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2016年1月9日土曜日

The Association - Windy

こんばんは、名久井翔太です。

前回はローリング・ストーンズの正式メンバーになりかけた有名人たちを紹介しましたので、今回はビートルズの元・メンバーの人々を紹介したいと思います。とはいっても、ビートルズ自体解散してから実に46年が経つんでジョン、ポール、ジョージ、リンゴは元・メンバーですけど。メジャーデビュー前に解雇されたメンバーです。

1人はドラムスのピート・ベスト(1941年生)です。

母親がコーヒーバー「カスバ」というお店を開いて、その開店記念にバンドの演奏会を開催したんですが、そのうちの一つがビートルズの前身、クオリーメンでした。1960年、ピートが高校を卒業した後、ビートルズがドイツのハンブルグに遠征に行くという時にドラマーがいなかったのでピートがドラマーになりました。

しかし1962年、まさにメジャーデビュー直前に解雇されてしまいます。理由としては、ギグが終わっても他のメンバーとつるむことなく1人で遊びに行ったり、あとは他のメンバーはマッシュルームのヘアースタイルにしてたのにピートだけリーゼントだったり、良く休んでたことがあってその代役をリンゴに任せたり、とにかくビートルズに馴染めなかったためですね。

その後はリー・カーティス&ジ・オール・スターズに入ったり、ピート・ベスト・バンドという自身のバンドを結成したりしています。また、ジョージが亡くなる2〜3年前に仲直りしています。

2人目はべース、スチュアート・サトクリフ(1940年生−1962年没)です。ビートルズがビートルズという名前になる前はシルヴァー・ビートルズという名前でしたが、この時実はリンゴを除く5人がメンバーだった時があります。

ハンブルグ巡業2回目の時に、画家になるためにビートルズを脱退し、アストリッド・キルヒヘルという写真家の人と結婚します。

しかし1962年、容体が急変し、脳出血で夭逝してしまいます。わずか21歳という若さでした。

残っている音源でスチュアートが参加したのはわずか3曲。本当に幻のメンバーです。

という訳で、スポットライトを浴びられなかった元メンバーというテーマでお送りしました。

では今日の洋楽です。

今日の洋楽

今日はアソシエイションでウィンディという曲です。


この曲の録音が終わった時に、アソシエイションのメンバー全員が、絶対にヒットする、という予感がしたという曰く付きの歌です。

実際、1967年にビルボードで1位を獲得しています。

では和訳です。

Who's peeking out from under a stairway
Calling a name that's lighter than air?
Who's bending down to give me a rainbow?
Everyone knows it's Windy

階段の下から覗いて、
空気より軽い名前を読んでいるのは誰?
虹を僕にあげようとかがんでるのは誰?
みんな知ってるよ、ウィンディさ。

Who's tripping down the streets of the city
Smiling at everybody she sees?
Who's reaching out to capture a moment?
Everyone knows it's Windy

街を歩いて、
すれ違う度微笑みを交わすのは誰?
その一瞬を残そうと手を伸ばそうとしてるのは誰?
みんな知ってるよ、ウィンディさ。

And Windy has stormy eyes
That flash at the sound of lies
And Windy has wings to fly
Above the clouds (Above the clouds)
Above the clouds (Above the clouds)

ウィンディは嵐のような目をしている。
嘘には敏感な目を。
そしてウィンディは翼を持ってる。
雲を突き抜けて、
空高く飛んでいくのさ。

And Windy has stormy eyes
That flash at the sound of lies
And Windy has wings to fly
Above the clouds (Above the clouds)
Above the clouds (Above the clouds)

ウィンディは嵐のような目をしている。
嘘には敏感な目を。
そしてウィンディは翼を持ってる。
雲を突き抜けて、
空高く飛んでいくのさ。

Who's tripping down the streets of the city
Smiling at everybody she sees?
Who's reaching out to capture a moment?
Everyone knows it's Windy

街を歩いて、
すれ違う度微笑みを交わすのは誰?
その一瞬を残そうと手を伸ばそうとしてるのは誰?
みんな知ってるよ、ウィンディさ。

こんな感じです。

ではまた。

2016年1月7日木曜日

The Searchers - Take it or leave it

こんばんは、名久井翔太です。

今日はローリング・ストーンズの正式メンバーになりかけた有名人達、というテーマでお送りしようと思います。免疫力の無い人はバーっと読んでいってくださいね。

さて、皆々様はローリング・ストーンズの正式メンバーと言われて思いつく人は何人いるでしょうか?正式メンバーは以下の7人です。

ミック・ジャガー Mick Jagger ('62-)
キース・リチャーズ Keith Richards ('62-)
ブライアン・ジョーンズ Brian Jones ('62-'69)
ビル・ワイマン Bill Wyman ('62-93)
チャーリー・ワッツ Charlie Watts ('63-)
ミック・テイラー Mick Taylor ('69-'74)
ロン・ウッド Ron Wood ('75-)

さて、これから書いていくのがストーンズの正式メンバーになりかけた有名な人々でございます。

まずはキーボードのイアン・スチュワート



実は正式メンバーといってもいいくらいのお方でしたが、プロデューサーのアンドリュー・ルーグ・オールダムがデビューが決まるときに正式メンバーを解雇されてしまいます。こんなルックスでは売れん、という理由で。ただし、マネージャーになったのとスタジオ録音の時は参加していました。また、メンバーが喧嘩すると止めに入ったり、でもメンバーじゃなかったから光の世界では語られる事の無い、まさに縁の下の力持ちみたいな人です。

実際ミックも、スチュがいなかったら俺たちはどこにも行けなかった、と言うぐらいです。惜しまれつつ'85年に他界してしまいますが、なんと上の7人とともに'89年のロックの殿堂入りしています。

続いてはドラムのミック・エイヴォリー


キンクスのドラマーとして有名ですが、一時期はストーンズのメンバーでもありました。

どうやら音楽性の違い、で脱退したもようです。

最後は、私も意外だったこのお方です。



そう、知っている人は知っている。あの、南部ロックの立役者、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのベーシスト、スチュ・クックです。

現在はドラムスのダグ・クリフォードと中心になってクリーデンス・クリアウォーター・リヴィジティッドで活躍しています。

'93年にビル・ワイマンがストーンズを脱退してしまいます。その後釜を決めるオーディションに参加したとのことです。結果ベースの正式メンバーは決まらないまま現在に至ります。ツアーの時は、サポートであのマイルス・デイヴィスのベースを担当していたダリル・ジョーンズが担当していますが。

個人的にはまさかあのスチュがストーンズに、とビックリしています。もし正式メンバーだったらCCRとストーンズの二枚看板を背負う、ということになって、CCRの時よりも注目される存在になったでしょうが。ミック・エイヴォリーについても、同様の事がいえます。

でも音楽の世界には鱈・レバーじゃなかった、たらればの話と言うのが良くあります。本人がそれで幸せならば他人が口出しする筋合いはない、という事です。

という事でストーンズ正式メンバーになりかけた人々でございました。

さて今日はストーンズの話をしたからストーンズの曲でも和訳…と思ったんですが、ストーンズオリジナルの曲は私のiPhoneのYouTubeのアプリからでは見れない事が多いです。厳密に言えば別に方法はあるにはありますが、でも公式YouTubeのアプリから紹介したいので…

今日はストーンズ、じゃなくて、今日紹介する曲をカバーしたサーチャーズのバージョンでお送りします。

今日の洋楽

というわけで、サーチャーズでテイク・イット・オア・リーヴ・イットです。


ストーンズの中ではあまり知名度はないですが、異色かもしれません。オリジナルを聴いたらフォークみたいです。

まずキースはアコギを弾いてるし、ブライアンはハープシコード(鍵盤を叩いて弦を弾いて音を出す楽器)、そして何より琴を弾いてます。ブライアンはタンブーラやシタールといったインドの楽器とか演奏する事でも有名です。

サーチャーズの方は、まさにフォークロックの先駆者らしく、ストーンズのサウンドを継承するばかりか、エレキギターの音の伸びが心地よいです。

さて和訳です。

You can turn off and on more times
than a flashin' neon sign.
When you want you're bad
But you can be so kind

点滅してるネオンの光より、
もっと早く点滅してもいいんだ。
君が悪く振る舞いたい時でも、
君は親切になれるんだ。

Just take it or leave it
Don't tell your friend
Just what you're gonna do now
You take it or leave it, it's just my life

やるかやらないのか決めるんだ。
友達に言ってはいけない、
君が何をするのか。
やるかやらないのかは君が決めるんだ。
俺の人生だから。

There've been times when you tried
Makin' eyes at all my so called friends
Then you go, now you're back
But you can be so kind

俺の友達と呼んでた奴みんなに
目配せをしていた時期があるだろう。
君は行ったけど、戻ってきた。
君は親切になれるんだ。

Just take it or leave it
Don't tell your friend
Just what you're gonna do now
You take it or leave it, it's just my life

やるかやらないのか決めるんだ。
友達に言ってはいけない、
君が何をするのか。
やるかやらないのかは君が決めるんだ。
俺の人生だから。

I'm sick and tired of the smile that you give
When you don't come home at night
You said you'd call, that's a lie
But you could be so kind

君が夜に帰ってこないから、
俺は君の微笑みに疲れた。
君は電話すると言った、でもそれは嘘なんだ。
でも親切になれるんだ。

Just take it or leave it
Don't tell your friend
Just what you're gonna do now
You take it or leave it, it's just my life

やるかやらないのか決めるんだ。
友達に言ってはいけない、
君が何をするのか。
やるかやらないのかは君が決めるんだ。
俺の人生だから。

こんな感じです。

爽やかなコード進行ですが、恋人に振り回されるのに疲れた彼氏が彼女に付き合う気があるのかを決めてほしい、みたいな歌です。

ではまた。今日も長くなっちゃった。

2016年1月4日月曜日

Billy Joel - Got to begin again

こんばんは、名久井翔太です。

明日から仕事初めです。

では今日の洋楽です。

今日の洋楽

今日はビリー・ジョエルでゴット・トゥ・ビギン・アゲインです。


ビリーのファーストアルバム『コールド・スプリング・ハーバー』の最後に収録されています。静かに始まって途中盛り上がりますがあり、であるにも関わらず最後までメロディが切ないです。

では和訳です。

Well so, here I am at the end of the road
Where do I go from here?
I always figured it would be like this
Still nothin' seems to be quite clear

道の終わりに立っている。
何処へ行けばいいだろう?
こんな事になるのは予想していた。
確実なものはまだ何もないのに。

All the words have been spoken
And the prophecy fulfilled
But I just can't decide where to go
Yes, it's been quite a day
And I should go to sleep
But tomorrow I will wake up and I'll know

言葉は出尽くしたし、
予言は実行された。
でも何処へ行くべきか決断できない。
ああ、ひとい日だった。
もう寝なくては。
でも朝起きて僕は知るだろう。

That I've got to begin again
Though I don't know how to start
Yes, I've got to begin again, and it's hard

また始めなくてはいけない。
どうやって始めたらいいのか分からないけど。
そう、また始めなくてはいけない。
難しいことだけど。

Well, it's been quite a while since I lifted my head
And I'm sure the light will hurt my eyes
I see the way that I've been spendin' my days
And reality has caught me by surprise

頭を上げてからしばらくの間があった。
光が僕の目を痛めつける。
僕は僕自身の日を過ごしてると思ってた。
でも現実は僕を驚かせた。

I was dreamin' of tomorrow
So I sacrificed today
And it sure was a grand waste of time
And despite all the truth that's been thrown in my face
I just can't get you out of my mind

明日の日を夢見て、
今日の日を生贄にした。
なんという時間の無駄だったろう。
全ての真実が僕の顔に突きつけられても、
君の事が頭から離れられない。


But I've got to begin again
Though I don't know how to start
Yes, I've got to begin again, and it's hard
Yes, it's hard, oh, ooh, ooh

また始めなくてはいけない。
どうやって始めたらいいのか分からないけど。
そう、また始めなくてはいけない。
難しいことだけど。
そう、難しい事なんだ。

こんな感じです。

絶望の淵に立たされたけど頑張らなくてはいけないという男の歌です。

なんというか、ビリーが自殺未遂をする事に関係性を感じてなりません。

ではまた。

2016年1月3日日曜日

Jerry Lee Lewis - Breathless

こんばんは、名久井翔太です。

早速、今日の洋楽です。

今日の洋楽

今日はジェリー・リー・ルイスでブレスレスです。ブレスレットじゃないですよ。


オーティス・ブラックウェル作で、オーティスはこの他にも前に紹介した火の玉ロック、エルヴィスの恋にしびれて、冷たくしないで、リターン・トゥ・センダーなど、沢山のヒットを作ってきたにも関わらず、実はソングライターとしては注目されないままこの世を去った実に惜しい人でした。

ブレスレスもジェリーの曲の中では知名度は高いです。

では和訳です。

If you love me please don't tease 
If I can hold then let me squeeze
My heart goes round and round 
My love comes a tumblin' down
You leave me aaah breathless ah

俺が好きならからかわないでくれ。
抱きしめられるなら強く抱きしめさせてほしい。
俺の心はグルグル。
回りすぎて倒れちまった。
でも君は俺を置いていった。息ができない。

Oh I shake all over honey you know why 
I am sure love honey it ain't no no lie
Cause when you call my name 
You know honey I burn like a wooden flame
You leave me ooh breathless ah 

俺は弱ってしまったようだ。
俺は本気で君を愛してる。
君に名前を呼ばれるたびに、
木が燃えるように上がってしまう。
でも君は俺を置いていった。息ができない。

ooh baby ooh crazy
Honey you're much too much you know I can't love you enough
Well it's alright to hold me tight but when you love me love me right

ベイビー、俺は狂っちまった。
ハニー、君はすごい。
充分に愛せないくらいだ。
君に抱かれているときはいい。
でも君が俺をまっすぐに愛してる時は。

Oh come on baby now don't be shy 
This love was meant for you and I
Wind rain sleet or snow 
I'm gonna get you baby wherever you go
You have leave me aaah breathless ah


ベイビー、恥ずかしがらずにおいでよ。
この愛は君と俺のものなんだ。
風や雨、みぞれや雪が来ようと、
君が行くところに俺のものにしてみせる。
でも君は俺を置いていった。息ができない。

Well ooh baby brrr crazy 
your much to much I can't love you enough
Well it's alright to hold me tight but when you love me love me right

ベイビー、俺は狂っちまった。
ハニー、君はすごい。
充分に愛せないくらいだ。
君に抱かれているときはいい。
でも君が俺をまっすぐに愛してる時は。

Ah come on baby now don't be shy 
this love was meant for you and I
Wind rain sleet or snow honey  Jerry's gonna get you wherever you go
You leave me aaah breathless ah

ベイビー、恥ずかしがらずにおいでよ。
この愛は君と俺のものなんだ。
風や雨、みぞれや雪が来ようと、
君が行くところに俺のものにしてみせる。
でも君は俺を置いていった。息ができないくらいだ。

こんな感じです。

息ができないほど恋人を愛してしまった男の歌です。

クリフ・リチャードもカバーしています。

ではまた。