こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。
9月になりました。
まだまた残暑が続きます。そうざんしょ、なんつって。
暑さにめげずに頑張っていきたいものです。
では、今日の洋楽和訳のコーナーです。
今日の洋楽
今日はバック・オーウェンズでトゥゲザー・アゲインです。
バック・オーウェンズ作曲です。1964年のシングル「マイ・ハート・スキップス・ア・ビート」B面曲で、カントリーチャート1位を記録しました。
バック・オーウェンズこと、アルヴィス・エドガー・オーウェンズ(Alvis Edgar "Buck" Owens)は、1929年8月12日、テキサス州シャーマン生まれのカントリーシンガーです。
バッカルーズというバンドを率い「ナッシュビル・サウンド」に対抗して、1950年代後半より「ベーカーズフィールド・サウンド」というカントリーのジャンルを築き上げ、後のカントリーロックの誕生に影響を与えました。また、ビートルズがカバーした「アクト・ナチュラリー」のオリジネイターでもあります。
テキサス州の農家の家に生まれました。家でバック(Buck)というロバを飼っていて、アルヴィス少年の名前もバックだと名乗った事から「バック・オーウェンズ」という芸名になりました。8歳の頃アリゾナ州に移り、音楽に興味を示して、独学でギターやドラム、マンドリン等を習得しました。
トラックの運転手をしつつ、地元でもラジオ番組を持ったりと活動していましたが、1951年にベーカーズフィールドに移り、カントリー歌手のバック演奏を務めました。1956年にコーキー・ジョーンズという名前でロカビリーのシングル「ホット・ドッグ」をリリースしました。
1958年に、後の仲間となるドン・リッチ(当時はフィドル奏者)と出会い、翌年にシングル「セカンド・フィドル」をリリースして、カントリーチャートで24位を記録しました。続く「アンダー・ユア・スペル・アゲイン」が4位、さらに1960年「アバヴ・アンド・ビヨンド」も3位のヒットを叩き出し、歌手として人気が出だしました。
盟友ドン・リッチを迎え、1963年に「バック・オーウェンズ・アンド・ザ・バッカルーズ」を結成し、ベーカーズフィールド・サウンドの立役者として本格的に活動を始めました。1963年に「アクト・ナチュラリー」がカントリーチャート1位を記録しました。その後「トゥゲザー・アゲイン」「マイ・ハート・スキップス・ア・ビート」「走れバッカルー」「シンク・オブ・ミー」等カントリーチャート1位を連発しました。1位のヒット連発は1967年まで続きました。
1966年のカーネギー・ホールでのコンサートも大成功し、さらに同時期にレイ・チャールズが「クライング・タイム」「トゥゲザー・アゲイン」をカバーして、バック・オーウェンズも人気スターの仲間入りを果たしました。さらに1967年には来日コンサートも開きました。
バッカルーズのメンバー交代など相次ぎ、1970年代に入ってバンド活動は挫折を迎えましたが、1972年にカントリーチャート1位を記録したシングル「メイド・イン・ジャパン」をリリースし、再び人気が出始めました。
しかし、1974年7月17日、盟友ドン・リッチがバイク事故で32歳と若さで急逝しました。盟友の死はバックにショックを与え、アーティストとしてヒットも出せなくなり、音楽ビジネスに専念するようになりました。
1988年にカントリー歌手のドワイト・ヨーカムと「ストリーツ・オブ・ベーカーズフィールド」をデュエットして、アーティスト活動を再開させました。
1990年代に口腔がんや肺炎など病に倒れましたが、治療をしつつ活動を続けました。
2006年3月25日にコンサートを行いましたが、その数時間後に睡眠中に心臓発作で76歳で亡くなりました。
また一緒になれた事の喜びを歌っています。
エミルー・ハリスがカバーしました。
では和訳です。
Together again
My tears have stopped falling
The long lonely nights
Are now at an end
また一緒になれたね。
流れる涙も止まったよ。
長く、寂しい夜は、
終わりを迎えたんだ。
The key to my heart
You hold in your hand
And nothing else matters
We're together again
僕の心の鍵は、
君の手の中にあるんだよ。
何も問題は無いんだ、
また一緒になれたんだから。
Together again
The gray skies are gone
You're back in my arms
Now where you belong
また一緒になれたね。
灰色の空も無くなった。
君はまた僕の腕の中、
居るべき所に戻ったんだ。
The love that I knew
Is living again
And nothing else matters
We're together again
僕が知り得た愛は、
再び生の輝きを取り戻した。
さあ、もう心配要らないよ。
また一緒になれたんだから。
And nothing else matters
We're together again
さあ、もう心配要らないよ。
また一緒になれたんだから。
こんな感じです。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。
ではまた。
0 件のコメント:
コメントを投稿