ページ

2025年6月19日木曜日

The Beach Boys - Fun, fun, fun

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はザ・ビーチ・ボーイズでファン・ファン・ファンです。




ブライアン・ウィルソン、マイク・ラヴ作曲です。1964年のシングルで、ビルボードホット100で5位を記録しました。

父親に図書館に行くと嘘をついて、実際はハンバーガーショップや色んな所へサンダーバードを乗り回していた、という実在するラジオ局オーナーの娘の出来事をモチーフにした歌です。歌の主人公はちゃっかり彼女をモノにしています。

では和訳です。

Well she got her daddy's car

And she's cruisin' through the hamburger stand now

Seems she forgot all about the library

Like she told her old man now

And with the radio blasting

Goes cruising just as fast as she can now


彼女はパパの車に乗って、

ハンバーガースタンドに立ち寄ったのさ。

パパに言ってた図書館による話、

すっかり忘れたみたいだ。

ラジオもガンガンにかけて、

最速で駆け抜けて行くのさ。


And she'll have fun fun fun

'Til her daddy takes the T-Bird away

(Fun fun fun 'til her daddy takes the T-Bird away)


そして彼女は楽しくて仕方ないだろうね、

パパがサンダーバードを取り上げるまではね。


Well the girls can't stand her

'Cause she walks looks and drives like an ace now

(You walk like an ace now you walk like an ace)

She makes the Indy 500 look like a Roman chariot race now

(You look like an ace now you look like an ace)

A lotta guys try to catch her

But she leads them on a wild goose chase now

(You drive like an ace now you drive like an ace)


他の女の子達は彼女に我慢ならない、

歩き方も見た目もエース級だから。

(君はエースのように歩く)

彼女にとっちゃインディ500も、

古代ローマの二輪馬車のレースになっちゃう。

(君はエースのような見た目)

男どもは彼女をモノにしようとするけど、

結局骨折り損になるのさ。

(君はエースのように乗り回す)


And she'll have fun fun fun

'Til her daddy takes the T-Bird away

(Fun fun fun 'til her daddy takes the T-Bird away)


そして彼女は楽しくて仕方ないだろうね、

パパがサンダーバードを取り上げるまではね。


Well you knew all along

That your dad was gettin' wise to you now

(You shouldn't have lied now you shouldn't have lied)

And since he took your set of keys

You've been thinking that your fun is all through now

(You shouldn't have lied now you shouldn't have lied)


気付いてるだろ、

君のパパが勘づき始めたんだ。

(嘘をつくべきじゃなかった)

パパにキーを取り上げられて、

君はもう楽しみが終わったって思ってる。

(嘘をつくべきじゃなかった)


But you can come along with me

'Cause we gotta a lot of things to do now

(You shouldn't have lied now you shouldn't have lied)


そしたら僕と一緒になろうよ、

一緒にやりたい事がたくさんあるから。

(嘘をつくべきじゃなかった)


And we'll have fun fun fun now that daddy took the T-Bird away

(Fun fun fun now that daddy took the T-Bird away)

And we'll have fun fun fun now that daddy took the T-Bird away

(Fun fun fun now that daddy took the T-Bird away)


パパにサンダーバード取り上げられても、

僕らは楽しみまくるんだ。


こんな感じです。

あなたのお名前何ァんて由来のコーナー、今回はビーチ・ボーイズのメンバー、ブライアン・ウィルソンのブライアンの由来を紹介します。

Brian

古代ケルト語で「力」または「高貴さ」を意味する「Brigā」に由来する。前半は古代アイルランド語で丘を意味する「bre」に由来する。

10世紀にアイルランドを統治したブライアン ボル王によって、アイルランドで人気を博す。


という事で、Brianと名付けられたこの方は、「高貴さや力を持つ人に育って欲しい」という願いが込められているのかもしれません。

音楽好きの間では既に広まっている事でしょうが、ビーチ・ボーイズの中心メンバーだったブライアン・ウィルソン氏が去る6月11日、82歳でこの世を去りました。非常に残念な事です。

60年代などの古い音楽を愛する私としては、こういった海外のアーティスト・ミュージシャンが亡くなるのは避けられない事として、心の中で故人を悼むばかりでした。

ですが今回はリアルタイムからは少しずれましたが、哀悼の意を表して、ブライアン氏の残した数々の名曲の一つを紹介するに至りました。これを追悼としたいと思います。

ありがとうございました。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿