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2022年12月18日日曜日

Chuck Berry - Nadine

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

人名ソング特集その4の今日は、チャック・ベリーでネディーンです。



チャック・ベリー作曲です。1964年のシングルで、ホット100で23位を記録しました。

未成年少女の売春示唆による刑務所での服役が終了して、間もなく発売されたシングルです。デビュー曲「メイベリーン」に似せて作られています。

「メイベリーン」で思い出しましたが、「メイベリーン」は1938年に発売されたボブ・ウィルスとテキサス・プレイボーイズの曲、「アイダ・レッド」に似ている、とよく言われます。

私が洋楽にハマり始めた15、6歳の頃は聴いても良く分からなかったんですが、今聴いたら確かに色々似てるな、と思いました。

まずリズムが似てますね。ズンチャ、ズンチャというリズムでずっと進む感じ。裏拍も強いのでリズムがハッキリと分かります。

後は歌詞の流れ、というか、休みなく歌詞が出て来る所も似てますね。これだけ時間がかかって理解できた、という事は、それだけ長い期間古い曲を聴いて来た、という事なんでしょうか。

話が横道に大分それて、ルートから外れた所で修正ッ‼︎

そよ風のようにフットワークが軽いネディーン
という彼女を追いかける男の歌です。

では和訳です。

As I got on a city bus and found a vacant seat,

I thought I saw my future bride walking up the street,

I shouted to the driver "Hey conductor, you must slow down

I think I see her please let me off this bus"


バスに乗って空席の所を見つけたら、

俺の未来の嫁さんが通りを歩くのを見たんだ。

運転手に向かって叫んだ、「車掌さん、スピードを落としてくれよ、

彼女を見たいんだ、俺をバスから降ろしてくれ。」


Nadine, honey is that you?

Oh, Nadine

Honey, is that you?

Seems like every time I see you

Darling you got something else to do


ネディーン、君なのかい?

ネディーン、それは君だったのかい?

君に会う度に、君のやる事は特別に思えるんだ。


I saw her from the corner when she turned and doubled back

And started walkin' toward a coffee colored Cadillac

I was pushin' through the crowd tryna get to where she's at

And I was campaign shouting like a southern diplomat


彼女が角で引き返した所を俺は見たんだ。

そしてコーヒー色のキャデラックに向かって歩いてった。

俺は群衆をかき分けて、彼女の行く先を探したんだ。

そして南部の外交官の選挙演説みたいに叫んだんだ。


Nadine, honey is that you?

Oh, Nadine

Honey, where are you?

Seems like every time I catch up with you

You are up to something new


ネディーン、君なのかい?

ネディーン、どこに居るんだい?

君に追いつく度に、

君は何か新しい事を企んでるみたいだ。


Downtown searching for 'er, looking all around

Saw her getting in a yellow cab heading up town

I caught a loaded taxi, paid up everybody's tab

Flipped a twenty dollar bill, told him "Catch that yellow cab"


ダウンタウンで彼女を探し回った、

街に向かう黄色のタクシーに彼女が乗るのを見たんだ。

俺は他の客が乗ってるタクシーを捕まえた、みんなの金も払ったよ。

20ドル札を渡して言った、「あのタクシーを追ってくれ」って。


Nadine, honey is that you?

Oh, Nadine

Honey, is that you?

Seems like every time I catch up with you

You are up to something new


ネディーン、君なのかい?

ネディーン、どこに居るんだい?

君に追いつく度に、

君は何か新しい事を企んでるみたいだ。


She move around like a wave of summer breeze,

Go, driver, go, go on, catch 'er for me please

Moving through the traffic like a mounted cavalier

Leaning out the taxi window, trying to make her hear


夏のそよ風みたいに動き回る彼女。

頼む、運転手さん、彼女に追いついてくれ。

道路を昔の騎士のように駆け抜けて、

タクシーの窓から身を乗り出して、彼女に少しでも近づこうとした。


Nadine, honey is that you?

Oh, Nadine

Honey, is that you?

Seems like every time I see you

Darling, you are up to something new


ネディーン、君なのかい?

ネディーン、どこに居るんだい?

君を見かける度に、

君は何か新しい事を企んでるみたいだ。


こんな感じです。


今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

2 件のコメント:

  1. 名久井様、洋楽和訳を毎回楽しみにしております。
    リクエストを一曲お願いしたいのですが、よろしければ是非お願いいたします。
    JAMES TAYLORの”BARTENDER BLUES"なのですが、カントリー歌手のGEORGE JONESのバージョンが素晴らしく、本家よりもこちらを長年愛聴しています。よろしくお願いいたします。

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  2. 名久井翔太

    コメントありがとうございます。リクエストお受け致しました。完成したらまたこの記事にコメントします。

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