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2017年10月16日月曜日

The Yardbirds - Happenings ten years time ago

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はヤードバーズで、「幻の十年」です。



ジム・マッカーティ、キース・レルフ、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック作曲です。1966年のシングルで、ビルボードホット100で30位、イギリスのチャートで43位を記録しました。

この歌は、ジミー・ペイジとジェフ・ベックがツインリードをとっている、ヤードバーズとしての唯一の録音曲です。

また、デビュー以来のベーシストだったポール・サミュエル=スミスが脱退し、リズムギターだったクリス・ドレヤがベースに転向しますが、この歌においては、ジョンジーこと、ジョン・ポール・ジョーンズがベースを弾いています。

この録音をきっかけに、レッド・ツェッペリン結成がなされたようです。

またギターソロ中に、ジェフ・ベックが訛りをきかせて、'Pop group, are you? You should get your haircut.' I really wish now we'd put in, 'pop group, are you? It's about time you got a day job.' I thought it would've been much funnier." と言っています。

ただ、ジェフ・ベックのセリフはエフェクトと、訛りのせいで、どんな風に言っていたのかは諸説あるようです。

では和訳です。

Meeting people on my way
Seemingly I've known one day
Familiarity of things
That my dreaming always brings


俺が歩く時に会う人たち、

多分前に知り合ったかもしれない。

俺の夢がいつも運ぶ、

良く知ってる事さ。


Happenings ten years time ago
Situations we really know
But the knowing is in the mind
Sinking deep into the well of time
Sinking deep into the well of time


10年前に起こった事、

この場面は俺たちが知ってるものさ。

だが心の中で知ったのさ、

時間の井戸に深く沈んだって。

時間の井戸に深く沈んで。


Walking in the room I see
Things that mean a lot to me
Why they do I'll never know
Memories don't strike me so
Memories don't strike me so


部屋に入って分かった。

この物事が俺にとって大事なものだって。

どうしてそうなるのか、俺は分からないだろう。

思い出は俺をそんなに響かせないのに。

思い出は俺をそんなに響かせないのに。


It seems to me I've been here before
The sounds I heard
, and the sights I saw
Was it real
, was it in my dreams
I need to know what it all means


前、ここに居たかもしれない。

俺が聴いた音、俺が見た景色。

これは現実か?それとも夢なのか?

これが何なのか俺は知りたい。


Happenings ten years time ago
Situations we really know

But the knowing is in the mind
Sinking deep into the well of time
Sinking deep into the well of time


10年前に起こった事、

この場面は俺たちが知ってるものさ。

だが心の中で知ったのさ、

時間の井戸に深く沈んだって。

時間の井戸に深く沈んで。


こんな感じです。

既視感と輪廻の歌です。こんな事があったかもしれない、でもそれが確実なものなのかは分からない、という歌です。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエストございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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