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2017年10月15日日曜日

Billy Joel - She’s always a woman

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日は葛西のブックオフまでドライブしました。

ボブ・ディランの1976年のライブアルバム『激しい雨』をゲットしました。

収録曲は以下の通りです。

1. Maggie’s farm
2. One too many mornings
3. Stuck inside of mobile with the Memphis Blues again
4. Oh, sister
5. Lay, lady, lay
6. Shelter from the storm
7. You’re a big girl now
8. I threw it all away
9. Idiot wind

こんな感じです。

1975年から翌1976年まで行われた「ローリング・サンダー・レビュー」のライブを録音したものです。ライブが終わった後、日本でも直後にテレビ放映されました。

アルバムのタイトルが「ローリング・サンダー・レビュー」ではなく「激しい雨」なのは、この公演が行われた1976年5月23日、突然の大雨に襲われて、観客も合羽を着る羽目になり、当のボブ・ディランが「激しい雨は降る」という歌を演奏した事に由来するものです。が、「激しい雨は降る」はテレビで放映されたものの、肝心のライブアルバムには収録されていませんでした。

個人的に思うこのアルバムのハイライトは、「いつもの朝に」です。

「いつもの朝に」は前にこのブログで、アソシエイションのバージョンの和訳を紹介しました。この歌は1964年の『時代は変わる』に収録されたナンバーです。1964年のバージョンはアコギ一本と大人しめな感じですが、このライブでは、バンドサウンドはもちろんのこと、バイオリンの音色が加わって、180度原曲とは違うアレンジです。アルバムだけの曲をあえてこのライブで演奏して、そしてあのアレンジ。私はもう惚れてしまいました。

1970年代のボブ・ディランの声も、よりロックさを増してカッコよくなっています。

皆さんも是非お求めください。

では洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はビリー・ジョエルで、シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマンです。



ビリー・ジョエル作曲です。1977年アルバム『ストレンジャー』収録、また1977年と1986年にシングルカットされ、それぞれ17位、53位を記録しています。

この歌はラブソングですが、曲中の女性の正体は、実はこの時の妻でもあり、マネージメントをしていたエリザベス・ウェーバーの事でした。

ビジネス面で酷い事をされても、ビリーにとってはただ一人の女性、ただ一人の妻として見ていました。

ただ、二人は残念ながら1982年に離婚してしまいます。この歌を作った当時は、こうなる事を予想していたのでしょうか。

では和訳です。

She can kill with a smile

She can wound with her eyes

She can ruin your faith with her casual lies

And she only reveals what she wants you to see

She hides like a child

But she's always a woman to me


彼女はその微笑みで殺し、

その瞳で傷を負わせる。

軽率な嘘で君の信念を傷つける。

君に見て欲しい時だけ打ち明ける。

子供のように隠れる、

でも僕にとって彼女は女性なのさ。


She can lead you to love

She can take you or leave you

She can ask for the truth

But she'll never believe

And she'll take what you give her as long as it's free

Yeah, she steals like a thief

But she's always a woman to me


君に愛するように仕向けるし、

彼氏として君を取るか、別れる事だってできる。

信じて欲しいというのに、彼女からは君を信じない。

見返りを求めないうちに全て手に入れる。

そう、泥棒のように盗んでいく、

でも僕にとって彼女は女性なのさ。


Oh, she takes care of herself

She can wait if she wants

She's ahead of her time

Oh, and she never gives out

And she never gives in

She just changes her mind


彼女は自分の事しか気にしない。

待つ時にはいつまでも待つ、

彼女の時間は彼女のものさ。

彼女は決して諦めない。

決して負けを認めない、

ただ心変わりするだけさ。


She will promise you more

Than the Garden of Eden

Then she'll carelessly cut you

And laugh while you're bleedin'

But she'll bring out the best

And the worst you can be

Blame it all on yourself

Cause she's always a woman to me


彼女は、君にエデンの園以上のものを、

約束するかもしれない。

そして不注意に君を傷つけ、

血を流す時に笑うのさ。

彼女は君に最高のもの、

そして最悪のものをくれるのさ。

自分が悪いのさ、

だって僕にとって彼女は女性なのさ。


Oh, she takes care of herself

She can wait if she wants

She's ahead of her time

Oh, and she never gives out

And she never gives in

She just changes her mind


彼女は自分の事しか気にしない。

待つ時にはいつまでも待つ、

彼女の時間は彼女のものさ。

彼女は決して諦めない。

決して負けを認めない、

ただ心変わりするだけさ。


She is frequently kind

And she's suddenly cruel

She can do as she pleases

She's nobody's fool

But she can't be convicted

She's earned her degree

And the most she will do

Is throw shadows at you

But she's always a woman to me


時々親切になる時もあれば、

突然残酷にもなる。

彼女は楽しんでるだけさ、

誰かを好きになる事もない。

でも罪なんか背負わせられない、

たとえ重大な犯罪だったとしても。

そして最悪な事で、彼女は、

君を不幸にするかもしれない。

でも僕にとって彼女は女性なのさ。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエストございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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