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2022年6月30日木曜日

Elton John - Screw you

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早いもので今年も今日で上半期が終わります。

異例の早い梅雨明けで、電力逼迫の危機となっております。こんだけ暑くて、エアコン必須の過酷なこの国で、これからの夏はどうなってしまうんでしょうか。

では、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はエルトン・ジョンでスクリュー・ユーです。



エルトン・ジョン、バーニー・トウピン作曲です。1973年のシングル「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」B面曲です。

サブタイトルが「Young man’s blues」となっています。

内容は、大人への反発を歌ったものです。尾崎豊の「15の夜」や「卒業」に世界観が似ています。

Screwは「ネジを締める」という意味がありますが、Screw youで「畜生」や「クソッタレ」という俗語になります。また、他人と◯⚪︎◯◯することもScrewが使われる時があります。

そんなタイトルじゃまずい、とレコード会社が危惧したのか、「Young man’s blues」というサブタイトルが付けられたと思われます。

では和訳です。

When I was a boy I had a lot of fun

I lived by the sea, I was a fisherman's son

My mother she was a fisherman's wife

She was scrubbing floors most of her life


俺が子供の頃は楽しかった。

海の側に住んでたんだ、親父が漁師だったから。

だからお袋は漁師の嫁、

彼女は床掃除をずーっとやってたのさ、人生のほとんどを。


They said screw you

I ain't got nothing to lose

I could paper a matchbox

With the money I use


みんなからはクソッタレと言われたけど、

何も失う物は無い。

使った金で、

マッチ箱に紙を貼れるんだ。


Screw you

I ain't got nothing to lose

I could paper a matchbox

With the money I use


クソッタレ、

何も失う物は無い。

使った金で、

マッチ箱に紙を貼れるんだ。


At the school I attended I got into fights

I was beaten in an alley on a cold winter night

The teachers cared less for the blood in our veins

They got most of their thrills out of using a cane


通ってた学校じゃ喧嘩三昧。

寒い冬の夜に路地裏でボコボコにされた。

先生達は俺らの静脈の血など気にもかけなかった。

体罰で鞭を使う事でスリルを感じてたからな。


They said screw you

Oh you bloody young fools

I could get more sense

Out of the back end of a mule


みんなからクソッタレと言われた、

馬鹿野郎、

あの頑固者よりも、良識を持つ事も出来るんだぜ。


Screw you

Oh you bloody young fools

I could get more sense

Out of the back end of a mule


クソッタレ、

馬鹿野郎、

あの頑固者よりも、良識を持つ事も出来るんだぜ。


So you see there's men who get paid for being slaves

And men who get paid for being free

And there's men behind bars who pray for the light

And men in the suburbs who pray for the night

And they're all trying to climb to the top of the mine

And all of them say most of the way


奴隷を演じて金を貰ってる奴もいれば、

自由にして金を貰う奴もいる。

獄中で光に祈る奴もいれば、

郊外で夜に祈る奴もいる。

みんな鉱山のてっぺんに登ろうとして、

みんなこう言うのさ。


Screw you


クソッタレってね。


I worked in the mill from seven till nine

Tears in my eyes nearly drove me half-blind

Trying to make wages that weren't even there

Taking hell from a foreman with the build of a bear


朝の7時から夜の9時まで製粉場で働く。

涙が溢れて半盲になる勢いだ。

支払われるつもりもない給料を得ようとしてるのさ、

そしたら熊の体格の職長からこっぴどく叱られる。


He said screw you

This is all you'll ever do

It's the only existence

For someone like you


あいつは言ったよ、「クソッタレ」ってね。

それがお前のやる事だって、

お前みたいなのが存在を証明出来るのは、

それしか無いぞ、ってね。


Screw you

This is all you'll ever do

It's the only existence

For someone like you


俺も言うよ、クソッタレ、

それだけやって、

あんたは金を貰ってるんだろ。


Screw you

Screw you


だったらあんたもクソッタレだ。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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