このブログを検索

2016年6月25日土曜日

Roy Orbison - Crying

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

さて今晩も話すネタも無いので洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はロイ・オービソンでクライングです。


今日は珍しくライブ映像です。スタジオ録音のものはもう少しテンポが速いですが、やはり悲しい曲はテンポ遅いと聴きごたえがありますね。

ロイのヒット曲の一つで、亡くなる数年前にK.D.ラングという女性シンガーとデュエットした事でも知られています。

では和訳です。

I was all right for awhile
I could smile for awhile
But I saw you last night
You held my hand so tight
As you stopped to say, "Hello"

しばらくは大丈夫だった。
笑っても入られた。
でも昨夜君を見て、
私の手を握って、
君は言った、「こんにちは」。

Oh, you wished me well
You, you couldn't tell
That I'd been crying over you
Crying over you

私の幸福を祈った君、
君は分からなかったんだ。
君の事で泣いてたことを。
そう、僕は君の事で泣いていたんだ。

When you said, "So long"
Left me standing all alone
Alone and crying, crying
Crying, crying

君が「じゃあね」と言って、
僕を1人にしたんだ。
僕は1人で泣いていたんだ。

It's hard to understand
But the touch of your hand
Can start me crying

理解するのに時間がかかった、
君の手の感触が、
僕を涙に暮れさせた。

I thought that I was over you
But it's true, so true
I love you even more
Than I did before

君の事なら大丈夫だと思った。
でもこれは本当なんだ。
僕は前より君を愛してしまっていた。

But, darling, what can I do?
For you don't love me
And I'll always be crying over you
Crying over you

でも、僕はどうしたら良いんだ?
君はもう僕を愛していない。
僕はずっと泣いてるだけなんだ。

Yes, now you're gone
And from this moment on
I'll be crying, crying
Crying, crying
Yeah, crying, crying
Over you

そう、君はもういない。
僕はもうこの時から、
泣いて、泣いて、
ただ君を思って泣いてるだけなんだ。

こんな感じです。

彼女の事が好きすぎて辛い男の歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。



2016年6月23日木曜日

Elvis Presley - She's not you

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はエルヴィス・プレスリーでシーズ・ノット・ユーです。


リーバー=ストーラーのコンビとドク・ポーマスの作曲です。

では和訳です。

Her hair is soft and her eyes are oh so blue
She's all the things a girl should be,
but she's not you.

彼女の髪は柔らかく、瞳はとても青い。
彼女は女の子が憧れる全てを備えている、
でもその彼女は君じゃないんだ。

She knows just how to make me laugh when I feel blue
She's ev'rything a man could want,
but she's not you.

落ち込んでる時に僕を微笑ませるんだ。
男が求める全てを備えている。 、
でもその彼女は君じゃないんだ。

And when we're dancing
It almost feels the same
I've got to stop myself from
Whisp'ring your name

僕らが踊れば、
2人は同じ気持ち。
君の名前をつぶやくのを、
僕は止めないと。

She even kisses me like you used to do.
And it's just breaking my heart
'cause she's not you.

君がしてくれたみたいに、彼女はキスをした。
そしてそれは僕の心を傷つける、
だってその彼女は君じゃないんだ。

こんな感じです。

女も男も惚れる理想のマドンナに恋焦がれる男の歌です。

サラッと今日は締めますが、前回がチャック・ベリー、前々回がリトル・リチャード、そして前々前回がバディ・ホリー、と、ロックンロール・レジェンド続きでございます。このブログの読者の皆さん、これを機にロックンロールを聴いて、ロックンロールを盛り立てましょう。

ロックンロール党の名久井翔太でした。

ではまた。


2016年6月20日月曜日

Chuck Berry - Rock and Roll Music

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、今日は全然眠くない名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日は朝10時に起きました。遅く起きたのは久しぶりです。

人間睡眠は大事ですね。

では後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日は、このブログでも比較的紹介することが多いチャック・ベリーでロック・アンド・ロール・ミュージックです。


チャックの代表曲の一つです。ビートルズもカバーしています。

では和訳です。

Just let me hear some of that
Rock And Roll Music,
Any old way you choose it;
It's got a back beat, you can't lose it,
Any old time you use it.
It's gotta be Rock And Roll Music,
If you want to dance with me,
If you want to dance with me.

俺に聴かせてくれよ、
ロックンロールを。
どんな音楽を選んでも良いんだ、
みんなが分かるんだ、バックビートを。
どんな時に選んでも良いんだ。
絶対にロックンロールでなきゃダメなんだ、
俺と踊りたいなら。

I've got no kick against modern jazz,
Unless they try to play it too darn fast;
And change the beauty of the melody,
Until they sounded like a symphony,
That's why I go for that

モダンジャズをけなすつもりはないんだ、
馬鹿みたいに演奏して、
メロディーの美しさが変わって、
シンフォニーみたいになる時以外は。
だから俺は選ぶのさ。

Rock And Roll Music,
Any old way you choose it;
It's got a back beat, you can't lose it,
Any old time you use it.
It's gotta be Rock And Roll Music,
If you want to dance with me,
If you want to dance with me.

ロックンロールを。
どんな音楽を選んでも良いんだ、
みんなが分かるんだ、バックビートを。
どんな時に選んでも良いんだ。
絶対にロックンロールでなきゃダメなんだ、
俺と踊りたいなら。

I took my loved one over cross the tracks
So she can hear my man a wailin' sax,
I must admit they have a rockin' band,
Man they were blowin' like a hurricane
That's why I go for that

俺は恋人を裏通りに連れてった。
馴染みの男のサックスを聴かせるために。
あいつらは完全にロックしてるんだ、
まるでハリケーンみたいに飛ばして行くんだ。
だから俺は選ぶのさ。

Rock And Roll Music,
Any old way you choose it;
It's got a back beat, you can't lose it,
Any old time you use it.
It's gotta be Rock And Roll Music,
If you want to dance with me,
If you want to dance with me.

ロックンロールを。
どんな音楽を選んでも良いんだ、
みんなが分かるんだ、バックビートを。
どんな時に選んでも良いんだ。
絶対にロックンロールでなきゃダメなんだ、
俺と踊りたいなら。

Way down South they gave a jubilee,
The jockey folks they had a jamboree,
They're drinkin' homebrew from a wooden cup,
The folks dancin' they all got shook up
And started playin' that

南に行けばジュビリー、
みんなお祭り騒ぎさ。
木のコップでビールを飲んで、
踊ってる奴らはみんなシビれてるんだ。
そして演奏するのさ。

Rock And Roll Music,
Any old way you choose it;
It's got a back beat, you can't lose it,
Any old time you use it.
It's gotta be Rock And Roll Music,
If you want to dance with me,
If you want to dance with me.

ロックンロールを。
どんな音楽を選んでも良いんだ、
みんなが分かるんだ、バックビートを。
どんな時に選んでも良いんだ。
絶対にロックンロールでなきゃダメなんだ、
俺と踊りたいなら。

Don't care to hear 'em play a tango,
I'm in the mood to dig a mambo;
It's way too early for a congo,
So keep a rockin' that piano
So I can hear some of that

タンゴが聴こえても構わない。
マンボを踊りたい気分だから。
コンゴの出番はまだ早い、
だからピアノを聴かせ続けてくれ。
そしたら聴こえる。

Rock And Roll Music,
Any old way you choose it;
It's got a back beat, you can't lose it,
Any old time you use it.
It's gotta be Rock And Roll Music,
If you want to dance with me,
If you want to dance with me.

ロックンロールを。
どんな音楽を選んでも良いんだ、
みんなが分かるんだ、バックビートを。
どんな時に選んでも良いんだ。
絶対にロックンロールでなきゃダメなんだ、
俺と踊りたいなら。

こんな感じです。

踊り踊るなら、チョイト東京音頭♪、ならぬ踊るならロックンロール、という歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。


2016年6月19日日曜日

Little Richard - Long tall Sally

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井青年です。どうぞよろしく。

ブログの入り方がずっと同じですが、「こんばんは、古い」までiPhoneで入力すると以下の文章になるんです。入り方が同じなのは楽ですね。

では後半の洋楽和訳のコーナー、ロックンロールの御大でまだ一度も取り上げてなかった、このお方を紹介します。

今日の洋楽

今日はリトル・リチャードでのっぽのサリーです。


リトル・リチャードはチャック・ベリー、エルヴィス・プレスリーらと並ぶロックンロールの創始者の1人です。エルヴィスやチャックはギターを弾いていましたが、リトル・リチャードはピアノで勝負しました。

1932年12月5日、リトル・リチャードことリチャード・ウェイン・ペニマンはジョージア州メイコンに生まれました。兄弟姉妹が多い家族で、ちびっこだったようでリトル・リチャードと呼ばれるようになりましたが、でも175cmあります。日本では身長高い部類に入るんじゃ無いでしょうか。

1951年にRCAレコードからデビューしますがヒットは出ませんでした。1955年にスペシャリティ・レコードに移籍、シングル「トゥッティ・フルッティ」でデビューします。R&Bチャートで2位。「のっぽのサリー」はその次のシングルです。

その後も「愛しておくれ」「リップ・イット・アップ」「ルシール」などヒットを飛ばします。

しかしキャリア絶頂期の1957年、ツアーの移動に使っていた飛行機が墜落します。落ちるときにリトル・リチャードは「生きて帰って来れるならロックンロールとは縁を切る」と神に祈っていたそうで、結果無事生還し、ロックンロール歌手から一変し、ゴスペル歌手に転向します。1963~4年頃に再びロックンロールに返り咲きますが。

その後も現役でロックンロールしていましたが、2015年、高齢と体調の悪化のため現役を引退します。

リトル・リチャードは幼い頃から知っていて、セサミ・ストリートのショートコーナーにリトル・リチャードが歌っているのが記憶に残っています。高校上がる頃にリトル・リチャードのCDを見つけてファンになりました。

では今日の洋楽、のっぽのサリーの和訳です。

Gonna tell Aunt Mary 'bout Uncle John,

He claim he has the misery but he's havin' a lot of fun,

Oh baby, yeah baby, woo, baby

Havin' me some fun tonight yeah

メアリーおばさんに言わなきゃ、
ジョンおじさんが浮気してるって。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

Well long, tall Sally

She's built for speed, she got

Everything that Uncle John need, oh baby,

Yeah baby, woo baby,

Havin' me some fun tonight 

のっぽのサリーは、
ジョンおじさんのお気に入り、
もう虜になっちまってるのさ。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

Well, I saw Uncle John with bald headed Sally

He saw Aunt Mary comin' and he ducked back in the alley oh baby,

Yeah baby, woo baby,

Havin' me some fun tonight, yeah ow

ジョンおじさんと、スキンヘッドのサリーを見たんだ。
メアリーおばさんに見つかって、路地裏に逃げ込んだんだ。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

Well long, tall Sally

She's built for speed, she got

Everything that Uncle John need, oh baby,

Yeah baby, woo baby,
Havin' me some fun tonight 

のっぽのサリーは、
ジョンおじさんのお気に入り、
もう虜になっちまってるのさ。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

Well, I saw Uncle John with bald headed Sally

He saw Aunt Mary comin' and he ducked back in the alley oh baby,

Yeah baby, woo baby,

Havin' me some fun tonight, yeah ow

ジョンおじさんと、スキンヘッドのサリーを見たんだ。
メアリーおばさんに見つかって、路地裏に逃げ込んだんだ。
ベイビー、今夜はお楽しみだぜ。

We gonna have some fun tonight,

We gonna have some fun tonight, woo

Have some fun tonight, everything's all right,

Have some fun, have me some fun tonight 

今夜はお楽しみだぜ。
心配するなよ、
みんな上手くいくさ。
今夜はお楽しみだぜ。

こんな感じです。

ジョンおじさんの浮気の歌、というのはこの和訳を見たらお分かりだと思いますが、実はリトル・リチャードは同性愛者でもあるので、これはゲイの歌、という説もあります。

兎にも角にも、この歌が後続のアーティスト達がこぞってカバーするまでに、有名になりました。あのビートルズのポール・マッカートニーの18番でもあるわけですからね。

ちなみに、タイガースの岸部一徳さんが何でサリーと呼ばれるようになったのかは、この曲のビートルズカバーが1964-5年に日本に入ってきてそれが大流行。そして岸部一徳さんは181センチというのっぽ。だから「のっぽ=サリー」となったわけです。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。