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2018年10月22日月曜日

Bob Dylan - Oxford Town

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今こうしてブログを更新していますが、そういえば、と思う事がありました。

今年の12月13日で、このブログが始まって5年になります。

普段はあまり意識していないのですが、1000回とか、もうすぐ5年とか、気がつくとそうなっていた、という感じで気づく事が多いです。

このままだと2000回を通り越してしまうかもしれません。

では洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はボブ・ディランでオックスフォード・タウンです。



ボブ・ディラン作曲です。1963年のアルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』収録曲です。

オックスフォードというと、大学を思い浮かべる人が多いかと思われますが、ここでのオックスフォードはミシシッピ州の街の事です。

1962年に、ミシシッピ大学にジェームズ・メレディスという黒人が入学して、暴動が起き、アメリカの連邦軍が出動する事態になりました。この暴動で、2名が死亡し、48名が負傷するという被害になりました。黒人でも大学に入るというジェームズの行動は公民権運動における歴史的転回点になったと言われています。ジェームズは無事学位を取得して卒業しています。

2分もない短い歌に、この事件の事が事細かに描かれています。

では和訳です。

Oxford Town, Oxford Town

Ev'rybody's got their heads bowed down

The sun don't shine above the ground

Ain't a-goin' down to Oxford Town


オックスフォードの街、

みんなそこでこうべを垂れるのさ。

地面に陽の光が差すことは無い。

オックスフォードに行く事は無い。


He went down to Oxford Town

Guns and clubs followed him down

All because his face was brown

Better get away from Oxford Town


彼はオックスフォードの街に行っちまった。

銃と棍棒があいつを向かわせた。

何故って、彼の顔が茶色だったからさ。

オックスフォードの街から逃げた方が良い。


Oxford Town around the bend

He comes to the door, he couldn't get in

All because of the color of his skin

What do you think about that, my frien'?


オックスフォードは狂ってやがる。

彼は中に入ろうとしたが、門前払いだ。

何故って、彼の肌の色が問題だったんだ。

どう思うんだ、俺の友達よ?


Me and my gal, my gal's son

We got met with a tear gas bomb

I don't even know why we come

Goin' back where we come from


俺と彼女、彼女の息子。

催涙ガスの爆弾を食らっちまった。

どうしてここに来たのか分からない。

俺たちの元いた所に戻るのさ。


Oxford Town in the afternoon

Ev'rybody singin' a sorrowful tune

Two men died 'neath the Mississippi moon

Somebody better investigate soon


オックスフォードの街の午後じゃ、

みんな悲しい歌を歌ってる。

ミシシッピの月の下で、2人の男が死んだ。

誰か捜査してくれよ。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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