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2016年6月19日日曜日

Little Richard - Long tall Sally

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

ブログの入り方がずっと同じですが、「こんばんは、古い」までiPhoneで入力すると以下の文章になるんです。入り方が同じなのは楽ですね。

では後半の洋楽和訳のコーナー、ロックンロールの御大でまだ一度も取り上げてなかった、このお方を紹介します。

今日の洋楽

今日はリトル・リチャードでのっぽのサリーです。


リトル・リチャードはチャック・ベリー、エルヴィス・プレスリーらと並ぶロックンロールの創始者の1人です。エルヴィスやチャックはギターを弾いていましたが、リトル・リチャードはピアノで勝負しました。

1932年12月5日、リトル・リチャードことリチャード・ウェイン・ペニマンはジョージア州メイコンに生まれました。兄弟姉妹が多い家族で、ちびっこだったようでリトル・リチャードと呼ばれるようになりましたが、でも175cmあります。日本では身長高い部類に入るんじゃ無いでしょうか。

1951年にRCAレコードからデビューしますがヒットは出ませんでした。1955年にスペシャリティ・レコードに移籍、シングル「トゥッティ・フルッティ」でデビューします。R&Bチャートで2位。「のっぽのサリー」はその次のシングルです。

その後も「愛しておくれ」「リップ・イット・アップ」「ルシール」などヒットを飛ばします。

しかしキャリア絶頂期の1957年、ツアーの移動に使っていた飛行機が墜落します。落ちるときにリトル・リチャードは「生きて帰って来れるならロックンロールとは縁を切る」と神に祈っていたそうで、結果無事生還し、ロックンロール歌手から一変し、ゴスペル歌手に転向します。1963~4年頃に再びロックンロールに返り咲きますが。

その後も現役でロックンロールしていましたが、2015年、高齢と体調の悪化のため現役を引退します。

リトル・リチャードは幼い頃から知っていて、セサミ・ストリートのショートコーナーにリトル・リチャードが歌っているのが記憶に残っています。高校上がる頃にリトル・リチャードのCDを見つけてファンになりました。

では今日の洋楽、のっぽのサリーの和訳です。

Gonna tell Aunt Mary 'bout Uncle John,

He claim he has the misery but he's havin' a lot of fun,

Oh baby, yeah baby, woo, baby

Havin' me some fun tonight yeah

メアリーおばさんに言わなきゃ、
ジョンおじさんが浮気してるって。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

Well long, tall Sally

She's built for speed, she got

Everything that Uncle John need, oh baby,

Yeah baby, woo baby,

Havin' me some fun tonight 

のっぽのサリーは、
ジョンおじさんのお気に入り、
もう虜になっちまってるのさ。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

Well, I saw Uncle John with bald headed Sally

He saw Aunt Mary comin' and he ducked back in the alley oh baby,

Yeah baby, woo baby,

Havin' me some fun tonight, yeah ow

ジョンおじさんと、スキンヘッドのサリーを見たんだ。
メアリーおばさんに見つかって、路地裏に逃げ込んだんだ。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

Well long, tall Sally

She's built for speed, she got

Everything that Uncle John need, oh baby,

Yeah baby, woo baby,
Havin' me some fun tonight 

のっぽのサリーは、
ジョンおじさんのお気に入り、
もう虜になっちまってるのさ。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

Well, I saw Uncle John with bald headed Sally

He saw Aunt Mary comin' and he ducked back in the alley oh baby,

Yeah baby, woo baby,

Havin' me some fun tonight, yeah ow

ジョンおじさんと、スキンヘッドのサリーを見たんだ。
メアリーおばさんに見つかって、路地裏に逃げ込んだんだ。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

We gonna have some fun tonight,

We gonna have some fun tonight, woo

Have some fun tonight, everything's all right,

Have some fun, have me some fun tonight 

今夜はお楽しみだぜ。
心配するなよ、
みんな上手くいくさ。
今夜はお楽しみだぜ。

こんな感じです。

ジョンおじさんの浮気の歌、というのはこの和訳を見たらお分かりだと思いますが、実はリトル・リチャードは同性愛者でもあるので、これはゲイの歌、という説もあります。

兎にも角にも、この歌が後続のアーティスト達がこぞってカバーするまでに、有名になりました。あのビートルズのポール・マッカートニーの18番でもあるわけですからね。

ちなみに、タイガースの岸部一徳さんが何でサリーと呼ばれるようになったのかは、この曲のビートルズカバーが1964-5年に日本に入ってきてそれが大流行。そして岸部一徳さんは181センチというのっぽ。だから「のっぽ=サリー」となったわけです。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。

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