソン・ブラウン・ファースト』でデビュー、そしてデビューシングルとして、同アルバムからのシングルカット「ドクター・マイ・アイズ」を発売しました。全米8位を記録するヒットとなりました。

それ以降も1974年に『レイト・フォー・ザ・ナイト』、1976年に『プリテンダー』とアルバムをヒットさせ、1980年にはアルバム『ホールド・アウト』が全米チャート1位を記録しました。

1983年のアルバム『愛の使者』以降しばらくは、政治的な曲を作るようになりました。リリースは1970年代に比べるとヒットしなくなりますが、音楽的な評価は上がります。

1993年にはアルバム『アイム・アライヴ』がゴールドディスク認定を受けました。これ以降は内省的な曲を作るようになります。

2004年にロックの殿堂入りを果たします。

テレビでも良く流れるカントリーロックナンバー、「テイク・イット・イージー」はイーグルスのオリジナルナンバーと思われがちですが、実はイーグルスのメンバー、グレン・フライとジャクソン・ブラウンの共作です。後にジャクソン・ブラウンもセルフカバーを出しています。

この歌はラジオで流れてきて、「これは良い」と思い今回紹介するに至ります。シングルカットはされませんでしたが、ラジオでも流れるようになり、ジャクソン・ブラウンの人気を高めることになります。

では和訳です。

Jamaica was the lovely one, I played her well

As we lay in the tall grass where the shadows fell

Hiding from the children so they would not tell

We would stay there 'till her sister rang the evening bell


ジャマイカは可愛い娘だった。

影が落ちた高い草の中で横たわったり、彼女と良く遊んだよ。

子供達から隠れてたからチクられはしなかった。

彼女のお姉さんがお帰りの鐘をならすまでそこにいた。


Jamaica, say you will

Help me find a way to fill these empty hours

Say you will come again tomorrow


ジャマイカ、

この空白な時間を埋める方法を教えるって言って。

また明日来るって言ってよ。


The daughter of a captain on the rolling seas

She would stare across the water from the trees

Last time he was home, he held her on his knees

And said the next time they would sail away just where they pleased


波打つ海にいる船長の娘。

森を流れる川越しに見つめていた。

最後に船長が家にいた時、膝に彼女を抱き寄せ、

彼らが幸せになれる国まで航海に出ようって娘に言った。


Jamaica, say you will

Help me find a way to fill these lifeless sails

And stay until my ships can find the sea


ジャマイカ、

死んでるように見えるこの航海を過ごす方法を教えるって言って。

僕の船が海に出るまでいてくれるって言ってよ。


Jamaica was a sweet young one, I loved her true

She was a comfort and a mercy through and through

Hiding from this world together, next thing I knew

We had brought her things down to the bay

- what could I do


ジャマイカは可愛い娘だった、彼女を本当に愛してた。

彼女は慰めて、僕の事を全部許してくれた。

一緒にこの世界から隠れて、次に僕は知った。

彼女が持ってたものを港に持って行ってしまったんだ。

どうしたらいいんだ。


Jamaica, say you will

Help me find a way to fill these sails

And we will sail until our waters have run dry


ジャマイカ、

この航海を過ごす方法を教えるって言って。

僕らの海が乾くまで航海に出るって言って。


こんな感じです。

カリフォルニアの果樹園で働く女の子の事を、ジャマイカと名前を付けて歌った歌です。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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