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2020年12月26日土曜日

Crosby, Stills, Nash and Young - Ohio (Re-translate)

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日は今年最後の土曜日です。

では、今日のボブ・ディランのコーナーです。

今日のボブ・ディラン

12月26日(土)



~You told me that you’d be sincere
Every day of the year’s like playin’ Russian roulette~

~裏表のないようにするって言ってくれたじゃないか
一年中毎日ロシアン・ルーレットをしているかのよう~

「True love tends to forget」より

今日の洋楽

Re-translate26回目の今日は、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(以下、CSN&Y)でオハイオです。




1970年の作品です。

同年5月に起きた「ケント州立大学銃撃事件」を題材にした歌です。

1969年に終結されたと思われたベトナム戦争ですが、その年の11月に米軍が現地ベトナム人を多数銃殺した「ソンミ村虐殺事件」が発覚しました。これによりアメリカ全土で学生による反戦デモが生まれました。

そして1970年4月30日、「米軍部隊によるカンボジア侵略が開始された」と当時の大統領ニクソンが発表しました。学生の反発は更に高まり、パトカーにビール瓶を投げたり、繁華街のショーウィンドウを割ったりするなど破壊行為が多数起きました。

5月4日、オハイオ州のケント州立大学にてこの日に計画していたデモが行われました。オハイオ州兵は学生達を解散させようとしましたが、全く聞く耳を持たぬどころか、投げられた催涙ガスを投げ返すなど、州兵に対して暴力行為をしかけるばかり。降伏する様子が見られないと明確に分かったので、オハイオ州兵は銃撃に出ました。そしてデモに参加していた2名の学生、そして次の授業に向かう途中だったまた2名の学生が犠牲になりました。

この事件の影響は大きく、遺体の奥で泣き叫ぶ様子が収められた写真はピューリッツァー賞を獲得し、またその事件の10日後にはミシシッピ州ジャクソンで同じような状況でデモが発生して、2名の学生が死亡するという事件が起きました。

この事件を受けてCSN&Yは急遽この歌を録音して、3週間も経たずにリリースされました。

↓が最初の和訳です。


↓が今回の和訳です。

Tin soldiers and Nixon coming

We're finally on our own

This summer I hear the drumming

Four dead in Ohio


鉛の兵隊を引き連れてニクソンがやってきた、

とうとう俺たちだけになった。

この夏銃声を聞いた、

4人がオハイオで死んだ。


Gotta get down to it

Soldiers are cutting us down

Should have been done long ago

What if you knew her

And found her dead on the ground

How can you run when you know?


みんな抵抗するなよ。

兵隊が俺たちを殺そうとしてる、

こんなの昔に終わってる事なんだ。

どうする、君の彼女が、

地面で死んでいるのを見たら。

知ったら逃げられると思うか?


Gotta get down to it

Soldiers are cutting us down

Should have been done long ago

What if you knew her

And found her dead on the ground

How can you run when you know?


みんな抵抗するなよ。

兵隊が俺たちを殺そうとしてる、

こんなの昔に終わってる事なんだ。

どうする、君の彼女が、

地面で死んでいるのを見たら。

知ったら逃げられると思うか?


Tin soldiers and Nixon coming

We're finally on our own

This summer I hear the drumming

Four dead in Ohio


鉛の兵隊を引き連れてニクソンがやってきた、

とうとう俺たちだけになった。

この夏銃声を聞いた、

4人がオハイオで死んだ。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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