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2017年1月20日金曜日

Jackie Brenston - Rocket 88

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はジャッキー・ブレンストンでロケット88です。



ジャッキー・ブレンストン作曲です。

ジャッキー・ブレンストンは1930年8月15日、ミシシッピ州クラークスデール生まれのR&Bシンガーです。

陸軍除隊後の1947年にサックス奏者になり、アイク・ターナーのバンドに加わります。1951年に出したシングル、「ロケット88」はその年のR&Bチャートの首位を記録、そして「最初のロックンロールの曲」の一つとしても知られるようになります。後にビル・ヘイリーにもカバーしている名曲です。

その訳とは、1950年当時、エレキギターは流通していましたが、今で言うオーバードライブやファズとか、エレキギターの音色を色々いじくる技術はまだありませんでした。

しかし何かの拍子にアイク・ターナーのギターアンプに穴が開き、今で言うディストーションやファズそっくりの音を出していました。皆様がイメージするエレキギターの音を最初に出していたんですね。

当のジャッキー・ブレンストンは、アイク・ターナーのバンドを抜けたり戻ったりしていました。しかし1955年から1962年まで在籍した時、アイクはジャッキーに「ロケット88」を歌わせることはありませんでした。アルコール依存症になりながらも、地元のバンドで歌ったり、トラックの運転手としても働いていましたが、1979年12月15日、心筋梗塞で亡くなりました。

ではロケット88がどんな歌なのか和訳をご覧頂きましょう。

You may have heard of jalopies,

You heard the noise they make,

Let me introduce you to my Rocket '88.

Yes it's great, just won't wait,

Everybody likes my Rocket '88.

Gals will ride in style,

Movin' all along.


このオンボロ車の音を聞いただろ、

そいつの出すうるさい音。

俺のロケット88を紹介させてくれよ。

こいつはいいぜ、待たせやしないぜ。

みんな俺のロケット88が好きなんだ。

女の子もこいつに惚れるさ、

飛ばしていくぜ。


V-8 motor and this modern design,

My convertible top and the gals don't mind

Sportin' with me, ridin' all around town for joy.

(Spoken) -- Blow your horn, Rocket, blow your horn!


V8のモーターとこのモダンなデザイン、

オープンカーだから気にすることはないぜ。

俺と自慢しようぜ、街をこいつで乗り回すんだ。

ホーンを鳴らせ、ロケット!


Step in my Rocket and-a don't be late,

We're pullin' out about a half-past-eight.

Goin' on the corner and-a havin' some fun,

Takin' my Rocket on a long, hot run.

Ooh, goin' out,

Oozin' and cruisin' along.


俺のロケットに乗ってくれりゃ遅れやしないぜ。

8時半過ぎに出ようぜ。

角へ行って、お楽しみさ。

俺のロケットで、イカした走りに行こうぜ。

行こうぜ、

ガソリンなんか垂れ流しても構わないぜ。


Now that you've ridden in my Rocket '88,

I'll be around every night about eight.

You know it's great, don't be late,

Everybody likes my Rocket '88.

Gals will ride in style,

Movin' all along.


俺のロケット88には乗っただろ。

8時辺りには着いているから。

イカしてるだろ、遅れるなよ。

みんなこいつが好きなんだから。

女の子はみんな寄ってくる、

だから俺と行こうぜ。


こんな感じです。

早い話が車自慢ですが、前にも書いた通り、ロックンロールは「性交」という意味も持つので、「Ride」とか「Ooze」とか「Noise」、「性交」という観点で見ると…中々ですよ。笑

だからロックンロールの曲の和訳を追うのは、そういうのに耐性がある方だけしてくださいね。私はあるので載せていますが。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメント欄に記入よろしくお願いします。

ではまた。

2 件のコメント:

  1. るもんっくす2017年1月22日 22:25

    名久井 将太 様

    こんにちは、るもんっくすです。
    久しぶりのコメントです!

    ジャッキー・ブレンストンいいですね。
    歌詞は(笑)私も抵抗がないとも言えませんが、いろんな解釈ができますからね。当時の時代背景のようなものもあるんでしょうか。

    "ガソリン垂れ流しでもいい"って...長く持たなそうです...
    (ごめんなさい..(。-ω-)

    たまに読みに来ています。ありがとうございます。

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    返信
    1. るもんっくす様

      いつもご覧頂きありがとうございます。あの当時はロックンロールはまだまだ若者の音楽という感じで、色々な意味で欲求不満な事を音楽にぶつけたりして解消していたんだと思います。だって「ロックンロール」ですからね。笑

      私もたまにるもんっくす様のTwitter拝見しております。

      今年は今回がこのブログ初コメントです。またよろしくお願いします。

      削除