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2024年8月29日木曜日

Procol Harum - Homburg

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はプロコル・ハルムでホンバーグです。



ゲイリー・ブルッカー、キース・リード作曲です。1967年のシングルで、全英6位を記録しました。

ハンバーグやハンブルグと良く間違われますが、「ホンバーグ」が正解です。因みに、日本でもシングル発売されたんですが、「ハンバーグ」になってます。何故に? ハンバァァァァグッ‼︎‼︎

…ホンバーグとは、帽子の事を言います。こんな感じの帽子です。↓





恋人が出て行って、落胆している男の服装をダメ出ししている歌です。「コートも長すぎるし、そんな帽子似合ってないから取っちまえよ」と言ってます。ダメ出ししてどうしたいんでしょうか。次の恋に進む為の手助け的な感じでしょうか。

では和訳です。

Your multilingual business friend

Has packed her bags and fled

Leaving only ash-filled ashtrays

And the lipsticked unmade bed

The mirror on reflection

Has climbed back upon the wall

For the floor she found descended

And the ceiling was too tall


お前の多言語を話すビジネスフレンドは、

荷物を纏めて出て行った。

灰皿にはタバコの灰で埋め尽くされ、

乱れたベッドには口紅が付いていた。

鏡に反射した光が、

壁を伝って登って行く。

この部屋に居てはダメだと彼女は決断した、

彼女が目指す天井はとても高い所にあったから。


Your trouser cuffs are dirty

And your shoes are laced up wrong

You’d better take off your homburg

'cos your overcoat is too long


お前のズボンの裾は汚れてるし、

靴紐も間違って結ばれている。

そんなホンブルク帽は取っちまえよ、

お前のオーバーコートは長すぎる。


The town clock in the market square

Stands waiting for the hour

When its hands they both turn backwards

And on meeting will devour

Both themselves and also any fool

Who dares to tell the time

And the sun and moon will shatter

And the signposts cease to sign


市場の広場にある街の時計は、

その時を待ちながら立っている。

針が合うと、両方とも後ろに動こうとして、

全てを貪り食らい尽くす、

針自身と、時間を伝えたがる、

愚か者達全てを。

そして太陽と月は粉々に砕け散り、

街灯も光らなくなった。


Your trouser cuffs are dirty

And your shoes are laced up wrong

You’d better take off your homburg

'cos your overcoat is too long


お前のズボンの裾は汚れてるし、

靴紐も間違って結ばれている。

そんなホンブルク帽は取っちまえよ、

お前のオーバーコートは長すぎる。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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