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2016年4月9日土曜日

Bill Haley - Burn that candle

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、I'm so tiredな名久井翔太です。どうぞよろしく。

木・金とかなりハードな仕事でした。金曜日終わって10時ぐらいに寝て、起きたら7時でした。

ギターとかGarageBandとかやりたいことあったのに…

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はビル・ヘイリーでバーン・ザット・キャンドルです。


ウィンフィールド・スコットという人が作った曲です。この方は他にも「立派なせんだ」、違った。「リターン・トゥ・センダー」を書いています。後年、エミルー・ハリスも取り上げてます。

では和訳です。

Keep that candle burnin' birght, mother
I'll be kinda late tonight, mother
There's a yellow moon above, mother
Shinin' on the one I love, mother

ろうそくの火をつけたままにしておくれ、母よ。
どうやら今晩遅くなりそうだ、母よ。
夜空には黄色に輝く月が見えるよ、母よ。
私の愛する人のために輝いているよ、母よ。

Burn that candle, night and day
Burn that candle, light my way
Keep that doorway open wide
Till I'm strollin' thru that doorway with my bride

ろうそくの火をつけてくれ、夜も昼も。
ろうそくの火で私の道を照らしておくれ。
ドアをまだ閉めないでおくれ、
私の婚約者と共に通るまで。

While that candle's burnin' high, mother
I'll be with my sugar pie, mother
We'll be comin home you know, mother
Lookin for that candle glow, mother

ろうそくの火が高く燃える間、
私は彼女と共に過ごすよ、母よ。
ろうそくの火を見るために、
すぐに家に戻るよ、母よ。

Burn that candle, night and day
Burn that candle, light my way
Keep that doorway open wide
Till I'm strollin' thru that doorway with my bride

ろうそくの火をつけてくれ、夜も昼も。
ろうそくの火で私の道を照らしておくれ。
ドアをまだ閉めないでおくれ、
私の婚約者と共に通るまで。

After we have had the wedding, mother
To the candle we'll be headin, mother
So, before we're winin', dinin', mother
Start that candle light a shinin', mother

結婚式を済ませたら、
あのろうそくの所に向かうよ、母よ。
私達が食事を済ませる前に、
ろうそくの火をつけておいておくれ、母よ。

Burn that candle, night and day
Burn that candle, light my way
Keep that doorway open wide
Till I'm strollin' thru that doorway with my bride

ろうそくの火をつけてくれ、夜も昼も。
ろうそくの火で私の道を照らしておくれ。
ドアをまだ閉めないでおくれ、
私の婚約者と共に通るまで。

こんな感じです。

この辺でお時間でございます。次は日曜日の更新です。

ではまた。

2016年4月6日水曜日

The Coasters - Smokey Joe's Cafe

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

さて、早速洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日は前回紹介したコースターズでスモーキー・ジョーズ・カフェという曲です。


正式にはコースターズでは無くてコースターズの前身ロビンズの曲です。

ロビンズは1945年に結成したグループで、当時はビリーとロイのリチャード兄弟、テレル・レナード、ボビー・ナンの4人でした。後からカール・ガードナーも加わります。

このスモーキー・ジョーズ・カフェは1955年のシングルです。その当時から活動していたムーングロウズやフラミンゴス、プラターズとはまた違った趣があります。その当時珍しかったエイトビート、そしてコーラスも良い意味で荒っぽいです。

そのシングルをどこかで聴いたリーバー=ストーラーがカール・ガードナーとボビー・ナンを引き抜いて結成されたのがコースターズという訳です。

では和訳です。

One day while I was eating beans at Smokey Joe's Café
Just sittin', diggin' all them scenes at Smokey Joe's Café
A chick I'd never seen before
Came walkin' on in through the door
At least I'd never saw her down at Smokey Joe's Café
And I started shakin' when she sat right now next to me

ある日スモーキー・ジョー・カフェで豆を食っていた。
座って景色を楽しんでたら、
今まで見たことなかったかわい子ちゃんが、
ドアを開けて入ってきた。
俺は少なくともスモーキー・ジョー・カフェで見たことはなかった。
彼女が俺の隣に座るもんだから、
俺は震えあがっちまった。

Her chair was there right next to mine at Smokey Joe's Café
A chill was running down my spine at Smokey Joe's Café
I could smell her sweet perfume
She smiled at me, my heart went boom
Then everybody in the room at Smokey Joe's Café 
They said "Man be careful, that chick belongs to Smokey Joe"

彼女の席は俺の隣だった。
俺は背筋がゾッとしちまった。
彼女の香水の匂いがして、
笑って、俺の心はドキドキ。
そしてスモーキー・ジョー・カフェにいた連中が言った。
「気を付けな、ニイちゃん。その娘はスモーキー・ジョーの女さ」

Then from behind the counter, I saw a man
A chef hat on his head and a knife in his hand
He grabbed me by the collar and began to shout
"You'd better eat up all your beans boy and clear right on out"

カウンターの後ろの男が、
シェフ帽を被ってナイフを持った男さ、
奴は俺の襟を掴んで言った。
「さっさと豆を食って失せろ」

I know I'll never eat again at Smokey Joe's Café
And so we'll never meet again at Smokey Joe's Café
I'd rather eat my chili beans
At Jack's or John's or Jim's or Jean's
Than taking my chances eating down at Smokey Joe's Café
I risked my like with that Smokey Joe's a crazy fool

もうスモーキー・ジョー・カフェで食うのはやめだ。
だからあの娘と会う事はもう無いのさ。
チリ・ビーンズなら他で食えるさ。
ジャックやジョンやジムやジーンの店で。
スモーキー・ジョーのカフェでわざわざ食う事なんか無いさ。
俺はスモーキー・ジョーに危うく殺される所だったぜ。

こんな感じです。

スモーキー・ジョーというカフェで起こった出来事を話しています。

この辺でお時間でございます。次は土曜日の更新です。

ではまた。


2016年4月3日日曜日

Paul Jones - Free me

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、北綾瀬のブックオフに行っても収穫が無かった名久井翔太です。どうぞよろしく。

2-3ヶ月周期で行っております。前回、前々回と行ったら尾崎紀世彦さんのアルバムを手に入れた、というのをこのブログでも書きました。

でも二度あることは三度ある、という事もないだろうな、と何となく思っておりましたら、やはりありませんでした。前回までが運が良かっただけの話でした。

では洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はポール・ジョーンズで傷だらけのアイドルです。


ジョン・ポール・ジョーンズはレッド・ツェッペリンですよ。

ポール・ジョーンズは名門マンフレッド・マンのボーカリストです。昔ローリングストーンズのボーカリストになってたかも知れないお方です。

1966年にソロ活動を始めますが、歌手活動と並行して、俳優としても活躍します。映画「傷だらけのアイドル」で主演を務めます。

マンフレッド・マンは現在リーダーのマンフレッド・マンのグループと元メンバーが集まったグループとで分裂していますが、ポール・ジョーンズは後者の方で活動しています。

この傷だらけのアイドルという曲は、ザ・タイガースがライブのレパートリーとしていることも実は有名な話です。

では和訳です。

I see it all before me
My past of restless wander
My days and nights of torment 
A world of misery

僕は全てを前に見てきた。
終わりの無い放浪、
苦しみの日々、
非情なる世界。

The bonds of retribution 
Now laid so carefully 
I cannot shed my brain 
So easily

天罰のための鎖は、
静かに横たえられた。
僕はまだ死ぬわけにはいかない、
簡単に死んでたまるものか。

My spirit's broken
No will to live
My body's all achin' 
My hands all died

僕の魂は砕けた。
生き続ける意思も無い。
僕の体はズタボロ。
手も既に動かなくなった。

I need my freedom
Not your sympathy 
Look! You needn't love me
Just set me free
Come on, please set me free
Set me free

僕は自由が欲しいんだ。
君の同情なんかいらない。
君は僕を愛する理由なんか無かったんだね。
なら僕を自由にしてくれ。
頼む、いい加減自由になりたいんだ。

Is there a way out for me
I kneel before you helpless
Is there somebody out there
To take a chance for me

僕にここから抜ける道はあるのだろうか?
跪くから頼む、助けて欲しい。
誰か外に、
僕にチャンスをくれる人はいるのだろうか?

I don't pretend to virgin
I don't ask anything 
But if you want to help me
My freedom's everything

潔白を証明するつもりはない。
たくさん頼むわけじゃない。
もし君が僕を、
僕の自由の全てを助けたいと思うなら。

My spirit's broken
No will to live
My body's all achin' 
My hands all died

僕の魂は砕けた。
生き続ける意思も無い。
僕の体はズタボロ。
手も既に動かなくなった。

If you want to help me 
Please tell me if you can 
What good is retribution 
Without of happiness

もし君が助けたいなら、
教えてほしい。
幸せが待っていないのなら、
こんな天罰たくさんだ。

こんな感じです。

英語の和訳を志す皆様にとっては一見難しい文章に見えます。でも訴えてるものが分かれば自ずと答えは見えてきます。

この辺でお時間とさせてください。次は水曜日の更新です。

ではまた。