このブログを検索

2016年5月14日土曜日

Muddy Waters - Look what you've done

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、一昨日23になった名久井青年です。どうぞよろしく。

また一つ歳を取りました。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はマディ・ウォーターズでルック・ホワット・ユーヴ・ダンです。


マディは日曜日に岩男潤子さんとの2択で迷った回に軽く紹介をしました。

マディ・ウォーターズ、という名前はお察しの通り芸名です。だって泥水なんだもん。本当はマッキンリー・モーガンフィールド (McKinley Morganfield)といいます。

このルック・ホワット・ユーヴ・ダンという曲はマディの歌の中では知名度は低いながらも、マディの熱烈なファンのストーンズはこの曲をカバーしています。キーは低めですがかなり忠実にカバーしています。

では和訳です。

Now, look what you've done
Now, look what you've done
Now, look what you've done
Now, look what you've done
You left me here, the lonely one
And all I could say, is look what you've done

お前がしてきた事を振り返れ。
お前は寂しい俺を置いていったんだぞ。
俺が言うことは一つ、お前がした事を振り返れ。

A broken heart, a weary mind
And thrown few dollars, baby, all the time
I once had a dream, but now I have none
You've taken your love and see what it done

心はズタボロ、疲れたこの気持ち、
いつもお前に金を貸していたさ。
俺はかつて夢を持ってたが、そんなもんもうねえよ。
俺の恋心を奪いやがって、お前がした事を考えろ。

The night bird cries, the shadow falls
Gloomy memories, and I recall
Your love is my life as warm as the sun
And nine years gone but see what you've done

夜の鳥は鳴いて、影が落ちる。
憂鬱な思い出しか振り返るものはない。
お前の愛は太陽みたいに暖かかった。
9年経って時効だ、なんて思うんじゃねぇ。

Saw you last night, I was movin' around
With your new toys, paint the town
But it is ok, keep having your fun
Because someday, you'll pay for all you've done

俺が出歩いてたらお前を見た。
新しいオモチャと一緒に町で遊んでたな。
でももう良いさ、お前のしたい事をしな、
いつかはお前にツケが回ってくるから。

こんな感じです。

散々弄ばれて、その捨台詞みたいな歌です。

この辺でお別れです。次は日曜日の更新です。

ではまた。




2016年5月11日水曜日

Hank Williams - I'm so lonesome I could cry

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、この後午前0時に23になる名久井翔太です。どうぞよろしく。

バート・バカラックとスティーヴ・ウィンウッドが私と同じ誕生日だということは度々このブログでネタにしましたが、他にも私と同じ誕生日の人がいらっしゃるようです。

フローレンス・ナイチンゲール、武者小路実篤、草野心平、西川のりお、風吹ジュン、渡辺徹、奥田民生、大久保佳代子、永澤菜教、鉄拳、U字工事の福田薫、などなど。

明日、僭越ながら言わせて頂きますが、私と同じ誕生日の人、おめでとうございます。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はハンク・ウィリアムズで泣きたいほどの淋しさ、という歌です。


ハンクの曲の中では有名な曲です。エルヴィスや「雨にぬれても」でお馴染みB.J.トーマスもカバーしています。

では和訳です。

Hear that lonesome whippoorwill
He sounds too blue to fly
The midnight train is whining low
I'm so lonesome I could cry

聴きなよ、寂しいヨタカの鳴き声を。
落ち込みすぎて飛びたくなさそうだ。
夜汽車も低く泣いている。
寂しすぎて泣けてくるぜ。

I've never seen a night so long
When time goes crawling by
The moon just went behind the clouds
To hide its face and cry

こんなに長い夜を過ごした事は無かった。
時間がゆっくり進んでいくんだ。
月も雲の後ろに隠れちまった。
泣き顔を見られたくねえってよ。

Did you ever see a robin weep
When leaves begin to die?
Like me, he's lost the will to live
I'm so lonesome I could cry

葉っぱが落ちる時、
コマドリが泣くのを見たことあるか?
俺みたいに、あいつも生きる希望を失くしちまった。
寂しすぎて泣けてくるぜ。

The silence of a falling star
Lights up a purple sky
And as I wonder where you are
I'm so lonesome I could cry

流れ星の静寂だけが、
紫の空を照らしてる。
君はどこにいるのか案じてる間、
俺は寂しすぎて泣けてくるぜ。

こんな感じです。

whippoorwillというのは、調べたらホイップアウィルという鳥ですが、ヨタカという鳥の仲間だそうなんで、ヨタカとこの和訳でしました。

夜空も鳥も、時間さえも淋しさを感じて、自然にこっちも淋しくなった男の歌です。要約の仕方が変ですが、和訳を見ればお分かりの事と思います。

今日はこの辺でお別れです。次は土曜日の更新です。

ではまた。



2016年5月8日日曜日

Freddie and The Dreamers - If you gotta make a fool of somebody

こんばんは。古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、両極端な2択を経験した名久井翔太です。どうぞよろしく。

前回は300回突破記念という訳でブログ記事の閲覧回数ランキングを紹介しました。今日からまた気持ちも新たに、時代ズレをものともしないスタンスで、命のある限り、名久井翔太の古い音楽文章ラジオ、ご覧頂いている皆様のお力をお借りして、盛り立てていきたいと思います。皆さん、よろしくお願いします。

今日は柏のブックオフに行っておりました。そこでCDを買ったんですが、声優の岩男潤子さんのCDを買うかブルースギタリストのマディ・ウォーターズのCDを買うかで迷っておりました。

岩男さんは小さい頃NHKで見ていたアニメ「はりもぐハーリー」のビービー泣くリス子というキャラクターの声、そして私も過去にクリアさせた「テイルズオブファンタジア」のヒロイン、ミント・アドネードの声の人、というのは知っていました。

そしてリス子よりもっと前にみんなのうたで「空のオカリナ」という歌を歌っていらっしゃいました。その歌自体は記憶の片隅にとどまっていましたが、その歌が岩男潤子さんのものだというのは後になって知りました。

マディ・ウォーターズ(=泥水)はもう、ブルースギタリストの中では大御所のような存在ですね。すでに亡くなっていますが。

「フーチー・クーチー・マン」、「モジョ・ワーキング」、「ローリング・ストーン」、「恋をしようよ」など、1960年代のイギリスのブルース系バンドがこぞってマディの曲をカバーしています。

そしてなにより、ローリング・ストーンズの名前の由来。メンバーのブライアン・ジョーンズがマディの曲「ローリング・ストーン」から取ってローリング・ストーンズと名前を付けたんです。しかもストーンズがチェス・レコードを訪れた際に塗装工事をしていたマディと会っています。

以上、岩男潤子さんとマディ・ウォーターズさんの簡単な紹介でした。

かたや声優さん、そしてかたやミシシッピのブルーズマン、この2人の2択で迷っておりました。結局「いいや、マディはYouTubeで聴ける」と考えた私は岩男潤子さんのCDを買いました。1年前だったら確実にマディに手を伸ばしてましたね。

そのCDは16曲入りのベスト盤で、出したシングル順に収録されていました。後半になってくると大人の声ですね。1曲目の「シャッターチャンスの連続」とか初々しい感じでした。ゲームか何かのキャラクターソングかと思いました。

そんで3曲目の「空のオカリナ」はやはり良いですね、懐かしくて切ない感じが。これ聴きたさにこのCDを買ったようなものです。

…という訳で古い音楽をお届けしている青年には珍しい、声優さんのCDレビューでございました。

では後半の洋楽和訳コーナーです。

今日の洋楽

今日はフレディとドリーマーズで「心の傷」という歌です。


元はジェームズ・レイという若くして亡くなったR&Bの歌手の歌です。

フレディとドリーマーズのバージョンは、彼らのデビューシングルとして発表されました。オリジナルはテンポがゆったりとしてますが、ドリーマーズのバージョンはアップテンポで軽快に仕上げています。

他にも、アレサ・フランクリン、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、ボニー・レイット等がカバーしています。

では和訳です。

If you gotta make a fool of somebody

If you gotta make a fool of someone

Dear, you really can hurt me

I'm the one that worries, about you

誰かを馬鹿にしなきゃいけないのなら、
誰かを騙さなきゃならないのなら、
君は本当に僕を傷つけられるんだね。
僕はいつも君の事を気にしてるんだよ。


If you gotta make a fool of somebody

If you gotta make a fool of someone

Dear, you really can hurt me

I am the one that worries, always true

誰かを馬鹿にしなきゃいけないのなら、
誰かを騙さなきゃならないのなら、
君は本当に僕を傷つけられるんだね。
僕はいつも君を気にしてる、本当だよ。


Daytime or nightime, anytime at all

I'll rush to your side anytime you call

Just to be near you, you know

Anywhere I'll go

How could you hurt me so, oh

昼だって夜だって、どんな時だって、
君の元へ急ぐよ、君が電話する時。
君の側にいられるなら、
どこだって行くさ。
そんな僕をどうして傷つけるんだい?


If you gotta make a fool of somebody

If you gotta make a fool of someone

Dear, you really can hurt me

I'm the one that worries, about you

誰かを馬鹿にしなきゃいけないのなら、
誰かを騙さなきゃならないのなら、
君は本当に僕を傷つけられるんだね。
僕はいつも君を気にしてる、本当だよ。


Take it easy, baby

Please don't hurt me

気楽にやりなよ、
僕を傷つけないで。

こんな感じです。

みんなを騙そうとしてるけど、真剣に愛してる僕の事まで騙せないだろう、という男の歌です。

今日はこの辺でお別れです。次は水曜日の更新です。リクエストございましたら遠慮なくコメントください。

ではまた。