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2020年9月20日日曜日

The Band - It makes no difference

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日のボブ・ディランのコーナーです。

今日のボブ・ディラン

9月20日(日)



~The riot sound they’re restless
They need somewhere to go
As lady and I look out tonight
From desolation row~

~暴動鎮圧の機動隊は落ち着かず
どこかに出動せずにはいられない
レディーとぼくは今夜見張っている
廃墟の街から~

「Desolation row」より

今日の洋楽

今日はザ・バンドで「同じことさ!」です。




ロビー・ロバートソン作曲です。1975年のアルバム『南十字星』収録曲です。

リック・ダンコがボーカルです。何をしても、どこへ行こうとも、君の事が好きで仕方がない、でももうこの恋は実らないという、哀愁ただよう、ただただ悲しい歌です。

それでいて邦題が「同じ事さ!」と、どこか陽気な感じがします。もう少し何か無かったんでしょうか。笑

では和訳です。

It makes no difference where I turn

I can't get over you and the flame still burns

It makes no difference, night or day

The shadow never seems to fade away


どこへ向こうと何も変わらないんだ。

君を忘れられない、まだ炎は燃えている。

時間が過ぎても何も変わらないんだ。

この影が消える事も無さそうだ。


And the sun don't shine anymore

And the rains fall down on my door


太陽はもう輝かない、

雨が俺のドアに打ち付ける。


Now there's no love

As true as the love

That dies untold

But the clouds never hung so low before


誰にも告げられる事の無く、

ただただ死にゆく愛ほど、

美しい物はない。

でもあの雲がこんなに低く浮かぶ事は無かった。


It makes no difference how far I go

Like a scar, the hurt will always show

And it makes no difference who I meet

They're just a face in the crowd on a dead-end street


どれだけ遠く離れても何も変わらないんだ。

傷跡のように、痛みはずっと露出しているんだ。

誰に会おうとも何も変わらないんだ。

みんな袋小路にいる群衆にしか見えない。


And the sun don't shine anymore

And the rains fall down on my door


太陽はもう輝かない、

雨が俺のドアに打ち付ける。


These old love letters

Well, I just can't keep

Just like the gambler says:

"Read 'em and weep"

And the dawn don't rescue me no more


この古いラブレター、

俺にはもう取っておけない。

ギャンブラーが良く言うやつさ、

「これを見て泣くがいい」ってな。

夜明けももう俺を救ってくれる事も無いのさ。


Without your love, I'm nothing at all

Like an empty hall, it's a lonely fall

Since you've gone it's a losing battle

Stampeding cattle, they rattle the walls


君の愛が無ければ、俺は何物でもない。

空っぽなホールみたいに、俺は寂しく落ちていく。

君が居なくなってから、戦いにはいつも負けてばかり。

家畜が脱走して、壁をグラグラと揺らすんだ。


And the sun don't shine anymore

And the rains fall down on my door


太陽はもう輝かない、

雨が俺のドアに打ち付ける。


Well, I love you so much

That it's all I can do

Just to keep myself from telling you

That I never felt so alone before


君をとても愛してる、

俺に出来るたった一つの事は、

君に言わないで我慢する事さ、

こんなにも寂しい気持ちになった事は無いってね。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

3 件のコメント:

  1. Rロバートソンの詩は芸術ですね。ラスト・ワルツのアレンジが最も好きで、最も感動した曲です。

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  2. いつだってそうです、女々し男の叫び声

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