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2018年7月29日日曜日

Joan Baez - Song of Bangladesh

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、フジロックで、改めてボブ・ディランの凄さに圧倒された名久井翔太です。どうぞよろしく。

新潟までレンタカーを走らせて行って参りました。昨日は台風で雨風が非常に強かったです。

関越道を走って行きましたが、大雨の日に200キロも走るんですから、自分でも無茶だ、と思いました。走ってて怖いですよ。雨がはっきり見えるんですよ。それで山の中ですから、何も街灯も無いんですよ。

フジロックは面白かったです。音楽だけじゃなくて食べ物も充実しているので、見ていて飽きませんでした。

いくつかフジロックのステージはあるんですが、ボブ・ディランが出るのはグリーンステージという所です。その日そこでパフォーマンスしたのは、Suchmosというバンドや、ジャック・ジョンソンなどです。

ボブ・ディランの出番は18時50分です。オープニングは映画でも使われた「シングス・ハヴ・チェンジド」でした。

その他歌ったのは、「やせっぽちのバラード」「風に吹かれて」「くよくよするなよ」「追憶のハイウェイ61」「運命のひとひねり」「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」「ホエン・アイ・ペイント・マイ・マスターピース」などです。全然聞いたことがない歌も歌っていました。

ライブを見て思ったんですが、作ったのは自分ですけど、長い歌を、当たり前のように歌詞をトチらずに歌い上げるのは難しいな、と思いました。

ボブ・ディランは多作なもので、意味のないものや、これはこんな歌、というバリエーションが豊富な歌を歌ってきました。

自分にはこれだけの数覚えるのは無理だ、と思った今日この頃です。

では、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はジョーン・バエズで「ソング・オブ・バングラデシュ」です。




ジョーン・バエズ作曲です。1972年のアルバム『カム・フロム・ザ・シャドウズ』収録曲、また前回紹介した「プリズン・トリロジー」とカップリングでシングルカットされています。

同じ時期に、ジョージ・ハリスンが主催した「バングラデシュ難民コンサート」が開催されましたが、それとは実際のところ関係はありません。

が、色々な人がベトナム戦争やバングラデシュの酷い内情などを歌にしていたのがありましたから、全く関係が無いか、と言われればそうでもありません。

平和を思う気持ちは誰にでもある、ということです。

何だっけ、ああ。和訳です。

Bangladesh, Bangladesh

Bangladesh, Bangladesh

When the sun sinks in the west

Die a million people of the Bangladesh


バングラデシュ。

バングラデシュ。

陽が西に沈むと、

100万の人がバングラデシュで死ぬ。


The story of Bangladesh

Is an ancient one again made fresh

By blind men who carry out commands

Which flow out of the laws upon which nation stands

Which is to sacrifice a people for a land


バングラデシュの話は、

命令を遂行する盲目の者たちによって、

もう一度新しく語り継がれる。

国が有効だと認めた法律から流れ出し、

人々を生贄にする事を厭わない。


Bangladesh, Bangladesh

Bangladesh, Bangladesh

When the sun sinks in the west

Die a million people of the Bangladesh


バングラデシュ。

バングラデシュ。

陽が西に沈むと、

100万の人がバングラデシュで死ぬ。


Once again we stand aside

And watch the families crucified

See a teenage mother's vacant eyes

As she watches her feeble baby try

To fight the monsoon rains and the cholera flies


もう一度私たちはそばに立ち、

家族が犠牲にされるのを見た。

衰弱している子供が、

コレラやモンスーンに立ち向かおうとしているのを、

見ている10代の母親の虚ろな目を見て。


And the students at the university

Asleep at night quite peacefully

The soldiers came and shot them in their beds

And terror took the dorm awakening shrieks of dread

And silent frozen forms and pillows drenched in red


大学にいる生徒達は、

夜、静かに眠った。

そして兵士たちが来てベッドを撃った。

テロ行為が寮を恐怖の叫びで呼び覚まし、

沈黙は凍りつき、枕は赤く染まった。


Bangladesh, Bangladesh

Bangladesh, Bangladesh

When the sun sinks in the west

Die a million people of the Bangladesh


バングラデシュ。

バングラデシュ。

陽が西に沈むと、

100万の人がバングラデシュで死ぬ。


Did you read about the army officer's plea

For donor's blood? It was given willingly

By boys who took the needles in their veins

And from their bodies every drop of blood was drained

No time to comprehend and there was little pain


あなたは陸軍将校の、ドナーの血液に関する嘆願書を見た?

それは静脈に注射された少年たちが進んで送られたもの。

彼らの体から、血液の雫の全てが抜き取られた。

理解する時間も無く、痛みもほとんどなかった。


And so the story of Bangladesh

Is an ancient one again made fresh

By all who carry out commands

Which flow out of the laws upon which nations stand

Which say to sacrifice a people for a land


バングラデシュの話は、

命令を遂行する盲目の者たちによって、

もう一度新しく語り継がれる。

国が有効だと認めた法律から流れ出し、

人々を生贄にする事を厭わない。


Bangladesh, Bangladesh

Bangladesh, Bangladesh

When the sun sinks in the west

Die a million people of the Bangladesh


バングラデシュ。

バングラデシュ。

陽が西に沈むと、

100万の人がバングラデシュで死ぬ。


こんな感じです。


今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。


ではまた。

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