ページ

2017年4月10日月曜日

Billy Joel - I've loved these days

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はビリー・ジョエルで「楽しかった日々」です。




1976年のアルバム『ニューヨーク物語』収録です。

邦題の「楽しかった日々」。これを聞いて皆様は何を思い浮かべるのでしょうか。

ニューヨーク・ブロンクス出身のビリーは、当時ロサンゼルスが拠点でしたが、ニューヨークの経済危機を新聞で知ったビリーは、ニューヨークに拠点を移す決意をしました。それでこのアルバム、この歌が作られました。

では和訳です。

Now we take our time, so nonchalant

And spend our nights so bon vivant

We dress our days in silken robes

The money comes

The money goes

We know it's all a passing phase


僕らは何も気にせず人生を過ごし、

贅沢な夜を過ごして来た。

シルクのローブに身を包み、

金は入れば出て行く。

そんなのただ過ぎて行くだけなんだ。


We light our lamps for atmosphere

And hang our hopes on chandeliers

We're going wrong, we're gaining weight

We're sleeping long and far too late

And so it's time to change our ways

But I've loved these days


雰囲気でランプに火を灯して、

僕らの望みをシャンデリアにぶら下げた。

僕らは間違っていた、体重は増えて行く。

時間も気にせずずっと寝すぎていた。

だからこのやり方を変える時なんだ。

でも僕はこの生活が好きだった。


Now as we indulge in things refined

We hide our hearts from harder times

A string of pearls, a foreign car

Oh we can only go so far

On caviar and cabernet


上品なもので思う存分楽しんで、

苦しい時から心を背けて来た。

真珠のネックレスに外国の車、

キャビアとカベルネを美味しいと言って、

僕らはその程度の人間だったんだ。


We drown our doubts in dry champagne

And soothe our souls with fine cocaine

I don't know why I even care

We'll get so high and get nowhere

We'll have to change our jaded ways

But I've loved these days


僕らの疑問はドライのシャンペンに浸し、

上等なコカインで僕らの魂を慰める。

心配なんてどうしてするのか分からない。

僕らはハイになったけど、どこにも行けないんだ。

こんなうんざりした生活とはオサラバするんだ。

でも僕はこの生活が好きだった。


So before we end and then begin

We'll drink a toast to how it's been

A few more hours to be complete

A few more nights on satin sheets

A few more times that I can say

I've loved these days


僕らが昔の生活から、新しい生活に変える前に、

昔の生活に乾杯をしよう。

完璧にするためにもっと時間が欲しかった。

サテンのシーツで寝る夜をもっと過ごしたかった。

こんな事を言えるためにもっと時間が欲しかった、

僕はこの生活が好きだったって。


こんな感じです。

昔の生活を変えようとしていつつも、昔の生活が好きだったという歌です。

なんか年配の方が言ってそうな事ですが、これをビリー・ジョエルは27歳の時に作ったんですから、人生の体験というか、そんなものが積み重なってきたんだな、と思います。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメント欄に記入よろしくお願いします。リクエストした方は、お名前をご紹介させて頂きますので、そちらもご了承下さい。

ではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿