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2020年7月13日月曜日

Bruce Springsteen - Nebraska

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日のボブ・ディランのコーナーです。

今日のボブ・ディラン

7月13日(月)



~You don’t need a weather man
To know which way the wind blows~

~天気予報士なんかいなくても
風向きくらいわかる~

「Subterranean homesick blues」より

今日の洋楽

今日はブルース・スプリングスティーンでネブラスカです。



ブルース・スプリングスティーン作曲です。1982年のアルバム『ネブラスカ』収録曲です。

ブルースは普段E・ストリート・バンドと演奏していますが、『ネブラスカ』はブルースがソロで収録しています。

この曲は1958年に実際に起きた殺人事件の犯人、チャールズ・スタークウェザーの目線から殺人の様子を歌っています。スタークウェザーが当時14歳だったキャリル・フューゲートとデートをしようと迎えに彼女の家に行きますが、両親に「うちの娘に近づくな」と言われたスタークウェザーは、所持していた銃で両親を殺し、さらに当時2歳のベティも殺しました。

そしてフューゲートが帰って来て「家族の人達が誘拐されている」と嘘をつき、キャリルを同乗させ、ネブラスカの町中で多数の人達が殺されました。

よって、この歌で歌われる「Her」とはキャリル・フューゲートの事です。

では和訳です。

I saw her standin' on her front lawn just twirlin' her baton 

Me and her went for a ride sir and ten innocent people died 


俺は彼女が芝生の前で、

バトンを回してるのを見た。

そして俺と彼女はドライブに行った、

そうさ、そして10人の罪の無い人が死んだ。


From the town of Lincoln,Nebraska with a sawed off .410 on my lap 

Through to the badlands of Wyoming I killed everything in my path 


ネブラスカのリンカーンて街から、

短銃身の410を膝に乗せ、

ワイオミングのバッドランズの中で、

俺が行く所に居た人を皆殺しにした。


I can't say that I'm sorry for the things that we done 

At least for a little while sir me and her we had us some fun 


俺たちがやった事について、

悪かったとは言えないさ、

実際、俺たちは楽しんでたからな。


The jury brought in a guilty verdict and the judge he sentenced me to death 

Midnight in a prison storeroom with leather straps across my chest 


陪審員が有罪と判決を出し、

裁判長が俺に死刑を言い渡した。

真夜中の刑務所の倉庫で、

体に革の紐を巻かれて吊るされるんだ。


Sheriff when the man pulls that switch sir and snaps my poor head back 

You make sure my pretty baby is sittin' right there on my lap 


執行官さんよ、スイッチが引かれて、

俺の頭が後ろに曲げられる時は、

どうか俺の彼女を膝の上に乗せておいてくれよ。


They declared me unfit to live said into that great void my soul'd be hurled 

They wanted to know why I did what I did 

Well sir I guess there's just a meanness in this world.


みんなは、俺は社会不適合と言うだろう、

そして俺の魂は地獄へと送られるだろう。

なんであんな事をやったのか知りたいんだろうな、

卑劣な物がある、ただそれだけなんだろうな。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

2 件のコメント:

  1. いつも楽しみに見させて頂いています。勝手に「恐らく同じくらいの世代?」(私は1988年生まれです)と思っているのですが、ブログでThe Bossを扱う方を見つけられて感激です。これからも楽しみにしています。

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  2. Hiro様

    コメントありがとうございます。因みに当方は今年27です。ビリー・ジョエルから洋楽にハマって12~3年くらい経ちます。

    まだまだこれからもThe Bossの曲は紹介しますので、よろしくお願いします。

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