このブログを検索

2016年7月15日金曜日

The Rockin' Berries - The water is over my head

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はロッキン・ベリーズでザ・ウォーター・イズ・オーバー・マイ・ヘッドです。


トレメローズとロッキン・ベリーズに共通するのは、どちらもあまりメジャーじゃない曲を自分たちでカバーしてヒットさせたことです。

トレメローズの最大のヒット「サイレンス・イズ・ゴールデン」はフォー・シーズンズの「ラグ・ドール」のB面、一方のロッキン・ベリーズの最大のヒット「ヒーズ・イン・タウン」はトーケンズのカバー。

哀れな事といえば、ロッキン・ベリーズも自分たちで曲を作っていましたが、あまり注目されないことです。

この「ザ・ウォーター・イズ・オーバー・マイ・ヘッド」は「恋の売り込み」でお馴染みのエディ・ホッジスの曲です。エディ・ホッジスはいわゆる子役俳優としてデビューしました。「恋の売り込み」はエディが13-14才の頃に出した曲です。「ザ・ウォーター・イズ・オーバー・マイ・ヘッド」は声変わりもすっかり終わった20才頃の曲です。エディ本人はヒットしませんでしたが、ロッキン・ベリーズがカバーして、中ヒットさせたかな?確かそうです。

では和訳です。

Well, I walked to the river
Just to ease my troublin' mind
And I thought about leavin'
This cardboard world behind

この悩みを鎮めるために
川へ行ったのさ。
こんな信じられない世界なんて、
出て行ってしまおうとも考えた。

My paperdoll princess has just blown out on the door
Leavin' nothing more than me

紙の着せ替え人形の王女は出て行ってしまった。
何も僕に遺してくれずに。

And now the water is over my head
And I keep on sinkin' like my soul was lead
And the world on my shoulders gettin' ready to crack
But I'm in too deep and there ain't
No turnin' back

今や僕の頭も水に浸かっている。
ずっと浸かったままさ、天に召されて動けないみたいに。
肩に乗っかった世界は崩れようとしている。
でも僕は深みにはまった、僕はもう戻れないんだ。

No, no, no, turnin' back
No, no, no

そう、僕は戻れないんだ。

Ah, the breeze in the trees just
Whisperin' Louise today
And you can take back your rib
'cause I'm really not made of clay

木々を抜けるそよ風は、
ルイーズに囁いているよ。
君はいつでも支えられているんだ、
だって僕は本当に土で出来てるわけじゃないから。

My ice cream dreams have just melted in the night
I'm not standing here to fight the tide

僕のアイスクリームの夢は夜に溶けて無くなった。
もう潮に逆らって戦う意思なんてないよ。

And now the water is over my head
And I keep on sinkin' like my soul was lead
And the world on my shoulders gettin' ready to crack
But I'm in too deep and there ain't
No turnin' back

今や僕の頭も水に浸かっている。
ずっと浸かったままさ、天に召されて動けないみたいに。
肩に乗っかった世界は崩れようとしている。
でも僕は深みにはまった、僕はもう戻れないんだ。

No, no, no, turnin' back
No, no, no

Well, everybody's tellin' me that
This is wrong and that ain't right
But that can't be
Because I saw the sunshine last night

みんなはあれはだめ、これは間違ってると、
僕に語りかける。
でもそんなの信じない、
太陽の光を僕は昨夜見たんだ。

My crystal ball is blazin' but there's nothing there to see
Oh, there's nothing left of me to see

僕のクリスタルボールはギラギラ光っている、だけど何も見えなかった。
そう、そこには僕が見るものは何も無かった。

And now the water is over my head
And I keep on sinkin' like my soul was lead
And the world on my shoulders gettin' ready to crack
But I'm in too deep and there ain't
No turnin' back

今や僕の頭も水に浸かっている。
ずっと浸かったままさ、天に召されて動けないみたいに。
肩に乗っかった世界は崩れようとしている。
でも僕は深みにはまった、僕はもう戻れないんだ。

No, no, no, turnin' back
No, no, no

こんな感じです。

私が前に紹介したトゥモロー・イズ・トゥデイほどでは無いですが、人生に希望を無くした男の歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。


2016年7月12日火曜日

Arthur Alexander - Call me lonesome

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナー、の、ようなものです。なんつって。

今日の洋楽

ウケない冗談はさておいて、今日は、アーサー・アレキサンダーでコール・ミー・ロンサムです。


この曲は1963年に録音されながら、後に音源集、の、ようなものがでるまで一度も発表されなかった作品です。

また、1990年代にもう一度アルバムを出しますが、その時にも録音しており、その時はLonely Just Like Meとしています。

では和訳です。

For my name just call me lonely 
And my past, just say it's bad
But the story I'm about to tell you 
May sound a little sad

俺の名前なら、孤独と呼んでくれ。
俺の過去は、それは悪いことだと言う。
俺が話す話は、
少し悲しいものだろう。

Well, I never had nothin', 
All I ever owned was pain
I was about to lose myself 
And then I met Mary

俺は何も持っちゃいなかった。
あるとすれば痛みだけ。
自分を見失いそうだった。
そして俺はメアリーとあったのさ。

Whoa, my darlin', oh, my darlin' oh, my darlin'
Darlin', don't fall in love with me
Cause I will only make you lonely
Lonely just like me

ダーリン、俺に惚れないでくれ。
だって俺はただお前を寂しがらせるだけさ、
まるで俺みたいに。

Oh, my darlin', oh, my darlin' oh, my darlin'
oh, my darlin', can't you see
Just say goodbye, I'll understand dear, 
and walk away from me

ダーリン、ここまで言って分からないのか。
さっさとおさらばしてくれりゃいいんだ。
俺の前から消えてくれ。

But my darlin' she wouldn't listen, 
she said, boy, shut your mouth
If two people love each other, 
they should try to work it out 

でも彼女はまるで聞いちゃいない。
「いいから言うことを聞いて。
お互いに愛し合う間は、
協力し合わないといけないのよ。」

So, I listened to my darlin' 
and my life was filled with glee, 
but one night at a party, 
some bad luck came to me

だから俺は彼女に折れた。
そして俺の人生は明るくなった。
でもあるパーティーの夜、
悪運が俺に忍び寄ってきた。

There was a guy dancin' with my darlin' 
And as he danced her across the floor, 
I heard a scream and I ran to him 
Because it was my Mary's voice

男が俺のダーリと踊ってやがった、
廊下まで彼女を連れ出すと、
悲鳴が聞こえて俺は奴の元へ走った。
その悲鳴はメアリーのものだった。

He was holdin' to my Mary 
And I begged him to let her be
All I could hear was my Mary cryin' 
Because he placed his knife in me

奴はメアリーを抱いてやがった。
「メアリーを放せ」と俺は言ったが、
俺に聞こえたのはメアリーの泣き声。
俺は奴にナイフで刺されたんだ。

Oh, my darlin', oh, my darlin' oh, my darlin'
Darlin', don't you cry for me
Although my fate just wouldn't wait 
to show me my destiny

ダーリン、俺のために泣かないでくれ。
こうなる運命だと分かっていても、

I'm not afraid, I'm not afraid, I'm not afraid, 
I will go where I'm led
God bless you for standin' by me, 
And God bless you for lovin' me

俺は怖かないさ。
俺は天に召されるんだ。
俺に寄り添ってくれたこと、
愛してくれたことに神は祝福をしてくれるさ。

こんな感じです。

孤独な男に彼女ができたのに、悪い男に刺されて孤独な男が死んじゃったという歌です。

今日はこの辺でお時間です。

リクエストございましたら是非ともコメントお願いします。

ではまた。

2016年7月11日月曜日

The Honeycombs - Colour slide

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

訳あって違う仕事をしております。それも夜勤ではありません。なので、今後は日・水・土の更新ではなく、なるべく毎日更新しようと思います。

このままだと500回もあっと言う間に来ちゃうな…

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はハニーカムズでカラー・スライドという曲です。


ハニーカムズのデビューアルバムに収められてる曲です。にも関わらず比較的知名度が高いと思います。

というのも、亡くなられた大瀧詠一さんの「君は天然色」という曲のイントロが、キーは違いますが似せているんです。あの方も古い音楽には造詣の深い方でした。

では和訳です。

I've got you on my wall,
I've got you ten foot tall
I've got you on a colour slide

君を壁に飾っているよ、
10フィートの所に飾っているよ。
君を写真に収めたんだ。

I met you on the beach
You weren't too hard to teach
I quickly drew you to my side

君と浜辺で会った。
教えるのに時間はかからなかった。
僕のそばで君を描いたんだ。

We spent one day of love
one day of sun and sea
I can't forget your kiss
or the thrill when I felt you holding me

愛の1日を僕ら過ごしたんだ。
太陽と海の1日を。
君の口づけが忘れられない。
君が抱きしめた時の喜びも。

I said just for a laugh
I'd take your photograph
But now it seems my laughter's died

僕は面白半分で、
君の写真を撮ったけど、
もう僕は笑うことを忘れたようだ。

And when I'm feeling low
I hold a picture show
I sit and watch your colour slide

僕が落ち込む時は、
写真を側に置いて、
座って写真を見るのさ。

We spent one day of love
one day of sun and sea
I can't forget your kiss
or the thrill when I felt you holding me

愛の1日を僕ら過ごしたんだ。
太陽と海の1日を。
君の口づけが忘れられない。
君が抱きしめた時の喜びも。

I got you on my wall
I got you ten foot tall
I got you on a colour slide

君を壁に飾っているよ、
10フィートの所に飾っているよ。
君を写真に収めたんだ。

And baby its a shame
I didn't even take your name
And now what good's my colour slide?

恥ずかしいことだけど、
君の名前を知らないんだ。
そんな写真に何の意味があるんだろう。

こんな感じです。

夏の日の淡い恋、という歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。


2016年7月10日日曜日

The Fortunes - Is it really worth your while

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

今日はブルース・スプリングスティーンのベストアルバムをゲットしました。飯田橋のブックオフで¥500です。他にも1975年から1985年の3枚組のライブ音源集が¥1250で売ってましたが、置けるスペースも無いので、入門という事もあってベストアルバムにしました。

ブルースといえば、ボーン・イン・ザ・USAを思い出す人が多いでしょう。私もそのクチです。

ブルースは1949年6月23日、ニュージャージー州ロングブランチで生まれました。そう、私が大好きで仕方がないビリー・ジョエルと同い年なんです。

エルヴィスに憧れてギターを持ったブルースは、最初はスティール・ミルというハードロックのバンドに在籍しますが、あまり売れずに仕事が減り、ソロで活動することに決意しました。

1973年にデビューアルバム「アズベリーパークからの挨拶」が発売されます。

代表曲「ボーン・イン・ザ・USA」のイメージとはうって変わって、最初はロッカーというよりも、フォークよりで、なんとキャッチフレーズが「第2のボブ・ディラン」となっていたんです。このアルバムは持っていませんが、私もそのイメージがあって、その中の「82番街にバスは止まるかい?」とかはボブ・ディランが歌ってるような感じです。

フォークミュージシャン的な扱いを受けてギャップに悩み、あくまでもロッカーとしての活動にこだわっていたブルースでしたが、それも1975年発売の「明日なき暴走」で、これまで望んでいたロッカーとして売れることに成功しました。なんと最高位3位。

その後のブルースの連続ヒットは、暴走という言葉に相応しく、1980年の「ザ・リバー」、1984年の「ボーン・イン・ザ・USA」、そして前述の1986年のCD3枚組の「THE LIVE/1975 - 1985」。どれもアルバムチャート1位というヒット。更に2014年のアルバム「ハイ・ホープス」も1位。本当はもっと全米1位になったアルバムはありますが、全部書いてるときりが無いのでこの辺で。

肝心のベストアルバムですが、このブログの後半の洋楽和訳のネタ作りをやりながら聴いてたので、殆ど記憶が…。

でも5曲目のハングリー・ハートでは、ボーカルは確かにブルースと書かれていますが、違う人が歌っているようでビックリしました。

皆さんも是非、ブルースの曲を聴いてくださいまし。

では後半の洋楽和訳のコーナーです。タイトルにもあるように、ブルースの話を長々としておきながら、今日はブルースじゃ無いんですよ。ごめんなさい。近いうちに紹介しますから。

今日の洋楽

今日はフォーチュンズで、ワース・ユア・ホワイルという曲です。タイトル長いので割愛いたしました。


元はアンナ・アイデンティチというイタリアの女性歌手の「Una Lettara Al Giorno」という曲です。それをメンバー等が英語詞を新たにつけて発表しました。

いくらネットで調べても出てこないんですよ。

だから今日も聴きとって起こしました。(下線部分は不明瞭な部分です。多分直そうとする人は絶対出てこないぐらい知名度が低い曲ですが、知ってる人いたら教えてください。)

では和訳です。

Love is blind like a poison that grows deep
Castle walls in your mind you'll whole see
And you find that you're a thousand miles from her side
And girl should never be unkind

深く蝕む毒のように、愛は人を盲目にさせる。
君の心の城壁で、君は全てが見える。
そして君は彼女の心まで長い距離があるのに気づく。
彼女は意地悪してはいけないのだ。

Is it really worth your while 
When she walks away with tears instead of smile
Do you wonder is it really worth your while 

それは君にとって価値があるのか?
笑顔じゃなくて泣きながら、彼女が去って行く時、
それは君にとって価値があるのか?

Turn your back, you may lose all that you have
Turn away, when she needs just a word
And you find that you're a thousand years way behind
Lost in the desert of your mind

振り返るんだ、でないと君が手にした全ては消える。
振り向くんだ、彼女が言葉だけを欲しい時は。
そして君は気づく、1000年も昔に取り残されたと。
君の心の砂漠で道を失うんだ。

Is it really worth your while 
When she walks away with tears instead of smile
Do you wonder is it really worth your while 

それは君にとって価値があるのか?
笑顔じゃなくて泣きながら、彼女が去って行く時、
それは君にとって価値があるのか?

こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。