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2018年5月2日水曜日

Chuck Berry - Let it rock

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はチャック・ベリーでレット・イット・ロックです。



チャック・ベリー作曲です。1960年のシングルで、ホット100で64位、イギリスのチャートでは6位を記録しました。

この時期のチャック・ベリーは14歳のウェイトレスを州外に連れ出して売春をさせた容疑で捕まっており、その影響でアメリカでのセールスは上手くいきませんでした。

そしてこの時期のイギリスでは、後のブリティッシュ・インヴェイジョンの中心となるビートルズやストーンズがバンド活動を始めた時期で、チャック・ベリーは彼らのギターヒーロー的な存在で取り上げられ、6位のヒットを記録したと思われます。

この曲のイントロは「ジョニー・B.グッド」でもお馴染みのリフが使われています。というか、チャック・ベリーの曲はこのリフが使われていることが多いです。

では和訳です。

In the heat of the day down in Mobile Alabama

Working on the railroad with the steel driving hammer

I gotta get some money to buy some brand new shoes

Tryin' to find somebody to take away these blues

"She don't love me" hear them singing in the sun

Payday's coming and my work is all done


アラバマ州モビールの暑い日、

鋼鉄の杭打ちハンマーを持って線路で働いている。

新しい靴を買いたいから金が欲しい、

このブルースを無くしてくれる誰かが欲しい。

「彼女が愛してくれない」って太陽の下で言ってるの聞きながら、

給料日を迎える、俺の仕事も終わるさ。


Well, in the evening when the sun is sinking low

All day I been waiting for the whistle to blow

Sitting in a tee pee built right on the tracks

Rolling them bones until the foreman comes back

Pick up you belongings boys and scatter about

We've got an off-schedule train comin' two miles out


太陽が沈んで夜になって、

笛がなるのを日がな一日待ってたんだ。

線路の真ん中にティピーを立てて、

ボスが来るまでサイコロを振ってた。

「お前ら、荷物とか散らばってたもの全部片付けろ、

2マイル先から予定にない列車が来るぞ。」


Everybody's scrambling, running around

Picking up their money, tearing the tee pee down

Foreman wants to panic, 'bout to go insane

Trying to get the workers out the way of the train

Engineer blows the whistle loud and long

Can't stop the train, have to let it roll on


みんな慌てて、走り回って、

金を持っちゃ、ティピーを壊してた。

ボスはパニックになって、狂いそうになってた。

何とか線路から作業員を離そうとしていた。

操縦士は笛を大きく鳴らして走らせていた。

列車なんか止められないよな、走らせとこうぜ。


こんな感じです。

仕事を終えて、線路の上で楽しみにふけるも、列車が通るというので慌てている歌です。

ティピーとは、テントの一種です。インディアンの移動用住居の事です。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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