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2016年7月2日土曜日

The Tremeloes - Negotiation in Soho Square

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日は久しぶりにiPhoneのアプリのドラクエ5をやりました。

前の携帯が壊れる前日にiCloudにデータを同期していたおかげで続きからやれるようになりました。そんな衝動が走ったの、前兆の様な気がしてなりません。

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はトレメローズでネゴシエイション・イン・ソーホー・スクエアという曲です。


アルバム「アラン・チップ・デイヴ&リック」の中の一曲で、シングルカットしていません。

ビートルズやビーチボーイズといった全世界的にも有名なグループは全部の曲の歌詞がネットで見れるんですが、トレメローズはそこまで有名ではないので、シングルのB面、ましてやアルバムだけの曲の歌詞なんてほとんど見つからないです。

それがなんと、この曲の歌詞を見つけたんですよ。衝撃に駆られて和訳しようと思った次第です。

では和訳です。

Negotiations in Soho Square
Began one evening in the cool night air
Two young people meeting just by chance
A conversation leading to romance they would share

ソーホー・スクエアの駆け引きは、
ある涼しい夜に始まった。
2人の若者が偶然出会い、
ロマンチックに会話をしていた。

Negotiations in Soho Square
Brought two young strangers a love affair

ソーホー・スクエアの駆け引きは、
2人の若者を恋に熱中させた。

As music drifted from the late night show
The boy and girl without a place to go
Sat together just to pass the time
They found a love as good as you will find anywhere

夜のショウの音楽が流れても、
行くところのない2人は、
座って時間を潰した。
どこでも手に入る素晴らしい恋を2人は見つけたのさ。

Negotiations in Soho Square
Brought two young strangers a love affair 

ソーホー・スクエアの駆け引きは、
2人の若者を恋に熱中させた。

They come to London town to see the sights
And in the magic of the Soho lights
The two dimension in the small green park
Heard the softly spoken words that sparked an affair

観光でロンドンにやってきた。
ソーホーの街灯が織りなす魔法で、
小さな緑の公園で、
2人はもっと熱くなる愛の言葉を聞いたのさ。

Negotiations in Soho Square
Brought two young strangers a love affair, 

ソーホー・スクエアの駆け引きは、
2人の若者を恋に熱中させたのさ。

こんな感じです。

2人の馴れ初めみたいな曲です。

知名度が低いあまりに歌詞すらネットで見つからない、なんて曲も紹介したいですね。

ではまた。

2016年7月1日金曜日

Carl Perkins - Turn around

古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。こんばんは、俵孝太郎です。なんつって。(分かるかな〜?)進行は名久井翔太です。どうぞよろしく。

そういえば、このブログでどの記事が1番見られているか、というのを300回記念で書きましたが、1位と2位が変わりました。

1位は2013年のロッキン・ベリーズのヒーズ・イン・タウンの記事ですが、それがビリー・ジョエルのトゥモロー・イズ・トゥデイと変わりました。しかもトゥモロー・イズ・トゥデイは100回超え。

どうして100回超えたんでしょうね。ま、これからも、1個1個の記事の視聴回数を増やしてやってください。素人ブログとはいえ視聴回数が伸びるのは嬉しいですからね。

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はカール・パーキンスでターン・アラウンドです。


これはカール・パーキンスのデビュー曲「ムーヴィー・マッグ」のB面です。

初期のカールの曲はカントリーの色が濃かったです。

そしてこれは最近になって知ったんですが、元はカールはサン・レコードからデビューしましたが、後にコロムビア・レコードに移籍するんですが、その時にもこの歌をもう一度録音しています。その動画のURLが↓です。


では和訳です。

When you're all alone and blue
And the world looks down on you
Turn around, I'll be following you

君が1人で落ち込んでる時、
世界が君を見下してる時、
振り返って、僕がいるから。

When you feel that love is gone
And you realize you're wrong
Turn around, I'll be following you

恋が終わったと思った時、
君が間違ってたと思う時、
振り返って、僕がいるから。

Turn around, I'll be waiting behind you
With a love that's pure and never, ever dies
If you feel your love will last
And you like to live your past
Turn around, I'll be following you

振り返って、僕が君の後ろにいるから。
君への愛は本物で絶えることが無いと誓うよ。
もし君の恋が続くと思って、
過去に生きたいと思う時、
振り返って、僕がいるから。
 
Maybe God will make you see
That your love is still for me
Turn around, I'll be following you

神様が君に教えるだろう、
君の愛は僕に向けられてるもの、って。
振り返って、僕がいるから。

When you're in my arms again
There will never be an end
Turn around, I'll be following you

君が僕の腕に戻る時、
そこに時間なんて無いよ。
振り返って、僕がいるから。

Turn around, I'll be waiting behind you
With a love that's pure and never, ever dies
If you feel your love will last
And you like to live your past
Turn around, I'll be following you

振り返って、僕が君の後ろにいるから。
君への愛は本物で絶えることが無いと誓うよ。
もし君の恋が続くと思って、
過去に生きたいと思う時、
振り返って、僕がいるから。

こんな感じです。

落ち込んでる彼女に僕がいるよ、という男の歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。


2016年6月30日木曜日

Creedence Clearwater Revival - Proud Mary

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、寝坊助名久井青年です。どうぞよろしく。

起きたら午前11時。びっくりしました。

早いもので明日から7月。今年もいよいよ後半に入ろうとしています。

あっという間にもう一つ歳をとる錯覚に追われそうです。

では後半の洋楽和訳のコーナー、満を持してようやくこのバンドを紹介します。私も大好きな人たちです。

今日の洋楽

今日はクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルでプラウド・メアリーです。


クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルはアメリカの4人組のバンドです。

メンバーは以下の通りです。

•ジョン・フォガティ (John Fogerty, lg)
•トム・フォガティ (Tom Fogerty, sg)
•スチュ・クック (Stu Cook, b)
•ダグ・クリフォード (Doug Clifford, d)

サンフランシスコで結成されました。元はトム・フォガティ以外の3人が同級生で、ブルー・ベルベッツというバンドを結成したのがCCRの前身です。そこにトムが入ってきて1967年にファンタジー・レコードというジャズに力を入れていたレコード会社に入って、名前をゴリウォッグスに変えました。

しかしゴリウォッグスという名前では売れませんでした。そこでゴリウォッグスは1968年にクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルと名前を変えました。クリーデンスはトムの友人の名前「クリーデンス・ニューボール」から、クリアウォーターはメンバーの関心があった環境問題、そしてリヴァイヴァルは復活、バンドの新たなる出発という意味が込められています。

そしてデイル・ホーキンスの「スージー・Q」でシングルデビューします。この「スージー・Q」はA面B面ともにスージー・Qで、パート1、2に分かれています。デビューシングルはビルボードで11位という幸先のいいスタートを切りました。CCRはこの後も、「プラウド・メアリー」「バッド・ムーン・ライジング」「ダウン・オン・ザ・コーナー」「雨を見たかい」など大ヒットを飛ばします。ただ惜しいことに、全部最高が2位で、1位を取ることはありませんでした。

大ヒットを連発するバンドでありながら、1971年に解散してしまいます。ジョン・フォガティはリードギターの上にリードボーカルでもあり、作曲、またギター以外にもサックスやピアノも演奏できる多才ぶりがゆえにジョンだけに注目が集まり、CCRはほぼワンマンバンドのように見られていました。

これが原因でメンバーの仲がギクシャクして、まずバンドのマネージャーもしていた最年長のトムが脱退、それを防ごうとアルバム「マルディ・グラ」ではスチュとダグもボーカルを取りましたが、最早修復するには至らずの解散です。

解散後も全員ソロ活動を続けていますが、トムは糖尿病を患って、その手術中に輸血を受けましたが、その時にかかったエイズが原因で1990年に亡くなりました。

ジョンも同じく活動をしてましたが、CCR時代の楽曲の著作権問題に巻き込まれ、隠遁状態を繰り返しながらもアルバムを出して注目を集めています。

スチュとダグは現在、新たにメンバーを集め、クリーデンス・クリアウォーター・リヴィジティッドというバンドで活動をしています。

それでCCRはよく南部出身のバンドだっていわれます。ここでいう南部はニューオーリンズとかメンフィスとかあの辺りです。(正直サンフランシスコも南の方にあるといえばありますが)

今日紹介するプラウド・メアリー (メアリーとは蒸気船メアリー・エリザベス) もメンフィスでの生活を思い返すなんて場面もありますが、作者のジョンは、全くの想像でこれだけの歌詞を書いて、ヒットした後に蒸気船に乗ったという逸話があります。

では和訳です。

Left a good job in the city
Workin' for the man ev'ry night and day
And I never lost one minute of sleepin'
Worryin' 'bout the way things might have been

男の為に働くのもうんざりしたから、
仕事を辞めて来たぜ。
1分だって寝る間も無かったんだ、
ずっとビクビクしながら生活してたんだな、俺は。

Big wheel keep on turnin'
Proud Mary keep on burnin'
Rollin', rollin', rollin' on the river

大きな車輪は回り続ける、
プラウド・メアリーは煙を上げ続ける、
川をゆっくりと下りながら。

Cleaned a lot of plates in Memphis
Pumped a lot of pane down in New Orleans
But I never saw the good side of the city
'Til I hitched a ride on a river boat queen

メンフィスでたくさん皿洗いをして、
ニューオリンズでたくさん汲み出し作業さ。
リヴァー・ボートの女王に乗せてもらうまで、
そんな街の良い所見たこと無かった。

Big wheel keep on turnin'
Proud Mary keep on burnin'
Rollin', rollin', rollin' on the river
Rollin', rollin', rollin' on the river

大きな車輪は回り続ける、
プラウド・メアリーは煙を上げ続ける、
川をゆっくりと下りながら。
川をゆっくりと下りながら。

If you come down to the river
Bet you gonna find some people who live
You don't have to worry 'cause you have no money
People on the river are happy to give

もし川を下ったら、
そこに住んでる人を探してみると良い。
金なんか無くったって心配ないさ。
川沿いの人たちは物を上げるのが好きだからさ。

Big wheel keep on turnin'
Proud Mary keep on burnin'
Rollin', rollin', rollin' on the river
Rollin', rollin', rollin' on the river

大きな車輪は回り続ける、
プラウド・メアリーは煙を上げ続ける、
川をゆっくりと下りながら。

こんな感じです。

メンフィスでの仕事仕事の日々に嫌気がさして蒸気船に乗って、その後の生活に満足している男の歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。


2016年6月29日水曜日

The Tremeloes - By the way

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、ギター抱えて昼寝した名久井翔太です。どうぞよろしく。

最近昼が眠くて眠くて…仕事が休みだからというのが最大の理由ですが、ギターを弾いてても眠くて、そのまま昼寝してしまいました。初めてです。ギター抱えて昼寝するの。

あまり盛り上がらない話をした所で、今日の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はトレメローズでバイ・ザ・ウェイという曲です。


トレメローズは基本シングルでもカバー曲が多いですが、シングルA面、しかもアラン・ブレイクリーとチップ・ホークスの作曲というトレメローズには珍しいオリジナルです。

元はイエロー・リバーがシングルになる予定でしたが、急遽トレメローズ側がオリジナル曲をシングルにするというのを決定しました。

トレメローズ側の予想に反し、シングルはチャート29位、という中途半端な結果。残されたイエロー・リバーは結局作者ジェフ・クリスティーがトリオバンド「クリスティー」を結成し、そのデビューシングルとして発売されました。そして見事に世界的にヒット。

では和訳です。

You mean to say
After all the years of lovin'
After all the tears are far away

それは本当だったんだね、
結局、僕らの愛した時間は、
結局、僕らの流した涙は無かった事になるんだね。

You could throw away
All the dreams we build together
Can't believe you mean the things you say

僕らが築き上げた夢の数々、
君はみんな捨てられるんだね。
君が本気だったなんて信じられないよ。

I remember you with a loving way
In your eyes, in your face
And I think about a man with a lot to say
In my mind, in my place

君が僕を愛してくれた事、
君の瞳、君の顔を見れば思い出す。
僕はたくさん言いたいことがある男を思い出す。
僕の心の中、僕だけの場所で。

By the way, by the way
What can I do to make you stay?
By the way, by the way
What can I do to make you stay?

所で、
君にここにいてもらうにはどうすれば良い?
所で、
君にここにいてもらうにはどうすれば良い?

Now I find myself
Begging for the very first time
On my knees I crawl to you today

僕は気付いた、
ずっと君にお願いをしていた事。
君に今日僕は跪いたんだ。

I remember you with a loving way
In your eyes, in your face
And I think about a man with a lot to say
In my mind, in my place

君が僕を愛してくれた事、
君の瞳、君の顔を見れば思い出す。
僕はたくさん言いたいことがある男を思い出す。
僕の心の中、僕だけの場所で。

By the way, by the way
What can I do to make you stay?
By the way, by the way
What can I do to make you stay?

所で、
君にここにいてもらうにはどうすれば良い?
所で、
君にここにいてもらうにはどうすれば良い?

こんな感じです。

終わりを迎えかけてるカップルの彼氏が、なんとか彼女に思いとどまってほしい歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。

2016年6月28日火曜日

The Swinging Blue Jeans - Now I must go

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

今晩も話すネタも無いので洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はザ・スウィンギング・ブルー・ジーンズでナウ・アイ・マスト・ゴーです。


スウィンギング・ブルー・ジーンズはイギリス、リヴァプールのバンドです。

デビュー時のメンバーは以下の通りです。

•レイ・エニス (Ray Ennis, g)
•ラルフ・エリス (Ralph Ellis, g)
•レス・ブレイド (Les Braid, b)
•ノーマン・クールキ (Norman Kuhlke, d)

元はイギリスで大流行していたスキッフルの同じ名前のバンドでした。(ただしスペルはSwinging Bluegenes)

そこからロックバンドに転身をして、Swinging Blue Jeansとなり1962年にデビューします。

3枚目のシングル「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」という曲が全英チャート2位という大ヒットを記録します。このヒットを受けて、メンバーでリードギター担当のレイ・エニスは「これが自分たちの書いた曲ならとんなに良かったことか!」。

そう、このヒッピー・ヒッピー・シェイクは元はチカーノ・ロック(ヒスパニックという、スペイン系アメリカ人)のミュージシャンの自作曲でした。ビートルズもカバーしていましたが、シングルはおろか、アルバムにも収録していなかったポールのレパートリー曲です。

続くリトル・リチャードの「グッド・ゴリー・ミス・モリー」は11位、ベティ・エヴァレットの「悪いあなた」は3位と、順調にヒットを飛ばし続ける…かと思いきやヒットがそこで止まってしまいます。が、レイ・エニスとレス・ブレイドが中心となって活動を続けています。

2006年にレス・ブレイドが亡くなり、残っている現役メンバーはレイ・エニス。一応2010年に引退をしますが、たまに活動も続けているようです。

さてさて、今回紹介するナウ・アイ・マスト・ゴーですが、これは大ヒットのヒッピー・ヒッピー・シェイクのB面曲で、カバー曲の多いSBJの中では珍しいレイ・エニスによる自作曲です。

この曲は、前回のPP&Mのパフを弾いた時にコード進行が似ている、と私が野暮な発表をしています。

では和訳です。

I'm going away to find true love
I'll travel light just wherever I go
I'm leavin' you behind me
You'll never know where to find me

本物の恋を見つけにいくぜ、
どんな所でも身軽に旅してやるさ。
お前を置いていくぜ、
どこへ行けば良いのか分からないだろう。

One day, you'll find that you need me
Like I needed you so
So, go ahead and cry your eyes out
You hurt me and now I must go 

いつか、俺が必要になるだろう。
俺がお前を必要としてたように。
だからおもいきり泣けば良いさ。
お前は俺を傷つけた、だから俺は行くぜ。

Go on, go on, try and stop me leavin' you
Come on, come on, I'll just make a fool of you
You pushed me round, so I went out and found me
A girl that will love me forever

やってみろよ、俺を止められるなら。
来いよ、俺はお前を騙してやるんだ。
散々こき使いやがって、だから俺は見つけてやったぜ。
永遠に俺を愛してくれる女の子を。

I'm going away to find true love
I'll travel light just wherever I go
I'm leavin' you behind me
You'll never know where to find me

本物の恋を見つけにいくぜ、
どんな所でも身軽に旅してやるさ。
お前を置いていくぜ、
どこへ行けば良いのか分からないだろう。

One day, you'll find that you need me
Like I needed you so
So, go ahead and cry your eyes out
You hurt me and now I must go 

いつか、俺が必要になるだろう。
俺がお前を必要としてたように。
だからおもいきり泣けば良いさ。
お前は俺を傷つけた、だから俺は行くぜ。

Go on, go on, try and stop me leavin' you
Come on, come on, I'll just make a fool of you
You pushed me round, so I went out and found me
A girl that will love me forever

やってみろよ、俺を止められるなら。
来いよ、俺はお前を騙してやるんだ。
散々こき使いやがって、だから俺は見つけてやったぜ。
永遠に俺を愛してくれる女の子を。

You say that you're sorry you hurt me
It's too late for you to be now
I gave you my heart but you took it apart 
You hurt me and now I must go 

俺を傷つけて「ゴメン」だと。
そんなの遅えんだよ。
お前に心を捧げたのにバラバラにしやがって、
もうお前とはやってられねえよ!

こんな感じです。

新しい彼女を見つけに行く男の歌です。

最後の一連は完全に意訳ですが、全体の流れを察してもらえれば納得のはず。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。


2016年6月27日月曜日

Peter, Paul and Mary - Puff, the magic dragon

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

さて、前半話すネタも無いので洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はピーター・ポール・アンド・マリーでパフという曲です。前にコード進行が似てるという記事で書きました。


ピーター・ポール・アンド・マリーは我が国日本でも有名なフォークグループです。代表曲に「500マイルズ」「悲惨な戦争」「花はどこへいった」などなど。

1961年、ピーター・ヤーロウ、ポール・ストゥーキー、そしてマリー・トラヴァースの3人でまずアルバムデビューしました。

翌1962年に「レモン・ツリー」でデビューしました。

日本でも知名度の高いグループで、スパイダースはアルバムで「500マイルズ」、「悲惨な戦争」、リンド&リンダースとワンダースは「ロック天国」をカバーしています。

フォークミュージシャンというと我が国では哀愁、若い男女の苦悩というイメージがありますが、アメリカのフォークミュージシャンは反戦とか祖国愛を歌い上げている人たちが多いです。ウディ・ガスリーとかボブ・ディランとかピート・シーガーとか。

PP&Mも「花はどこへいった」は、戦争で散った男の歌ですし。

日本でも人気を誇ったPP&Mですが、ソロ活動のために1970年に一旦解散しますが、それぞれソロ活動はパッとせず、1979年、反原発の支援コンサートをキッカケに再結成に踏み込みます。

2009年、白血病を治すために治療に専念していたマリー・トラヴァースでしたが、72歳で亡くなります。

そういえばちょっと前に小学校とかでポールかピーターが歌っていたのをニュースで見ましたが、絶対今の子供達はPP&Mなんて知らないだろうなあ…知っていたとしても校長先生ぐらいの年代じゃないとね。

では今日紹介のパフ・ザ・マジック・ドラゴン。私は幼い頃おかあさんといっしょで、日本語訳の歌を聴いたのが初めてです。

私を含め同年代の方々は童謡のイメージが強いですが、PP&Mをリアルタイムで聴いていた人たちにとっては本当のフォークミュージック、というイメージが強いそうです。曲の登場人物のジャッキー・ペーパーがパフの元に来なくなったのは戦争で散ったからだ、という解釈もあるそうです。

この曲は一時期、ドラッグソングだという理由で放送禁止になっていたそうですが、作詞者をはじめ、PP&Mもこの歌は広く聴かれるべきだという主張を続けてきています。

では和訳です。

Puff, the magic dragon lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee, 
Little Jackie paper loved that rascal puff, 
And brought him strings and sealing wax and other fancy stuff. oh

パフ、魔法の竜は海の近くに住んでいた。
ハナリーという島で、秋の霧の中で遊んでいた。
ジャッキー・ペーパーという少年は、悪戯っ子のパフが好きだった。
紐やら、封蝋やら、たくさん面白い物を持ってきていた。

Puff, the magic dragon lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee, 
Puff, the magic dragon lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee.

パフ、魔法の竜は海の近くに住んでいた。
ハナリーという島で、秋の霧の中で遊んでいた。
パフ、魔法の竜は海の近くに住んでいた。
ハナリーという島で、秋の霧の中で遊んでいた。

Together they would travel on a boat with billowed sail
Jackie kept a lookout perched on puffs gigantic tail, 
Noble kings and princes would bow whene'r they came, 
Pirate ships would lower their flag when puff roared out his name. oh! 

2人は共に、大海原を旅した。
パフが舵を取り、ジャッキーが見張りをした。
王様王子様は2人に頭を垂れていた。
パフが名前を叫ぶと、海賊船は一目散に逃げて行ったのさ。

Puff, the magic dragon lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee, 
Puff, the magic dragon lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee, 

パフ、魔法の竜は海の近くに住んでいた。
ハナリーという島で、秋の霧の中で遊んでいた。
パフ、魔法の竜は海の近くに住んでいた。
ハナリーという島で、秋の霧の中で遊んでいた。

Dragons live forever but not so little boys
Painted wings and giant strings make way for other toys.
One sad night it happened, Jackie Paper came no more
And Puff that mighty dragon, he ceased his fearless roar.

竜は永く生きるが、少年は違った。
お絵描きされた翼や大きな紐は他のおもちゃにとってかわれた。
ある悲しい夜から、ジャッキーはもう来なかった。
強いはずのパフが、止むことの無い悲しき叫びをあげた。

His head was bent in sorrow, green scales fell like rain, 
Puff no longer went to play along the cherry lane.
Without his life-long friend, puff could not be brave, 
So puff that mighty dragon sadly slipped into his cave. oh! 

彼の頭は悲しみに暮れ、緑の鱗はまるで雨粒のよう。
もう桜の小道で遊ぶ事も無くなった。
彼の生涯の友もない今、パフはもう勇気を出す事もない。
たくましいパフはひどく悲しみながら洞窟へ戻って行ったのさ。

Puff, the magic dragon lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee, 
Puff, the magic dragon lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee, 

パフ、魔法の竜は海の近くに住んでいた。
ハナリーという島で、秋の霧の中で遊んでいた。
パフ、魔法の竜は海の近くに住んでいた。
ハナリーという島で、秋の霧の中で遊んでいた。

こんな感じです。

内容は、もう見てお分かりの通りだと思います。

ではまた。


2016年6月26日日曜日

The Coasters - Wake me, shake me

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

毎晩話すネタが無いとはいえこのままではつまらない、ので久しぶりに長話と参りましょう。

グループサウンズとの出会い、について書いてみたいと思います。

私は中学3年生でビリー・ジョエル、ビートルズ、エルトン・ジョン、エルヴィス・プレスリー、チャック・ベリーに触発されて古い洋楽を聴くようになりました。

そこから私の高校生の青春は洋楽に捧げられた訳ですが、入った高校の科が英語に特化した所で、高校2年になると海外研修という名目でホームステイを実質4日間します。

そのホームステイ先で何か古い洋楽ばかり聴いててもあれだな、と思って、何か古い日本の音楽の一つでも歌えたら、と思って最初は加山雄三さんの歌を聴いていました。でも結局発表する事もなく海外研修は終わりましたが。

そして高校3年生で、何の気なしに聴いたワイルド・ワンズの想い出の渚。これが私とグループサウンズの出会いでした。日本にも私の心を揺さぶる音楽があったのか、と感動を覚えました。

そこから調べて、グループサウンズは全盛期で100以上のグループがあって、その中でも取り分け知名度の高い十大グループサウンズの存在を知りました。

まず、十大グループサウンズは以下のグループです。(グループ名の後は初めて聴いたそのグループの曲名)

•タイガース - 僕のマリー
•テンプターズ - エメラルドの伝説
•スパイダース - 夕陽が泣いている
•ブルー・コメッツ - ブルー・シャトウ
•ワイルド・ワンズ - 想い出の渚
•ヴィレッジ・シンガーズ - バラ色の雲
•ゴールデン・カップス - 長い髪の少女
•オックス - ガール・フレンド
•ジャガーズ - 君に会いたい
•カーナビーツ - 好きさ好きさ好きさ

このうち、タイガースだけは大分後になってハマったという感じです。

そこから、十大グループサウンズには留まらず、スウィング・ウエストやズー・ニー・ヴー、シャープ・ホークスのCDも買って聴くようになりました。

以上が、私とグループサウンズの出会い、でした。

長話というには短いですが、この辺で切り上げて後半の洋楽和訳のコーナーに参りましょう。

今日の洋楽

今日は、コースターズでウェイク・ミー・シェイク・ミーです。


コースターズのメンバー、ビリー・ガイの作曲です。リードも、ビリー・ガイが取っています。

では和訳です。

Why don't you wake me, shake me?
Don't let me sleep too late
Gotta get up in the morning
About a quarter to eight

俺を起こしてくれよ、
寝坊できないんだ。
早く起きて仕度をしなくちゃ、
7:45までに行かなくちゃ。

(Don't you know I'm bound)
I'm bound to my job
(My boss)
My boss is a big, fat slob
Can't even be a minute late
Or the boss will blow his gate

俺は仕事に行くんだ。
俺の上司はデブ、間抜けの癖に、
1分でも遅れたら、
俺はお払い箱なんだ。

Why don't you wake me, shake me?
Don't let me sleep too late
Gotta get up in the morning
About a quarter to eight

俺を起こしてくれよ、
寝坊できないんだ。
早く起きて仕度をしなくちゃ、
7:45までに行かなくちゃ。

(Don't you know I'm bound)
I'm bound to my garbage truck
(I got a lot)
Got a lot of cans to pick up
Can't even be a minute late
Or the boss will blow his gate

ゴミ収集車に乗って、
たくさん缶を拾うのさ。
1分たりとも遅れられない、
俺をクビにするから。

Why don't you wake me, shake me?
Gotta get up in the morning time
About a quarter to eight

俺を起こしてくれよ。
早起きして行かなくちゃ。
7:45までに。

I had a dream, I had a dream
I said, "I looked over yonder"
What did I see
I said, "Two big garbage trucks"
I said, "Are coming after me"

夢を見たんだ。
夢の中の俺が「おい向こうを見ろよ。」
何が見えたって?
夢の中の俺が「2台のゴミ収集車が、
俺の後を追っかけてくるんだ。」

Picking up cans, I said, "Side by side
Why don't you swing down sweet garbage truck?
And let your buddy ride"

缶を拾ってたら、
「ゴミ収集なんてやめて、
お前の恋人でも乗せて行っちまえよ。」

Why don't you wake me, shake me?
Don't let me sleep too late
Gotta get up in the morning
About a quarter to eight

俺を起こしてくれよ、
寝坊できないんだ。
早く起きて仕度をしなくちゃ、
7:45までに行かなくちゃ。

(Don't you know I'm bound)
I'm bound to my garbage truck
(I got a lot)
Got a lot of cans to pick up
Can't even be a minute late
Or the boss will blow his gate

ゴミ収集車に乗って、
たくさん缶を拾うのさ。
1分たりとも遅れられない、
俺をクビにするから。

Why don't you wake me, shake me?
Gotta get up in the morning time
About a quarter to eight

俺を起こしてくれよ。
早起きして行かなくちゃ。
7:45までに。

こんな感じです。

早く仕事に行かなくちゃいけないから起こしてくれ、という男の歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。