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2023年9月28日木曜日

秋田県秘境駅レポート・その3

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました、が。

前回に引き続き、秋田県で訪れた秘境駅レポートをお届けします。(洋楽和訳のリクエスト受け付けております。)

今回は、秋田内陸縦貫鉄道の奥阿仁駅を紹介します。

前回の岩野目駅を8時20分に出発し、奥阿仁駅に8時30分に到着しました。

着いた瞬間に雲行きの怪しい天気になって来ましたが、とりあえず気にしないで撮影をします。

1989年に開業しました。







相変わらず目の前には自然が広がります。



トンネルに囲まれた奥阿仁駅は、立地上の問題か、ホームの長さが短く一両分しかありません。



待合室に「演歌『無人駅』の駅」という看板がありますが、実はこの奥阿仁駅は、元AKB48で現在は演歌歌手として活動している、岩佐美咲氏のデビュー曲「無人駅」のロケ地になった事でも知られています。

YouTubeに1分半ほどのPV映像が載っていたので見ました。PVでは雪が降っていたので、冬に訪れるとまた違った景色が見れて風情があると思います。

「誰も気づかない 気づかれない」という歌詞がありますが、うん。心理的はおろか物理的に気づかれないと思います。だって周りに何も無いから笑 

でも、周りに何も無いという環境にポツンと駅がある。何も無いから誰も居ない、その環境に自分を置いて、都会から離れる、私はそこに秘境駅巡りの楽しみを見出しています。



無人駅、とはいうものの、内陸線開通記念では大勢の人が祝いに来た、という写真がありました。これだけ人が居た時期はこれ以降にあったでしょうか。



駅舎の写真です。



木彫りの鷹の置物がありました。

奥阿仁がある北秋田市阿仁、という地域は、マタギと呼ばれる山奥で狩猟を行う人達の集落が点在していた事でも知られています。





駅前に小倉というバス停があって、北秋田市民病院という所と、反対方面の打当(うっとう)に行くバスがあります。どちらも1本しか来ないです。「バスは一日一度来る」に近い地域をリアルで見た事に、驚きを隠せません。

ちなみに、小倉という所から北秋田市民病院までは、およそ1時間半かかります。めちゃくちゃ長いです。

という事で今回は奥阿仁駅を紹介しました。次回は戸沢駅です。

ではまた。


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