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2019年2月24日日曜日

Richard 'Rabbit' Brown - James Alley blues

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

さて、洋楽和訳のコーナーに入る前に、一つ訂正がございます。

昨日の更新で、私の返信のコメントが表示されない、という旨をお伝えしましたが、更新後に試したところ、見事私のコメントが表示されました。ここに訂正をさせて頂き、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。大変失礼致しました。

ご利用の方はご注意、じゃなかった。ご安心ください。

…と、ニュース番組の間違いのお詫び風のコメントをした所で、洋楽和訳のコーナーに参りましょう。

今日の洋楽

今日はリチャード・"ラビット"・ブラウンでジェームズ・アレイ・ブルースです。



リチャード・ブラウン作曲です。1927年のシングルです。

リチャード・ブラウンは1880年、ニューオーリンズ生まれのブルース・シンガーです。ニューオーリンズ生まれ、とされています。

ナイトクラブや路上での弾き語りで生計を立てていましたが、1927年にヴィクターで6曲を吹き込んでいます。そのうちの一つが今回紹介するジェームズ・アレイ・ブルースです。

6曲のうち、彼が吹き込んだ「グレイト・ノーザン・ブルース」はリリースされず、音源が無くなった、とされています。

ブルースを12小節で歌うスタイルで初めに歌った一人、とされています。

1937年に亡くなっています。数え年で57歳です。

あまり情報がないミュージシャンです、というのは確実です。笑 「〜とされています」があまりにも多いのですが、ここだけはハッキリしとかないと、と思いました。

YouTubeで元バーズのロジャー・マッグィンがこの歌のカバーを見て、タイトルがカッコいいな、と思って色々調べたら、リチャード・"ラビット"・ブラウンに辿り着きました。

こういうのは、記憶があるうちに書かないと出所を忘れてしまいますね。前にクロード・キングのウルヴァートン・マウンテンを紹介した時にも、何で知ったのかを忘れていました。

では、和訳です。

The times ain't now nothin' like they used to be.

Oh, times ain't now nothin' like they used to be.

And I'm tellin' you all the truth. Whoa, take it from me.


今と昔じゃ状況が違う。

今と昔じゃ状況が違う。

真実を話すぜ、よく聞きな。


I done seen better days, but I'm puttin' up with these.

I done seen better days, but I'm puttin' up with these.

I could have much a better time with these girls down in New Orleans.


楽しかったけど、今は我慢してる。

楽しかったけど、今は我慢してる。

ニューオーリンズで、女の子と楽しめたんだ。


Cause I was born in the country, she thinks I'm easy to rule.

Cause I was born in the country, she thinks I'm easy to rule.

She try to hitch me to a wagon, she wanna drive me like a mule.


俺は田舎生まれ、あの女は俺を扱いやすい奴だと思ってた。

俺は田舎生まれ、あの女は俺を扱いやすい奴だと思ってた。

俺にワゴンをヒッチハイクさせて、俺をラバみたいに扱うんだ。


You know, I bought her the groceries and I pay the rent.

Yeah, I buy her the groceries and I paid the rent.

She try to make me to wash her clothes, but I got good common sense.


あいつに食い物を買ってやったし、金だって払った。

あいつに食い物を買ってやったし、金だって払った。

あいつの服を洗濯させようとした、だが俺には良識がある。


I said, if you don't want me, why don't you tell me so?

You know, if you don't want me, why don't you tell me so?

Cause it ain't like I'm a man that ain't got nowhere to go.


俺は言った、「俺が欲しくないなら、そう言えよ。」

俺は言った、「俺が欲しくないなら、そう言えよ。」

俺がどこにも行き場が無い男じゃ無いんだぜ。


I been give you sugar for sugar, let you get salt for salt.

I give you sugar for sugar, let you get salt for salt.

And if you can't get 'long with me, we'll it's your own fault.


可愛いお前に砂糖をよこして、刺激のために塩をやった。

可愛いお前に砂糖をよこして、刺激のために塩をやった。

俺とやっていけないなら、それはお前のせいだ。


How you want me to love you, and treat me mean?

How do you want me to love you, you keep on treatin' me mean?

You're my daily thought and my nightly dream.


俺に愛してもらいたいのに、どうして俺にひどくあたる?

俺に愛してもらいたいのに、どうしてひどくあたる?

お前の事を昼に考えて、夜夢に見る。


Sometime I think that you're too sweet to die.

Sometime I think that you're too sweet to die.

And another time I think you ought to be buried alive.


時々、お前は死ぬのに可愛すぎると思う。

時々、お前は死ぬのに可愛すぎると思う。

俺は思う、生き埋めにされちまえばいいのによ。


こんな感じです。

酷い女を歌った歌です。

Salt for saltの意味が分からなかったのですが、Saltは刺激、という意味があるので、上の通りにしました。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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