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2016年4月13日水曜日

The Hollies - He ain't heavy, he's my brother

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、I'm still so tired な名久井翔太です。どうぞよろしく。

水曜日は休みですが、ギターとかGarageBandとかやりたい事があるので15:30とか16:00とかに目覚ましをかけますが、物の見事に時間が過ぎてしまいました。笑

まあ、人間休むときにはしっかり休む、これが大事なんでしょうね。

では後半の洋楽和訳コーナー、久々のRE-DISCOVER MUSICIANSです。

今日の洋楽

今日はこのブログでは久々の紹介です。ホリーズで兄弟の誓いという曲です。


ホリーズはイギリスのバンドで、これまた1962年のデビューから現在も解散する事なく活動している息の長いバンドです。

デビュー時のメンバーは以下の通りです。

アラン・クラーク (Allan Clarke, vocal)
グレアム・ナッシュ (Graham Nash, rhythm guitar)
トニー・ヒックス (Tony Hicks, lead guitar)
エリック・ヘイドック (Eric Haydock, bass)
ボビー・エリオット (Bobby Elliott, drum)

元はアランとグレアムがデュオで活動していて、そこへ他のメンバーがやってきてホリーズとなりました。

ホリーズの由来は、

1.メンバーがバディ・ホリーが好きだった
2.クリスマスシーズンと関係がある植物、ヒイラギ(Holly)の由来

この二つを掛け合わせたもの、というらしいです。

デビューシングルはコースターズのAin't that just like me, その次もコースターズのSearchin'。デビューアルバムも彼らが影響を受けたアーサー・アレキサンダーやチャック・ベリー等のカバーが満載です。

イギリスでのチャートインもデビューから着実でデビューは25位。3枚目からはトップ10入り。トップ10入りのシングルがなんと16枚。(でもイギリスで1位を取ったのはI'm aliveのみ。)アランの力強いボーカルやボビー・エリオットの激しいながらも一定のリズムを刻むドラムと、実力はあってイギリスでは人気があるのに、日本ではいまいち人気が無い惜しいバンドです。

1967年頃にメンバーの入れ替えがあり、ベースがエリックからバーニー・カルヴァート (Bernie Calvert)、ギターがグレアムからテリー・シルヴェスター (Terry Sylvester)に変わっています。

では今日の曲紹介ですが、ボビー・スコットとボブ・ラッセルという人達の作です。ただボブ・ラッセルは、ホリーズがこの曲をリリースした5ヶ月後に白血病でこの世を去っています。

アランのボーカルに負けないテリーの高温のコーラス、トニーの低いコーラス。この3人のコーラスが印象的でこの曲のメッセージ性を高めているような気がします。

では和訳です。

The road is long
With many a winding turn
That leads us to who knows where
Who knows where

道はとても長く、
うねっている、
その道の終わりを知る者などいない。

But I'm strong
Strong enough to carry him
He ain't heavy, he's my brother  

けれど私は強い、
彼を運ぶほど充分に。
彼は荷物などではない、兄弟だから。

So on we go
His welfare is of my concern
No burden is he to bear
We'll get there

ただ私達は進む、
彼の幸福が私の気がかり。
彼は重荷などではない、
必ずたどり着いてみせる。

For I know
He would not encumber me
He ain't heavy, he's my brother

分かっている、
彼が邪魔なのではないと。
彼が荷物などではない、兄弟だから。

If I'm laden at all
I'm laden with sadness
That everyone's heart
Isn't filled with the gladness
Of love for one another

もし私が悲しみを
たくさん積みすぎたのなら、
それは皆の心が、
他を愛する事の幸せに
満たされていないからだ。

It's a long, long road
From which there is no return
While we're on the way to there
Why not share
And the load
Doesn't weigh me down at all
He ain't heavy, he's my brother

それは長い道のりだ、
帰り道など私達にはない。
その途上にいるのなら、
私達は助け合わなければならない。
そしてその重荷は、
私の歩みを止める事などない。
彼は重荷などではない、兄弟だから。

こんな感じです。

兄弟と共にゴールにたどり着いてみせる、結束の強さをこの歌に乗せています。

今日はこの辺でお時間です。今週は金曜が休みなので次は金曜日の更新です。

ではまた。

2 件のコメント:

  1. 最後はRoad でなくThe load なので、キリスト?おー神よーと歌っているのでは?

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  2. 匿名様

    コメントありがとうございます。

    ご指摘の歌詞を調べましたら、loadで合っておりました。神の場合はLordとなります。そして、ご指摘された箇所の和訳を見ましたら、間違いを発見しましたので、修正致しました。

    またお願い致します。

    返信削除