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2023年7月6日木曜日

Lesley Gore - You don’t own me

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はレスリー・ゴーアで「恋と涙の17歳」という歌です。



ジョン・マダラ、デイヴィッド・ホワイト作曲です。1964年のシングルで、ホット100で2位を記録しました。

レスリー・ゴーアこと、レスリー・スー・ゴールドスタイン(Lesley Sue Goldstein)は、1946年5月2日、ニューヨーク生まれの歌手です。

「涙のバースデイ・パーティ」、「涙のジュディ」、そして今回の「恋と涙の17歳」でお馴染みの女性シンガーです。

高校生の時、ジャズバンドで歌っていた所、当時マーキュリー・レコードの副社長にしてプロデューサーだったクインシー・ジョーンズにスカウトされ、1963年に「涙のバースデイ・パーティ」でデビューしました。デビュー作は全米1位を記録し、一躍スターダム入りを果たします。続く「涙のジュディ」も全米5位を記録します。しかしレスリー本人は芸能界に染まらずに、平日は大学に通い、週末だけ芸能活動をするという活動をします。

大学を卒業してからは芸能活動に専念しましたが、60年代後半からはヒットが出ず、レコード会社を移籍したりしながらも活動を続けました。1980年代に入ってからは映画の作曲家として弟のマイケル・ゴーアと活動をしました。いくつかのコンサートも開催しています。

2005年に、エンジン・カンパニー・レコードよりアルバム『エヴァー・シンス』を発売しました。往年のヒット曲「ユー・ドント・オウン・ミー」を再録音し、「ポップクラシックに新たな命を吹き込んだ」と評価を受けています。

2015年2月16日、肺癌の為68歳で亡くなりました。

レスリー・ゴーアはレズビアンだと2005年のインタビューで公言しており、長年に渡って女性のパートナーがいる事を明らかにしました。60年代当時、音楽業界は「同性愛嫌悪」状態でしたが、レスリー自身はこれについて異性愛者のふりをしなければならないと思った事はなく、いつも自分の人生を自然に生きていた」とコメントしています。実際亡くなる時も、長年に渡るパートナーと結婚が控えていたそうです。

今回の歌は、ポップス史上「ウーマンリブ問題」を始めて歌った歌とされています。あたしはあんたの所有物じゃ無いから、いちいち指示しないでよ、という歌です。

では和訳です。

You don't own me

I'm not just one of your many toys

You don't own me

Don't say I can't go with other boys


私はあんたの物じゃないわ、

あんたのオモチャなんかじゃないわ。

私はあんたの物じゃないわ、

他の男の所に行くなって言わないでよ。


And don't tell me what to do

Don't tell me what to say

And please, when I go out with you

Don't put me on display 'cause


やる事をいちいち指示しないで、

言う事だって制限されたくないわ。

私があんたとどこかに出掛けるたびに、

私をショーウィンドウに入れたりしないで。


You don't own me

Don't try to change me in any way

You don't own me

Don't tie me down 'cause I'd never stay


あんたの物じゃないから。

私をどうにかして変えようとしないでよ。

あんたの物じゃないわ。

ここに居付くつもりないのに、縛りつけないでよ。


I don't tell you what to say

I don't tell you what to do

So just let me be myself

That's all I ask of you


私はあんたに何を言うのかいちいち言わないし、

あんたの行動を制限したりしないわ。

だから私の事は放っておいてよ、

私が頼んでいるのはそういう事よ。


I'm young, and I love to be young

I'm free, and I love to be free

To live my life the way I want

To say and do whatever I please


私は若い、若くいたいのよ。

私は自由、自由でいたいのよ。

私の生きたいように生きるし、

私の言いたい事、やりたい事だけやっていたいのよ。


And don't tell me what to do

Oh, don't tell me what to say

And please, when I go out with you

Don't put me on display


やる事をいちいち指示しないで、

言う事だって制限されたくないわ。

私があんたとどこかに出掛けるたびに、

私をショーウィンドウに入れたりしないで。


I don't tell you what to say

Oh, don't tell you what to do

So just let me be myself

That's all I ask of you


私はあんたに何を言うのかいちいち言わないし、

あんたの行動を制限したりしないわ。

だから私の事は放っておいてよ、

私が頼んでいるのはそういう事よ。


I'm young, and I love to be young

I'm free and I love to be free

To live my life the way I want

To say and do whatever I please


私は若い、若くいたいのよ。

私は自由、自由でいたいのよ。

私の生きたいように生きるし、

私の言いたい事、やりたい事だけやっていたいのよ。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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