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2018年6月16日土曜日

The Kinks - You really got me

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はザ・キンクスでユー・リアリー・ガット・ミーです。



レイ・デイヴィス作曲です。1964年のシングルで、イギリスのチャートで1位、ビルボードホット100で7位を記録しました。

ザ・キンクスはイギリス・ロンドン出身のロックバンドです。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フーと並ぶ「イギリス四大バンド」の一つに挙げられています。

メンバーは以下の通りです。

•レイ・デイヴィス (Raymond Douglas Davies, v)
•デイヴ・デイヴィス (David Russell Gordon Davies, g)
•ピート・クウェイフ (Peter Alexander Greenlaw Quaife, b)
•ミック・エイヴォリー (Michael Charles Avory, d)

ロンドン北部郊外のイースト・フィンチリー生まれ、マクスウェル・ヒル育ちのデイヴィス兄弟は、ピート・クウェイフと共にレイ・デイヴィス・カルテットを結成して活動を始めます。1962年に実家を出て、デイヴ・ハント・バンドに入ってプロのギタリストとして活動して、再びマクスウェル・ヒルに戻り、再びデイヴやピートと共に活動を始めます。

1964年にパイ・レコードと契約を結び、ドラムスに、結成して間もないストーンズのステージでドラムを叩いてたミック・エイヴォリーを加え、「ザ・レイヴンズ」だったバンド名を「ザ・キンクス」と変えて、シングル「ロング・トール・サリー」でデビューします。

が、レコードは全然売れず、パイ・レコードから「3枚目のシングルでヒットしなかったら契約を打ち切る」と通告を受け、3枚目のシングル「ユー・リアリー・ガット・ミー」を1964年8月にリリースしました。これが大ヒットして、バンドは間もなくデビュー・アルバムを10月にリリースします。

1960年代前半のヒット曲としては「オール・オブ・ザ・ナイト」「セット・ミー・フリー」「タイアード・オブ・ウェイティング・フォー・ユー」が挙げられます。

1965年のステージでデイヴがミックを侮辱してドラムセットを蹴り倒し、これに憤慨したミックはハイハットのスタンドでデイヴの頭を殴りつけます。気を失ったデイヴは病院に運び込まれ、頭を16針縫う手術を受けました。これがキッカケで、アメリカでの演奏は向こう4年間禁止されることとなりました。

1966年夏リリースのシングル「サニー・アフタヌーン」の大ヒット後、ツアーと作曲のプレッシャー、そしてプロデューサーのラリー・ペイジとの金銭をめぐる法廷闘争に悩まされたレイ・デイヴィスは神経症になります。ピート・クウェイフは交通事故に遭い、一時バンドを脱退します。

1969年リリースの8枚目のアルバム『アーサー、もしくは大英帝国の衰退と滅亡』が「ロック・オペラ」「コンセプト・アルバム」という、ロックの新しいスタイル初期の傑作と評されました。1971年にRCAレコードに移籍し、『プリザーベーション第一幕~第三幕』『不良少年のメロディ』などをリリースしましたが、ヒットしませんでした。

1979年にアリスタ・レコードに移籍して一作目のアルバム『スリープウォーカー』が全米21位というヒット作になり、翌年には「ジャンプ」でお馴染みのヴァン・ヘイレンが「ユー・リアリー・ガット・ミー」をカバーしてヒットさせ、キンクスがまた注目されるようになりました。

1985年に一時活動を休止しました。休止している間、レイ・デイヴィスはロック・ミュージカル映画『ビギナーズ』、『リターン・トゥ・ウォータールー』の2本に出演しました。後者に至っては脚本・監督も担当しています。

1982年、1993年、1995年にそれぞれ来日公演を果たしたキンクスですが、度々取り上げられてきたレイとデイヴの不仲ぶりがエスカレートして、1996年に正式に解散してしまいます。

2014年、レイ・デイヴィスが「キンクスの再結成の可能性は五分五分」という声明を出し、再結成に気持ちが傾いているという状態になりました。

1990年にロックの殿堂に入りました。

「ユー・リアリー・ガット・ミー」で繰り広げられたディストーションサウンドは、レイ・デイヴィスが、アンプのスピーカーの振動板をカミソリで切り裂き、ピンを突き刺して得られたものといわれています。そして、ハードロックとヘヴィーメタルの原点ともいわれています。

では和訳です。

Girl, you really got me goin'

You got me so I don't know what I'm doin'

Yeah, you really got me now

You got me so I can't sleep at night


君は俺を動かす。

俺は君にやられて、何をしてるのか分からない。

なあ、俺は君にやられちまった。

君にやられて、夜も眠れやしない。


Yeah, you really got me now

You got me so I don't know what I'm doin', now

Oh yeah, you really got me now

You got me so I can't sleep at night


なあ、君にやられちまった。

俺は君にやられて、何をしてるのか分からない。

なあ、君にやられちまった。

君にやられて、夜も眠れやしない。


You Really Got Me

You Really Got Me

You Really Got Me


俺は君にやられた。


See, don't ever set me free

I always wanna be by your side

Girl, you really got me now

You got me so I can't sleep at night


俺を放さないでくれ。

君の側にいたいんだ。

なあ、君にやられちまった。

君にやられて、夜も眠れやしない。


Yeah, you really got me now

You got me so I don't know what I'm doin', now

Oh yeah, you really got me now

You got me so I can't sleep at night


なあ、君にやられちまった。

俺は君にやられて、何をしてるのか分からない。

なあ、君にやられちまった。

君にやられて、夜も眠れやしない。


You Really Got Me

You Really Got Me

You Really Got Me


君にやられた。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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