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2023年4月6日木曜日

Gilbert O’Sullivan - Alone again (naturally)

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はギルバート・オサリバンでアローン・アゲインです。




ギルバート・オサリバン作曲です。1972年のシングルで、イギリスのチャートで3位を記録しました。

超有名曲です。曲名・アーティスト名は聞いたこと無くても、この曲はどこかで聴いた事があるな、と思うはずです。

暗ーい曲です。早い話が自殺ソングです。恋人に見捨てられ、両親も亡くなって、天涯孤独となってしまった自分を悲しむ歌です。

では和訳です。

In a little while from now

If I'm not feeling any less sour

I promise myself to treat myself

And visit a nearby tower


今から少し経ったら、

不満さえ感じなくなったら、

こうしてやろう、と思ったんだ。

近くの塔に行って、


And climbing to the top

Will throw myself off

In an effort to make clear to whomever

What it's like when you're shattered


てっぺんまで登ったら、

そこから身を投げるんだ。

僕は分からせたいんだ、

打ちのめされるのはこんな感じだって事を。


Left standing in the lurch 

At a church where people saying 

My God, that's tough, she stood him up

No point in us remaining 


突然の事で立ち尽くしたんだ。

教会で人々が口々に言う、

「ああ可哀そうだ、彼女にすっぽかされたんだ。

私達がここに居ても仕方がない。」


We may as well go home

As I did on my own

Alone again, naturally


「もう帰ろう。」

自分がそうしたように、

自然とまた独りになってしまった。


To think that only yesterday

I was cheerful, bright and gay

Looking forward to, well, who wouldn't do

The role I was about to play


昨日までの事を思い返すと、

僕は明るく陽気に笑い合ってた。

楽しみだった、楽しみじゃない人なんて居るのか?

その役割を演じるはずだったのに。


But as if to knock me down

Reality came around

And without so much as a mere touch

Cut me into little pieces


でも僕を打ちのめすかのように、

現実が非情にも襲い掛かった。

ほんの少し触れただけの一撃で、

僕は粉々になった。


Leaving me to doubt

Talk about God in His mercy

Who, if He really does exist

Why did He desert me?


疑念の中に取り残され、

神様の御慈悲とは何なのかを話した。

もし神様が本当に存在するのなら、

なぜ僕を無視したのだろう、って。


And in my hour of need

I truly am, indeed

Alone again, naturally


こんなに必要としてる時に、

僕は完全に、

自然と独りになってしまった。


It seems to me that there are more hearts

Broken in the world that can't be mended

Left unattended

What do we do?

What do we do?


世界を見渡せば、他にも心が傷付けられ、

誰にも身向けされずにいる人がいると思う。

どうすれば良いんだろう?


Alone again, naturally


自然と独りになってしまった。


Now, looking back over the years

And whatever else that appears

I remember I cried when my father died

Never wishing to hide the tears


何年も前の事を振り返ると、

あんな事があったな、と思い返す。

僕の父さんが亡くなった時僕は泣いたんだ、

人目も憚らずに。


And at sixty-five years old

My mother, God rest her soul

Couldn't understand why the only man

She had ever loved had been taken


そして65歳で、

母さんは天に召された。

理解出来なかった、母さんの最愛の人が奪われて、


Leaving her to start

With a heart so badly broken

Despite encouragement from me

No words were ever spoken


母さんなしで始めろと言うのか。

心はこんなに傷ついたというのに。

僕が励まそうとしても、

何も言わなくなった。


And when she passed away

I cried and cried all day

Alone again, naturally 

Alone again, naturally


母さんが亡くなった時、

僕は一日中泣いた、

完全に独りになってしまった、と。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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