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2017年2月10日金曜日

T-Bone Walker - Stormy Monday

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日は、T-ボーン・ウォーカーでストーミー・マンデーという歌です。




T-ボーン・ウォーカーことアラン・ティーボー・ウォーカーは1910年5月28日、テキサス州リンデン生まれのブルース・ギタリストです。T-ボーン・ウォーカーは、それまでアコースティックでしか演奏されてなかったブルースに、初めてエレキギターを持ち込んで流行らせた人物といわれています。

継父からギターやバンジョーなどを習い、音楽に興味を持ったアラン少年は、何と10歳で学校をドロップアウトし、15歳でプロミュージシャンになります。

そして1929年、コロムビア・レコードより「ウィチタ・フォールズ・ブルース」でシングルデビューします。この時の芸名は「オーク・クリフ・Tボーン」でした。

1935年に結婚し、子供も作り、ロサンゼルスに移住したT-ボーン・ウォーカーは、レス・ハイト楽団に入り「T-ボーン・ブルース」を歌い、知名度を上げていきます。レス・ハイト楽団には、あのラッパを吹いた時の頰の膨らみでおなじみのディジー・ガレスピーも在籍していました。

1946年から1948年まではブラック・アンド・ホワイト・レコードに在籍しています。その時に録音されたものの一つが「ストーミー・マンデー」です。

1960年にはマディやハウリン・ウルフ、ジョン・リー・フッカー、ロニー・ジョンソンなど、名だたる名ブルース・ミュージシャンが勢ぞろいしてパフォームした「アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティバル」にも出場しました。

その後もアルバム発売や公園を続けるなど精力的な活動をしていましたが、1975年3月17日、肺炎のため64歳でこの世を去りました。

T-ボーン・ウォーカーのギターの特徴としては、フルアコ特有の甘いサウンドを駆使して、それまでの田舎のイメージが強かったブルースを、都会に持ち込んで都会的に洗練して演奏しています。どこかジャズを匂わせるようなサウンドです。実際に上の動画を見てみれば分かると思います。

では和訳です。

They call it stormy Monday, but Tuesday's just as bad

They call it stormy Monday, but Tuesday's just as bad

Wednesday's worse, and Thursday's also sad


みんなは嵐の月曜日と言うけど、火曜日だってひどいさ。

みんなは嵐の月曜日と言うけど、火曜日だってひどいさ。

水曜日もひどけりゃ、木曜日だって悲しくなる。


Yes the eagle flies on Friday, and Saturday I go out to play

Eagle flies on Friday, and Saturday I go out to play

Sunday I go to church, then I kneel down and pray


鷹は金曜日に飛んで、土曜日俺は外へ出かける。

鷹は金曜日に飛んで、土曜日俺は外へ出かける。

日曜日は教会に行って、跪いて祈るのさ。


Lord have mercy, Lord have mercy on me

Lord have mercy, my heart's in misery

Crazy about my baby, yes, send her home to me


神よ、どうか私に御慈悲を。

神よ、どうか私に御慈悲を。

俺はあの子に首ったけ、彼女を家に送ってくれよ。


こんな感じです。

月曜日ってブルーだぜ、という歌です。

調べて分かった事ですが、この曲の歌詞のEagleは、ドル札の後ろに書かれている鷲の事をさします。ですから、金曜日には給料を貰って、土曜日に遊びに出かける、という意味なんです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメント欄に記入よろしくお願いします。

ではまた。

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