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2016年11月1日火曜日

The Rolling Stones - Time is on my side

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

予告していた、アコースティックギターの種類について、お話したいと思います。

皆さんが想像するアコースティックギターは、ほぼ1種類だと思いますが、エレキギターでないギター、つまりアンプに繋ぐ必要の無いギターはこれ以外にもあるんですよ。

•フォークギター

皆さんが想像するアコースティックギターは大体これです。

ただ、ボディのタイプが色々違ってきます。

標準的なアコギはドレッドノートという、有名なマーティン社が開発したもので、ボディのくびれが少なく、何よりでかい。マーティン社が、それまであったアコギのサイズの中でも最大級のものを作った事からドレッドノートという名がつけられました。

フォークタイプというものもあり、これはボディのくびれが大きく、ボディがドレッドノートタイプよりも小さめのギターです。

ラウンドショルダーは遠目で見るとドレッドノートタイプと形が似ていますが、ボディの上の部分、人間で言えば肩にあたりますが、これが丸くなっています。ドレッドノートは肩の部分がスクエアになっています。ラウンドショルダー、つまり、撫で肩のギターです。

ジャンボが一番ボディのサイズがでかいアコギです。ジャンボという名が示す通り、ドレッドノートよりもでかいギターで、ネックも長い、大きなくびれを持っています。あのエルヴィス・プレスリーが使っていた事でも有名です。

•クラシックギター

別名「ガットギター」

フォークギターは鉄の弦を使っていますが、クラシックギターはナイロン弦と、ガットといって羊の腸を使った弦、この2種類を使っています。羊の腸を使ってるものは他にも、テニスのラケットにも使われていますね。

クラシックギター以外のギターには、トラスロッドという、ネックの反りを調節する棒が入っていますが、このクラシックギターは、もともとが張力の弱いナイロン弦とガット弦を使うので、トラスロッドを使うまでもないんです。

また、フラメンコに使われるフラメンコギターもクラシックギターと同じですが、フラメンコギターの場合は、ゴルペ板と呼ばれる、ボディを指で叩くのに必要なものも備えているので、フラメンコギターとクラシックギターは区別して呼称されることもあります。

•エレクトリック・アコースティックギター

アコースティックギターにピックアップをつけて、アンプに繋ぐアコギです。フォークギターの場合は普通にエレアコ、クラシックギターの場合はエレガットと言います。

前に、フルアコースティックギターは、ピックギターがアコギですから、それにピックアップを取り付けたもの、という話をしましたが、フルアコの方がエレアコよりも先に誕生しました。

時代の流れに乗って、アコギ本来の音を何とか増幅できないかという目的で開発されたのがエレアコです。私も今分かりました。

長くなりましたが、三回に渡ってお送りしたギターの話、また機会があればお話ししたいと思います。

では洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はローリング・ストーンズでタイム・イズ・オン・マイ・サイドです。


ジェリー・ラゴヴォイ作曲です。

前にも紹介しましたね。元はジャズ・トロンボーンのカイ・ワインディングのインスト曲ですが、ジミー・ノーマンが新たに詞をつけました。

ストーンズのバージョンは、アーマ・トーマスという女性R&Bシンガーのカバーです。

では和訳です。

Time is on my side, yes it is
Time is on my side, yes it is
Now you always say
That you want to be free
But you'll come running back (said you would baby)
You'll come running back (I said so many times before)
You'll come running back to me

時は俺の味方さ、
時は俺の味方さ。
いつもお前は、
自由になりたいって言ってるけど、
お前はきっと戻ってくる。 (絶対そうだ)
お前はきっと戻ってくる。 (たくさん言ったぜ)
お前はきっと俺の所に戻ってくる。

Oh, time is on my side, yes it is
Time is on my side, yes it is
You're searching for good times
But just wait and see
You'll come running back (I won't have to worry no more)
You'll come running back (spend the rest of my life with you, baby)
You'll come running back to me

時は俺の味方さ、
時は俺の味方さ。
いつもお前はいい時間を探してるけど、
ただ待てば見つかるさ。
お前はきっと戻ってくる。 (もう心配ないさ)
お前はきっと戻ってくる。 (お前と残りの人生過ごしたい)
お前はきっと俺の所に戻ってくる。

Go ahead, go ahead and light up the town
And baby, do everything your heart desires
Remember, I'll always be around
And I know, I know
Like I told you so many times before
You're gonna come back, baby
Cause I know
You're gonna come back knocking
Yeah, knocking right on my door
Yes, yes!

街に明かりをつけてやればいい、
お前の心の求めるままにやればいい。
でも覚えてくれ、俺は周りにいるさ。
分かってる、たくさん前に言ったように、
お前は戻ってくる。
そう、お前はノックしてくれるさ。
俺のドアに。

Well, time is on my side, yes it is
Time is on my side, yes it is
Cause I got the real love
The kind that you need
You'll come running back (said you would, baby)
You'll come running back (I don't always said you would)
You'll come running back to me

時は俺の味方さ、
時は俺の味方さ。
俺は手に入れたぜ、
お前の欲しい愛ってヤツを。
お前はきっと戻ってくる。 (絶対そうだ)
お前はきっと戻ってくる。 (たくさん言ったぜ)
お前はきっと俺の所に戻ってくる。

こんな感じです。

絶対にお前は俺が欲しくなる、という歌です。

スタジオ録音のものは括弧の中のセリフも言っていますが、今回はライブ音源ですので、括弧の中のセリフはありません。

今日はこの辺でお時間です。引き続きリクエスト募集中です。

ではまた。

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