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2018年7月9日月曜日

Joan Baez - Prison trilogy

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

毎日毎日更新しておりますが、どうやってこんなにハイペースで更新しているのか、気になった方いらっしゃるんじゃないでしょうか。

今日はどのようにブログの記事を書いているのかご紹介したいと思います。

まず、このブログの要ともいえる洋楽和訳です。

これは、色々な歌詞を、iPhoneのメモ機能にコピペして、そのコピペしたものを和訳します。

歌詞を選ぶ際の個人的なルールとしては、まず一度歌詞を選んだアーティストは、7日分、つまり1週間分の違うアーティストの歌詞を用意するまでは、用意しない、という事です。

そして、なるべく下書きの段階でオワコンを作らない、という事です。

オワコンとは、終わったコンテンツ、という意味ですが、長らく更新されなかったアーティストが、色々なアーティストを紹介していると出てくるので、なるべく再登場させる、という事です。

続いて、ブログ記事です。

以前はその日に全部作っていましたが、面倒になって来たので、ブログの文章の今日の洋楽という部分以降を下書きの段階で完成させます。

そして更新当日になったら、こんばんは、から始まって、「早速〜」か「では、洋楽和訳〜」までを書きます。前半部分で何か話があれば当日に書きます。

先日1000回目を迎えましたが、節目節目のアニバーサリー記事は、当日に全部仕上げています。その方が自分自身の感動が伝えやすい、と思います。

だから次回の2000回アニバーサリー記事は、当日に書きますよ。これが1100回にたとえなったとしても同じです。

という訳で、このブログが何故こんなに毎日更新できるのか、というのをご紹介しました。

では、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はジョーン・バエズでプリズン・トリロジーです。



ジョーン・バエズ作曲です。1972年のアルバム『カム・フロム・ザ・シャドウズ』収録曲です。また同年発売のシングル「ソング・オブ・バングラデシュ」B面曲です。

私が今年買った『A&Mイヤーズ』で最初に知りました。

この歌は牢屋に入れられて死んだ三人の男を歌っています。一人は車を盗んで飲酒運転で捕まったビリー・ローズ、一人は無断で国境を越えて妻と子供を残したルナ、そして一人は折角釈放されたのにまた入る羽目になったキロワットです。

それぞれ酷い目にあって死んだので、犯罪者とはいえ酷い事をするな、という歌です。

ジョーン・バエズとボブ・ディランの方向性の違いが出ていると思われます。

では和訳です。

Billy Rose was a low rider, Billy Rose was a night fighter

Billy Rose knew trouble like the sound of his own name

Busted on a drunken charge

Driving someone else's car

The local midnight sheriff's claim to fame


ビリー・ローズはローライダー、

ビリー・ローズは夜の格闘家。

彼の名前の響きのように、ビリー・ローズは揉め事を知っていた。

他の人の車を盗んで、

飲酒運転で捕まった。

地元の夜回り警官の手柄だった。


In an Arizona jail there are some who tell the tale how

Billy fought the sergeant for some milk that he demanded

Knowing they'd remain the boss

Knowing he would pay the cost

They saw he was severely reprimanded


アリゾナの牢屋じゃ話をしてくれる人がいるわ、

牛乳が飲みたくて軍曹と戦った話を。

ボスには敵わないって知ってた。

戦った代償を払うだろうって知ってた。

そして彼は激しく懲戒されたわ。


In the blackest cell on "A" Block

He hanged himself at dawn

With a note stuck to the bunk head

Don't mess with me, just take me home


Aブロックの暗い独房で、

彼は首を吊って死んだわ。

寝台の枕元には遺書が残されていた。

「俺に構うな、家に帰してくれ。」


Come and lay, help us lay

Young Billy down


さあ、埋葬するのを手伝ってちょうだい、

若いビリーの遺体を。


Luna was a Mexican the law called an alien

For coming across the border with a baby and a wife

Though the clothes upon his back were wet

Still he thought that he could get

Some money and things to start a life


メキシコ人のルナは、異邦人と法律で呼ばれた、

赤ん坊と妻を連れて国境を越えたから。

彼の着ていた服の背中が濡れてても、

それでも彼は出来ると思ってた。

人生を始めるのに必要なお金や物を手に入れるのを。


It hadn't been too very long when it seemed like everything went wrong

They didn't even have the time to find themselves a home

This foreigner, a brown-skin male

Thrown into a Texas jail

It left the wife and baby quite alone


全てがおかしくなっているって気付くのに、

そう時間はかからなかった。

自分達の家を見つける時間すら無くなっていた。

茶色の肌の異邦人は、

テキサスの牢屋に入れられた、

妻や赤ん坊を残したまま。


He eased the pain inside him

With a needle in his arm

But the dope just crucified him

He died to no one's great alarm


彼は自分自身で痛みを和らげた、

腕に針を刺して。

ただ薬物が彼を苦しめただけ。

彼は死んだわ、誰にも気に留められずに。


Come and lay, help us lay

Young Luna down

And we're gonna raze, raze the prisons

To the ground


さあ、埋葬するのを手伝ってちょうだい、

若いルナを。

私達はこの牢屋を破壊するのよ、

粉々になるまで。


Kilowatt was an aging con of 65 who stood a chance to stay alive

And leave the joint and walk the streets again

As the time he was to leave drew near

He suffered all the joy and fear

Of leaving 35 years in the pen


キロワットは65歳の囚人、

生きるチャンスがあったわ。

牢屋を出て通りを歩けるチャンスもあったわ。

彼が牢屋を出る時、

彼は嬉しかったけど、恐怖に苦しんでたわ、

35年も牢屋に入れられたのを出て行くから。


And on the day of his release he was approached by the police

Who took him to the warden walking slowly by his side

The warden said "You won't remain here

But it seems a state retainer

Claims another 10 years of your life."


釈放の日、警官が彼に近寄ってきた、

隣にいた監視人がゆっくり歩いて、彼に引き渡された。

そして監視人が言った「お前はここを出る事になっているが、

州の検察官があと10年の求刑を主張してるんだ。」


He stepped out in the Texas sunlight

The cops all stood around

Old Kilowatt ran 50 yards

Then threw himself down on the ground


彼はテキサスの陽の差す中外に出た。

警官が周りに立っていた。

キロワットは50ヤード走って、

地面に身を投げたわ。


They might as well just have laid

The old man down

And we're gonna raze, raze the prisons

To the ground

Help us raze, raze the prisons

To the ground


彼は埋葬してあげるべきだったのよ、

哀れな老人を。

私達はこの牢屋を破壊するのよ、

粉々になるまで。

破壊するのを手伝ってちょうだい、

この牢屋を。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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