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2018年7月17日火曜日

The Rolling Stones - Ruby Tuesday

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、Weeksong特集と参りましょう。今日は火曜日です。

今日の洋楽

火曜日の今日はザ・ローリング・ストーンズでルビー・チューズデーです。



ミック・ジャガー、キース・リチャーズ作曲です。1967年のシングルで、「夜をふっとばせ」と同じ両A面です。ビルボードのホット100では1位を記録し、イギリスのチャートでは3位を記録しました。

ストーンズのマネージャー、アンドリュー・ルーグ・オールダムが、「Let’s spend the night together」はタイトルが性的過ぎるからオンエアされなくなる、という恐れを抱いた為、機転を利かせて両A面にしました。

作者はミックとキース両人となっていますが、ミック本人は「この歌の作曲に関わった覚えはない」とコメントしており、ほとんどキースが作ったものと思われます。

ストーンズはロック、というイメージがありますが、この歌はそのイメージに反して、リコーダーやコントラバスが登場するクラシック調のバラードです。ピアノとリコーダーはブライアン・ジョーンズが、そしてコントラバスはベースのビル・ワイマンが弦を押さえ、キースが弓で弾いています。

では和訳です。

She would never say where she came from

Yesterday don't matter if it's gone

While the sun is bright or in the darkest night

No one knows, she comes and goes


彼女は、どこから来たのかは言わないだろう。

昨日の事なんて、過ぎてしまえばどうても良い事さ。

太陽が出てる時、それか暗い夜の時も、

誰も知らないのさ、どこから来てどこへ行くのか。


Goodbye, Ruby Tuesday

Who could hang a name on you?

When you change with every new day

Still I'm gonna miss you...


さようなら、ルビー・チューズデイ。

誰が君の名前をぶら下げられるんだろう。

毎日、君が変化する度に、

僕は君が恋しいよ。


Don't question why she needs to be so free

She'll tell you it's the only way to be

She just can't be chained to a life where nothing's gained

And nothing's lost at such a cost


何でそんなに自由を求めるのか聞いてはいけない。

彼女は言うだろう、「そうするしかないのよ」って。

何の収穫もない人生に、彼女を縛る事は出来ないのさ、

高い代償を払っても、何も失う事のない人生にも。


Goodbye, Ruby Tuesday

Who could hang a name on you?

When you change with every new day

Still I'm gonna miss you...


さようなら、ルビー・チューズデイ。

誰が君の名前をぶら下げられるんだろう。

毎日、君が変化する度に、

僕は君が恋しいよ。


There's no time to lose, I heard her say

Catch your dreams before they slip away

Dying all the time lose your dreams

And you will lose your mind. Ain't life unkind?


彼女が言った、「1秒たりとも無駄に出来ないのよ」と。

逃げてってしまう前に、夢を掴むのよ。

いつも死ぬように生きて、夢も失って、

心まで失うのよ、人生って残酷じゃない?


Goodbye, Ruby Tuesday

Who could hang a name on you?

When you change with every new day

Still I'm gonna miss you


さようなら、ルビー・チューズデイ。

誰が君の名前をぶら下げられるんだろう。

毎日、君が変化する度に、

僕は君が恋しいよ。


こんな感じです。


ルビー=赤い=情熱的、でしょうか。常に情熱を求めて行動する女性との別れを惜しむ男の歌です。


今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。


ではまた。

1 件のコメント:

  1. ローリング・ストーンズが最初に来日した頃に手に入るブートレッグで歌ってなかったので,この曲はもう歌わないのかと思っていたら,歌ったのでやや意外な感じがしました.一緒に行った連中に「日本人が好きだから,特別に歌ったのかな」と言ったら,ローリング・ストーンズのファンクラブの会員がいて,「えっ,歌うよ」とか言われて,さすがにこいつらの情報はすごいと思いました.インタネットなどない時代です.

    She would never say where she came from
    これは恐らく具体的な移動でなく,出身地のことだと思います.wouldは推量でなく,意思だと思います.「彼女は決してどこで生まれたか言わない」.

    When you change with every new day
    この曲のせいで,withにこういう用法があるのを覚えました.discoverを教科書でなく,ビートルズで覚えた世代です.

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