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2016年5月14日土曜日

Muddy Waters - Look what you've done

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、一昨日23になった名久井青年です。どうぞよろしく。

また一つ歳を取りました。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はマディ・ウォーターズでルック・ホワット・ユーヴ・ダンです。


マディは日曜日に岩男潤子さんとの2択で迷った回に軽く紹介をしました。

マディ・ウォーターズ、という名前はお察しの通り芸名です。だって泥水なんだもん。本当はマッキンリー・モーガンフィールド (McKinley Morganfield)といいます。

このルック・ホワット・ユーヴ・ダンという曲はマディの歌の中では知名度は低いながらも、マディの熱烈なファンのストーンズはこの曲をカバーしています。キーは低めですがかなり忠実にカバーしています。

では和訳です。

Now, look what you've done
Now, look what you've done
Now, look what you've done
Now, look what you've done
You left me here, the lonely one
And all I could say, is look what you've done

お前がしてきた事を振り返れ。
お前は寂しい俺を置いていったんだぞ。
俺が言うことは一つ、お前がした事を振り返れ。

A broken heart, a weary mind
And thrown few dollars, baby, all the time
I once had a dream, but now I have none
You've taken your love and see what it done

心はズタボロ、疲れたこの気持ち、
いつもお前に金を貸していたさ。
俺はかつて夢を持ってたが、そんなもんもうねえよ。
俺の恋心を奪いやがって、お前がした事を考えろ。

The night bird cries, the shadow falls
Gloomy memories, and I recall
Your love is my life as warm as the sun
And nine years gone but see what you've done

夜の鳥は鳴いて、影が落ちる。
憂鬱な思い出しか振り返るものはない。
お前の愛は太陽みたいに暖かかった。
9年経って時効だ、なんて思うんじゃねぇ。

Saw you last night, I was movin' around
With your new toys, paint the town
But it is ok, keep having your fun
Because someday, you'll pay for all you've done

俺が出歩いてたらお前を見た。
新しいオモチャと一緒に町で遊んでたな。
でももう良いさ、お前のしたい事をしな、
いつかはお前にツケが回ってくるから。

こんな感じです。

散々弄ばれて、その捨台詞みたいな歌です。

この辺でお別れです。次は日曜日の更新です。

ではまた。




2016年5月11日水曜日

Hank Williams - I'm so lonesome I could cry

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、この後午前0時に23になる名久井翔太です。どうぞよろしく。

バート・バカラックとスティーヴ・ウィンウッドが私と同じ誕生日だということは度々このブログでネタにしましたが、他にも私と同じ誕生日の人がいらっしゃるようです。

フローレンス・ナイチンゲール、武者小路実篤、草野心平、西川のりお、風吹ジュン、渡辺徹、奥田民生、大久保佳代子、永澤菜教、鉄拳、U字工事の福田薫、などなど。

明日、僭越ながら言わせて頂きますが、私と同じ誕生日の人、おめでとうございます。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はハンク・ウィリアムズで泣きたいほどの淋しさ、という歌です。


ハンクの曲の中では有名な曲です。エルヴィスや「雨にぬれても」でお馴染みB.J.トーマスもカバーしています。

では和訳です。

Hear that lonesome whippoorwill
He sounds too blue to fly
The midnight train is whining low
I'm so lonesome I could cry

聴きなよ、寂しいヨタカの鳴き声を。
落ち込みすぎて飛びたくなさそうだ。
夜汽車も低く泣いている。
寂しすぎて泣けてくるぜ。

I've never seen a night so long
When time goes crawling by
The moon just went behind the clouds
To hide its face and cry

こんなに長い夜を過ごした事は無かった。
時間がゆっくり進んでいくんだ。
月も雲の後ろに隠れちまった。
泣き顔を見られたくねえってよ。

Did you ever see a robin weep
When leaves begin to die?
Like me, he's lost the will to live
I'm so lonesome I could cry

葉っぱが落ちる時、
コマドリが泣くのを見たことあるか?
俺みたいに、あいつも生きる希望を失くしちまった。
寂しすぎて泣けてくるぜ。

The silence of a falling star
Lights up a purple sky
And as I wonder where you are
I'm so lonesome I could cry

流れ星の静寂だけが、
紫の空を照らしてる。
君はどこにいるのか案じてる間、
俺は寂しすぎて泣けてくるぜ。

こんな感じです。

whippoorwillというのは、調べたらホイップアウィルという鳥ですが、ヨタカという鳥の仲間だそうなんで、ヨタカとこの和訳でしました。

夜空も鳥も、時間さえも淋しさを感じて、自然にこっちも淋しくなった男の歌です。要約の仕方が変ですが、和訳を見ればお分かりの事と思います。

今日はこの辺でお別れです。次は土曜日の更新です。

ではまた。



2016年5月8日日曜日

Freddie and The Dreamers - If you gotta make a fool of somebody

こんばんは。古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、両極端な2択を経験した名久井翔太です。どうぞよろしく。

前回は300回突破記念という訳でブログ記事の閲覧回数ランキングを紹介しました。今日からまた気持ちも新たに、時代ズレをものともしないスタンスで、命のある限り、名久井翔太の古い音楽文章ラジオ、ご覧頂いている皆様のお力をお借りして、盛り立てていきたいと思います。皆さん、よろしくお願いします。

今日は柏のブックオフに行っておりました。そこでCDを買ったんですが、声優の岩男潤子さんのCDを買うかブルースギタリストのマディ・ウォーターズのCDを買うかで迷っておりました。

岩男さんは小さい頃NHKで見ていたアニメ「はりもぐハーリー」のビービー泣くリス子というキャラクターの声、そして私も過去にクリアさせた「テイルズオブファンタジア」のヒロイン、ミント・アドネードの声の人、というのは知っていました。

そしてリス子よりもっと前にみんなのうたで「空のオカリナ」という歌を歌っていらっしゃいました。その歌自体は記憶の片隅にとどまっていましたが、その歌が岩男潤子さんのものだというのは後になって知りました。

マディ・ウォーターズ(=泥水)はもう、ブルースギタリストの中では大御所のような存在ですね。すでに亡くなっていますが。

「フーチー・クーチー・マン」、「モジョ・ワーキング」、「ローリング・ストーン」、「恋をしようよ」など、1960年代のイギリスのブルース系バンドがこぞってマディの曲をカバーしています。

そしてなにより、ローリング・ストーンズの名前の由来。メンバーのブライアン・ジョーンズがマディの曲「ローリング・ストーン」から取ってローリング・ストーンズと名前を付けたんです。しかもストーンズがチェス・レコードを訪れた際に塗装工事をしていたマディと会っています。

以上、岩男潤子さんとマディ・ウォーターズさんの簡単な紹介でした。

かたや声優さん、そしてかたやミシシッピのブルーズマン、この2人の2択で迷っておりました。結局「いいや、マディはYouTubeで聴ける」と考えた私は岩男潤子さんのCDを買いました。1年前だったら確実にマディに手を伸ばしてましたね。

そのCDは16曲入りのベスト盤で、出したシングル順に収録されていました。後半になってくると大人の声ですね。1曲目の「シャッターチャンスの連続」とか初々しい感じでした。ゲームか何かのキャラクターソングかと思いました。

そんで3曲目の「空のオカリナ」はやはり良いですね、懐かしくて切ない感じが。これ聴きたさにこのCDを買ったようなものです。

…という訳で古い音楽をお届けしている青年には珍しい、声優さんのCDレビューでございました。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はフレディとドリーマーズで「心の傷」という歌です。


元はジェームズ・レイという若くして亡くなったR&Bの歌手の歌です。

フレディとドリーマーズのバージョンは、彼らのデビューシングルとして発表されました。オリジナルはテンポがゆったりとしてますが、ドリーマーズのバージョンはアップテンポで軽快に仕上げています。

他にも、アレサ・フランクリン、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、ボニー・レイット等がカバーしています。

では和訳です。

If you gotta make a fool of somebody

If you gotta make a fool of someone

Dear, you really can hurt me

I'm the one that worries, about you

誰かを馬鹿にしなきゃいけないのなら、
誰かを騙さなきゃならないのなら、
君は本当に僕を傷つけられるんだね。
僕はいつも君の事を気にしてるんだよ。


If you gotta make a fool of somebody

If you gotta make a fool of someone

Dear, you really can hurt me

I am the one that worries, always true

誰かを馬鹿にしなきゃいけないのなら、
誰かを騙さなきゃならないのなら、
君は本当に僕を傷つけられるんだね。
僕はいつも君を気にしてる、本当だよ。


Daytime or nightime, anytime at all

I'll rush to your side anytime you call

Just to be near you, you know

Anywhere I'll go

How could you hurt me so, oh

昼だって夜だって、どんな時だって、
君の元へ急ぐよ、君が電話する時。
君の側にいられるなら、
どこだって行くさ。
そんな僕をどうして傷つけるんだい?


If you gotta make a fool of somebody

If you gotta make a fool of someone

Dear, you really can hurt me

I'm the one that worries, about you

誰かを馬鹿にしなきゃいけないのなら、
誰かを騙さなきゃならないのなら、
君は本当に僕を傷つけられるんだね。
僕はいつも君を気にしてる、本当だよ。


Take it easy, baby

Please don't hurt me

気楽にやりなよ、
僕を傷つけないで。

こんな感じです。

みんなを騙そうとしてるけど、真剣に愛してる僕の事まで騙せないだろう、という男の歌です。

今日はこの辺でお別れです。次は水曜日の更新です。リクエストございましたら遠慮なくコメントください。

ではまた。

2016年5月4日水曜日

Buddy Holly - Learning the game

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、左手が痛い名久井翔太です。どうぞよろしく。

仕事が結構ハードなもので体が痛いです。体が痛いと自然とやる気が失せて困っちゃいます。

あ、そうそう。次回で300回目です。知人の皆様、しか見てないと思いますが、次回もよろしくお願いします。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はバディ・ホリーでラーニング・ザ・ゲームです。


前にクライング・ウェイティング・ホーピングをこのブログで紹介しましたが、このラーニング・ザ・ゲームという曲も、自宅アパートでアコギとボーカルのみで録音されたデモ集の一つです。

後にサーチャーズというイギリスのグループがライブでカバーしています。

では和訳です。

Hearts that are broken and love that's untrue
These go with learning the game

打ち砕かれた心、偽りの愛。
駆け引きを知る時に生まれるのさ。

When you love her and she doesn't love you

You're only learning the game

君が愛しても彼女がそうじゃない時、
君はただ駆け引きというものを知るのさ。

When she says that you're the only one she'll ever love

Then you find that you are not the one she's thinking of

彼女が「君だけが私の愛する人」って言う時、
君は見抜くのさ、彼女の眼中にないということを。

Feeling so sad and you're all alone and blue

That's when you're learning the game

悲しみに暮れて一人寂しく思う時、
その時君は駆け引きを知るのさ。

こんな感じです。

馴染みやすいギターの音ですが、恋の駆け引きの虚しさを歌っています。

今日はこの辺で。次回は今週の土曜日、いよいよ300回目突入ですよ。

ではまた。



2016年5月1日日曜日

Ray Peterson - The wonder of you

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

後2回で300に突入でございます。300記事突破アニバーサリーで何をやるかはちゃんとは決まってないですが、ボワーっと考えているのは今までの記事でたくさん読まれた記事、の紹介です。本当にボワーっと、です。煙が多すぎて先はまだ見えてません。笑

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はレイ・ピーターソンでザ・ワンダー・オブ・ユーです。


オールディーズのファンの方なら、「ローラに好きだと言ってくれ」でお馴染みのレイ・ピーターソンです。

1939年4月23日、テキサス州デントンという所に生まれました。

1959年、RCAからシングルデビューを果たしますが、そのデビューシングルが今日紹介するザ・ワンダー・オブ・ユーです。

後に「ローラに好きだと言ってくれ」が大ヒットして、その収入で、なんとデューンズというレーベルを立ち上げます。そしてそのデューンズでカーティス・リーが「可愛い天使の瞳」という曲をスマッシュヒットさせます。

1970年代に宣教師になっていますが、亡くなる2005年までオールディーズのステージに立っていました。

では和訳です。

When no one else can understand me
When everything I do is wrong
You give me love and consolation
You give me hope to carry on

誰も僕を理解してくれない時、
僕がする事がダメになる時、
君は僕に愛と慰めをくれ、
生きるために希望を与えてくれる。

And you try to show your love for me
In everything you do
That's the wonder, the wonder of you
(Oh, wonder of you-ou-ou)

君がする事全てに、
僕への愛を見せてくれる。
そこが君の素敵な所さ。

And when you smile, the world is brighter
You touch my hand and I'm a king
Your kiss to me is worth a fortune
Your love to me is everything

君が笑えば、世界が明るくなる。
手を握ってくれるだけで王様のような気分。
君のキスは幸運の価値がある。
君の愛が全てなんだ。

And you're always there
To lend a hand
In all I try to do
That's the wonder, the wonder of you

僕がする事全てに、
君はいつも手を差し伸べてくれる。
そこが君の素敵な所さ。

I guess, I'll never know
The reason why you love me as you do
That's the wonder, the wonder of you

考えるけど、僕は分からないだろう、
君が僕を愛してくれる理由を。
でもそこが君の素敵な所さ。

こんな感じです。

後にエルヴィスがこの曲をカバーしています。

また、アーセナルというサッカーのチームの公式曲にエルヴィスのバージョンが使われています。気になる方は「Arsenal the wonder of you」で検索してみてください。ファンが大合唱しています。

そろそろお時間が来たようです。次は水曜日の更新です。

ではまた。


2016年4月29日金曜日

Tony Orlando and Dawn - Tie a yellow ribbon 'round the ole oak tree

こんばんは。古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、ブックオフでマキタスポーツさんの「すべてのJ-POPはパクリである 【現代ポップス論考】」を見つけて電車でにやけた名久井翔太です。どうぞよろしく。

笑ったのは4つのヒット曲の法則、の所で、特に「カノン進行」と「歌詞」の所です。前から知ってはいましたが、改めて見て面白いと思いました。

まずはカノン進行。カノンというのはパッヘルベルというクラシックの作曲家の作品で使われるコード進行です。パッヘルベルのカノン。皆さんもどこかでお聴きになったかと思います。

コード進行は以下の通りです。

C - G/B - Am - Em/G - F - C/E - Dm - G

CとかBはコードの名前なので、習った事が無い方の為に簡単に説明します。

コードというのは3つ以上の音を同時に鳴らした物をいいます。または和音です。

「ド・ミ・ソ」の3つを同時に鳴らすとCメジャー (普通はメジャーの部分は省略、またはCMと書かれます。)というコードが出来ます。Gは「ソ・シ・レ」の3つ。

DmはDマイナーと読みます。Dメジャーは「レ・ファ♯・ラ」ですが、マイナーコードの場合はルート音から数えて三つ目「三度音」が♭、つまり半音下がります。したがって、Dマイナーは「レ・ファ・ラ」となります。

そしてG/BとかEm/Gですが、Gはソの音、Emはミの音がルート音ですが、あえてルートから3つ目の音をルート音、つまり一番低い音として鳴らす事で美しく感じるようになりカノン進行においてはすんなりと一音ずつ下げられます。

どの音が基本の音なのかはCはドから始まる和音、というのを念頭に置くと自然と分かるようになります。

どこまでアルファベットが使われるのかというと。

C=ド 以下略
G=ソ
A=ラ
B=シ

Bまで来たらまたCに戻ります。

おかしいと思った方。かなり音楽を勉強されてる方と思います。なんでドはAじゃなくCから始まるのか。

コードネームにアルファベットを使うのはドイツが発祥です。

オーケストラのチューニング合わせは「ラ」の音に合わせています。 

因みにピアノの鍵盤。一番左、つまり一番低い音はラなんです。

後者は別として、それがきっかけでラ=Aになりました。

それが日本にも伝わりましたが、日本にも独自のコードネームが…それはまた別の機会に。

さて、大分長くなりましたのでここらでまたカノン進行のコードを。

C - G/B - Am - Em/G - F - C/E - Dm - G

誰でも聴いた事があるヒット曲の中にはキーは違えど、この法則に則った物がゴマンとある訳です。マキタスポーツさんは以下の曲をカノン進行の曲の一部で紹介しています。

•山下達郎 - クリスマス・イヴ
•松任谷由実 - ひこうき雲
•徳永英明 - 壊れかけのRadio
•大事MANブラザーズバンド - それが大事
•岡本真夜 - TOMORROW
•ZARD - 負けないで
•KAN - 愛は勝つ

この内、KANさんの「愛は勝つ」、大事MANブラザーズバンドの「それが大事」は「一発屋」の代名詞、としています。(ただ、KANさんはこれ以降オリコン上位に入る作品をリリースしています。)

そしてカノン進行について以下のように述べています。(勝手に載せて申し訳ないです。)

「カノン進行を用いたヒット曲には『曲の効能を増幅させる力があるため、それ以降たとえ良い曲を作ったとしてもヒットに恵まれない可能性』も多分に含んでしまうのです。」

「ヒットしたことにより周囲の環境がガラリと変わって、同じような作品を望まれるプレッシャーの中で作曲者自身が葛藤に悩んでしまうことも多いでしょう。」

カノンというのはその曲自体がかなり美しすぎてしまうゆえに、その壁を乗り越える事が出来ないという罠が仕掛けられています。まさに「美しいバラにはトゲがある」ですね。

続いては歌詞。

マキタスポーツさんは、最近のJ-POPの類似性が高いのには、カノン進行で作られているだけでなく、歌詞にも似たフレーズが頻出している事も関係している、という現象を発見しています。

例えば「桜」。

3月とか4月になると「桜」がタイトルや歌詞に入った曲や、「桜」の季節=卒業式・入学式、になぞらえて「永遠の友情」、とか「再会の誓い」、とか「離れ離れになる前に告白」、とか「喧嘩もしたけどなんだかんだ言って私はみんなと一緒だったから楽しかった、ありがとう」とか。そういった物をテーマにして、そのような季節にヒットする事を狙った物が新曲として発表されています。

1ヶ月ぐらい前にミュージック・ステーションとかで「卒業のシーズンに聴く曲の紹介」とかそういうのがありました。私は斜に構えて見てました。他の人達は「あの曲良いよね〜」と共感するでしょうが、素直じゃない部分も兼ね備えて育った私は共感できない物があります。もしくは学生受けしてそれより上の年齢の人にはピンと来ないものもあるのでしょうが。

マキタスポーツさんは、桜ソングに関して果たしてウルッとした人達が増えたのか?という疑問・興味を持ち、この20年程のヒット曲に使われていたフレーズを1ページ大胆に使って紹介しています。

さすがにそれを載せると大変なので、その下に定型句をまとめていましたのでそれを載せたいと思います。

以下のように。

翼 扉 桜 夢 季節 奇跡 永遠 言葉 宝物 エール 強がり 弱虫 大丈夫 受け止める ありがとう 歩き出そう 大切な日々

どうです?

どの曲に具体的に思い出せなくても、そのような傾向はあると思うでしょう。

「愛」とかじゃないんです。「友情」とか「絆」とかその辺りのテーマが浮かぶ事でしょう上の太字を見れば。

そして上の太字に関して、その後に枕詞に当たる言葉を置くことで聴き心地の良いフレーズが出来る、としています。例えば、翼=広げる、桜=舞い散る、永遠=続く、エール=送るとか。

そのような歌詞ばかりの曲が蔓延してることについてマキタスポーツさんは、「J-POPは工業製品なのではないか」と仮説をうち立てます。

なんとも皮肉なものです。

桜は植物なのに面白おかしくたくさんテーマにされて学生たちの涙を誘っておきながらこのようにネタにされたり工業製品だとか言われたり、友情なんて友達が100人いれば100通り付き合い方とか他の人にはないものがもしかしたら生まれるかもしれないのに面白おかしくたくさんテーマにされてそれが薄っぺらいものに感じさせたりして。 

それも音楽家や評論家ではなく芸人さんが仰ってるものですから笑ったり共感できたりして、この本は実に面白い。

まだ全部見終わってませんが、皆さんもこの本を見つけた際は是非最後まで読んでみてください。

超長くなりましたが、後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽 

今日はトニー・オーランド&ドーンで幸せの黄色いリボンです。


トニー・オーランドは1944年4月3日ニューヨーク生まれ、ギリジャ人の父とプエルトリコ人の母を持つアメリカ人です。

1961年頃からスタジオシンガーとして活動していました。「Halfway to paradise」とか「Bless you」、「Beautiful Dreamer」を歌っています。

後に音楽を離れてCBSレコード系の出版会社で勤務したりしますが、「恋するキャンディダ」という曲のデモテープを作ったところ評判が良く、再びシンガーとして活動します。

この時にテルマ・ホプキンスとジョイス・ヴィンセントを迎えて「トニー・オーランド&ドーン」としてデビューします。

デビューしたはいいものの、幸せの黄色いリボンの前まではヒットがありませんでした。最初はボビー・ヴィントンやジェームズ・ダーレンに話が回っていたようですが、やはりトニーが歌った方が良いだろう、と渋るトニーを説得して歌わすことに成功しました。

トニーは、ボビー・ダーリンだったらどのように歌うのか、というのを意識して歌ったようです。

では和訳です。

I'm comin' home, I've done my time

Now I've got to know what is and isn't mine

If you received my letter telling you I'd soon be free

Then you'll know just what to do

If you still want me

If you still want me

刑期を終えて今帰ってるとこさ。
今僕は知らなくちゃ、君の気持ちを。
もうすぐ帰る、という手紙を受け取ったのなら、
やるべき事は分かってるだろう。
僕を待ってくれてたのなら。


Whoa, tie a yellow ribbon 'round the ole oak tree

It's been three long years

Do ya still want me (still want me)

古い樫の木にリボンを巻いておくれ。
もう3年たったけど、
まだ僕を愛してくれていたかい?

If I don't see a ribbon 'round the ole oak tree

I'll stay on the bus

Forget about us

Put the blame on me

If I don't see a yellow ribbon 'round the ole oak tree

もし樫の木にリボンが巻かれてなかったら、
そのままバスに乗って、
思い出は捨てるさ。
僕が悪いんだから。
もし樫の木に黄色いリボンが巻かれてなかったら。


Bus driver, please look for me

'cause I couldn't bear to see what I might see

I'm really still in prison

And my love, she holds the key

A simple yellow ribbon's what I need to set me free

I wrote and told her please

運転手さん、僕の代わりに見て欲しい。
そんな勇気僕には無いんだ。
僕はまだ罪人なんだ。
僕の恋人が鍵を握ってる。
黄色いリボンが僕を自由にしてくれる。
僕が手紙で頼んだんだ。


Whoa, tie a yellow ribbon 'round the ole oak tree

It's been three long years

Do ya still want me (still want me)

古い樫の木にリボンを巻いておくれ。
もう3年たったけど、
まだ僕を愛してくれていたかい?

If I don't see a ribbon 'round the ole oak tree

I'll stay on the bus

Forget about us

Put the blame on me

If I don't see a yellow ribbon 'round the ole oak tree

もし樫の木にリボンが巻かれてなかったら、
そのままバスに乗って、
思い出は捨てるさ。
僕が悪いんだから。
もし樫の木に黄色いリボンが巻かれてなかったら。


Now the whole damned bus is cheerin'

And I can't believe I see

A hundred yellow ribbons 'round the ole oak tree

そしてバス全体が喜びに包まれていた。
僕は信じられなかった。
たくさんの黄色いリボンが古い樫の木に巻かれていたんだ。


I'm comin' home, mmm, mmm


今帰るよ。

こんな感じです。

出所した男が、帰りを待っているなら樫の木に黄色いリボンを巻いてほしい、と家路につくバスの中で祈っていたらたくさんの黄色いリボンが巻かれていた、という幸せの歌です。

この歌をキッカケに山田洋次監督の映画作品「幸せの黄色いハンカチ」が作られました。

なんとも今の季節にぴったりの歌ではないでしょうか。

久々に長話になりましたのでこの辺でお時間でございます。土曜日は仕事になったので次は日曜日の更新です。

ではまた。

2016年4月28日木曜日

Freddie King - Hideaway

こんばんは。古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、またまたカラオケに行った名久井翔太です。

午前中に用事を済ませて、時間が余ったのでカラオケに行きました。

今回、初めて自分の声を録音しました。後から聴いてみたら、やっぱり自分の声はイマイチだなと思いました。

機会があればYouTubeにアップしたいと思います。

では今日の洋楽です。歌詞のないインストものです。

今日の洋楽

今日はフレディ・キングでハイドアウェイという曲です。


ブルースギタリストの中でも「キング御三家」と呼ばれるうちの一人です。

1934年9月3日、テキサス州ギルマー生まれです。

シカゴに移住して、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフの演奏に影響を受けて自身もギタリストになります。

フレディは歌も歌いますが、このハイドアウェイは全部インストです。歌詞は全くありません。

そして、フレディに関していえば、この人は指弾き派のギタリストです。

まだフレディの曲はハイドアウェイしか聴いていませんが、妙に音が柔らかいのも指弾きであるが故なのかもしれません。

1976年に心臓発作でこの世を去っています。まだ42歳という若さです。

今日はこの辺でお時間でございます。ネタが決まれば金曜日更新です。

ではまた。

2016年4月27日水曜日

Bread - If

こんばんは。古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、あと2週間で23になる名久井翔太です。どうぞよろしく。

バート・バカラックやスティーブ・ウィンウッドと同じ誕生日だというのは何度かネタにしています。その方々と同じ誕生日というのは嬉しいですね。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日は、ブレッドというソフトロックのバントでイフという曲です。


ブレッドはロサンゼルスでスタジオミュージシャンやソングライター、アレンジャーとして多岐に渡って音楽に関わっていたデヴィッド・ゲイツ (David Gates)ジェームズ・グリフィン (James Griffin)ロブ・ロイヤー (Robb Royer)の3人で結成されたバンドです。3人ともマルチプレイヤーという実力派のバンド。

1969年に、現在はワーナー・ミュージックの傘下になっているエレクトラというレーベルからデビューします。

このイフという曲は1974年のヒット曲です。特徴的なのがエレキギターの「ワウワウ」という音です。

エレキギターでワウワウといえば、ワウペダルを思い浮かべる人も多いでしょう。でも、この曲で出てるワウワウという音は、フェンダー・テレキャスターをモーグ・シンセサイザーという音声合成を行う機械に繋いで出しています。

(因みにワウペダルは、車のアクセルのように踏んでワウワウという音を出すギターのエフェクターの一種です。)

ストリングスやアコースティックギターの音だけだとありきたりな面がありますが、このワウワウという音が加わって幻想的に聴こえます。

では和訳です。

If a picture paints a thousand words
Then why can't I paint you?
The words will never show 
The you I've come to know

もし写真が千の言葉を描くとしたら、
どうして君を描けないんだろう。
言葉は僕が知った君まで
表すことは出来ない。

If a face could launch a thousand ships
Then where am I to go?
There's no one home but you
You're all that's left me too

もし顔が千の船を送り出せるのなら、
僕はどこへ行けばいいのだろう。
僕には君一人だけ、
僕に残された全てなんだ。

And when my love for life is running dry
You come and pour yourself on me

僕の人生への愛が消えかける時、
君は僕の所へ来て、自分を輝かせていたね。

If a man could be two places at one time
I'd be with you
Tomorrow and today
Beside you all the way

もし男が二つの場所を選ぶ事が出来るのなら、君の所にいるだろう。
今日も明日も、
君と共にいるよ。

If the world should stop revolving
Spinning slowly down to die
I'd spend the end with you
And when the world was through

もし地球が回らなくなり破滅を迎えるなら、
君と終わりを迎えたい。
そして世界が終わるなら、

Then one by one the stars would all go out
Then you and I would simply fly away

少しずつ、夜空の星は見えなくなり、
そして君と僕はあっさりと消えていくだろう。

こんな感じです。

絶望の淵から助けられた男が、もし世界の終わりを迎えたとしても最期は君といたい、という歌です。

さて、ここからはちょっと予告。

後何回かは数えてないですが、もうちょっとで300記事達成でございます。何をやるかは追々決めていきます。しかし早いですね。約1年で200記事書いちゃうなんて。

今日はこの辺で。木曜日・金曜日と休みです。

ではまた。

2016年4月24日日曜日

Manfred Mann - Pretty flamingo

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、明日からの仕事のために体力を温存していた名久井翔太です。どうぞよろしく。

ネタも無いので洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はマンフレッド・マンでプリティー・フラミンゴという曲です。


これもマンフレッド・マンの代表曲のひとつです。この歌にはクリームのベーシスト、ジャック・ブルースが参加しています。

では和訳です。

On our block all of the guys call her flamingo
Cause her hair glows like the sun
And her eyes can light the sky

僕らの住む所、男は彼女をフラミンゴって呼ぶのさ。
髪は陽射しのように輝き、
瞳は空を明るく染める。

When she walks she moves so fine like a flamingo
Crimson dress that clings so tight
She's out of reach and out of sight

彼女が歩けばフラミンゴのように美しい。
赤いドレスが彼女にピッタリ。
彼女はまさに高嶺の花なのさ。

When she walks by she brightens up the neighborhood
Oh every guy would make her his if he just could
If she just would

彼女が歩けば、お隣さんも明るくさせる。
男共は自分のものにしたがるのさ、
出来るものなら、
彼女がその気になれば。

Some sweet day I'll make her mine pretty flamingo
Then every guy will envy me
Cause paradise is where I'll be

いつかものにしてみせるさ、可愛いフラミンゴを。
他の男は僕に嫉妬するだろうね。
極楽が僕のいる所さ。

When she walks by she brightens up the neighborhood
Oh every guy would make her his if he just could
If she just would

彼女が歩けば、お隣さんも明るくさせる。
男共は自分のものにしたがるのさ、
出来るものなら、
彼女がその気になれば。

Some sweet day I'll make her mine pretty flamingo
Then every guy will envy me
Cause paradise is where I'll be

いつかものにしてみせるさ、可愛いフラミンゴを。
他の男は僕に嫉妬するだろうね。
極楽が僕のいる所さ。

こんな感じです。

街で人気のあの娘をモノにできて幸せな男の歌です。

あっさりとお時間が来たようです。次は水曜日の更新です。

ではまた。



2016年4月23日土曜日

The Honeycombs - How the mighty have fallen

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、今週2回のロングウォークをした名久井翔太です。どうぞよろしく。

私は市川や本八幡までバスを使わないといけないところに今住んでいます。月曜日錦糸町が終わって本八幡まで行ったは良いものの、バスを逃してしまい歩く羽目になりました。1時間歩いてやっと着きました。

そして金曜日、高根木戸で仕事だったんですが、終わったのが4:30。朝のですよ。

津田沼で朝ごはんを食べようとしていたんですが、マクドナルドやジョナサンなどは6:00からじゃないと開かないんですよ。その時間つぶしでロングウォークを敢行しました。

当初は高根木戸から津田沼駅まで歩こうと思ったんですが、途中の薬園台という駅で「いいや、ここでゲームでもして時間つぶししよう」と思い断念しました。それでも30分弱歩きました。

今月は振り返ると「移動」という観点から見ると濃厚だったと思います。静岡の沼津にヘルプに行ったりバスを逃して家まで歩きで帰ったり。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はハニーカムズでハウ・ザ・マイティー・ハヴ・フォールンです。


ハニーカムズも久しぶりの紹介ですね。

ドラムスのハニー・ラントリーやボーカルのデニス・デルを中心とする5人組のバンドです。

1964年のデビューシングル「ハヴ・アイ・ザ・ライト」がスマッシュヒットして一躍人気を集めました。この歌はペトゥラ・クラークやデッド・ケネディーズもカバーしています。

リーダーだったマーティン・マレイがステージから落っこちて腕を骨折して脱退しますが、その後もハニーカムズはヒットを出し、なんと日本にも来てコンサートを開いています。骨折がキッカケで残りのハニーカムズのメンバーとの仲がこじれてしまいます。

現在はマーティンの率いるハニーカムズと、それ以外のメンバーのハニーカムズとで分裂しています。

そして、今日の曲ですが、ハニーカムズのデビューアルバムの一曲です。

最後の終わり方が一風変わっています。というのも、この歌は基本コードがFの曲なんですが、最後はB♭で終わっています。普通ならFで終わるはずなのに。

では和訳です。

How the mighty have fallen,
How the one who was full of pride's,
The lonely one now, lonely one now,
Who just wants to, go and hide,

強い男もここまで落ちてしまった。
俺はプライドに満ち溢れていた男さ。
それが今ではただ一人、
何もかも捨てて逃げ出そうとしている。

Oh, won't you tell me why, I'm calling her name,
And if I'm the fool who's to blame,
And if I'll ever hold her again,

俺が全ての元凶であるなら、
俺がまたあの娘を抱きしめられるなら、
どうしてか教えてほしい、おれはあの娘の名を呼んでいる。

How the mighty have fallen,
Since that summer when I was king,
And she was my queen,
She was my queen,
And she said she'd take my ring,

強い男もここまで落ちてしまった。
あの夏の間、俺は王様で、
彼女は女王。
彼女は俺の指輪を受け取ると言ったのに。

But it's different now when she's gone away,
And now there's nothing to say,
Don't know how I'll live another day,

彼女が去ってからは何もかもが変わった、
俺が言える事は何もない、
どうやって日常を過ごせと言うんだ。

Does she sometimes dream of me,
When lost in someone else's arms,
Then seem to be a bit forgetful of his charms,

彼女は俺の事をたまに夢見るだろうか?
誰か他の男の腕の中で見失うなら、
その魅力なんてそれっぽっちだったという事さ。

How the mighty have fallen,
How the one who was full of pride's,
The lonely one now, lonely one now,
Who just wants to, go and hide,

強い男もここまで落ちてしまった。
俺はプライドに満ち溢れていた男さ。
それが今ではただ一人、
何もかも捨てて逃げ出そうとしている。

Oh, won't you tell me why, I'm calling her name,
And if I'm the fool who's to blame,
And if I'll ever hold her again,

俺が全ての元凶であるなら、
俺がまたあの娘を抱きしめられるなら、
どうしてか教えてほしい、おれはあの娘の名を呼んでいる。

こんな感じです。

彼女に振られてプライドがズタボロ、という男の歌です。

次は日曜日の更新です。

ではまた。