こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。
早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。
今日の洋楽
今日はダイナ・ワシントンでディス・ビター・アースです。
クライド・オーティス作曲です。1960年のアルバム『アンフォゲッタブル』収録曲です。同年にシングルカットされ、全米24位を記録しました。
ダイナ・ワシントンこと、ルース・リー・ジョーンズ(Ruth Lee Jones)は、1924年4月29日、アラバマ州タスカルーサ生まれの歌手です。
完璧なリズム感と、表現力豊かな声色で世間を魅了した歌手で、ブルース界とジャズ界両方を席巻していました。
3歳の時に家族でシカゴに移り、地元のゴスペルのコーラス隊に入ってピアニストとして活動していました。15歳の時にアマチュアコンテストで優勝しました。
1943年にライオネル・ハンプトン楽団に入り、この頃に芸名を「ダイナ・ワシントン」としました。その年にキーノート・レーベルより「イビル・ギャル・ブルース」をヒットさせました。
その後マーキュリー・レコードに移籍して、1948年に「浮気はやめた」をR&Bチャート6位に送り込むヒットを出しました。また、1959年には「縁は異なもの」という曲を全米8位のヒットに送り込み、白人のファンも増えるようになりました。
その後も活動を続けましたが、1963年12月14日、痩せ薬や睡眠薬をアルコールと一緒に過剰摂取して、39歳という若さで亡くなりました。
人生の苦しみや痛みを歌いつつ、「誰かが私を見ててくれる」という希望も見出している歌です。
では和訳です。
This bitter earth
Well, what a fruit it bears
What good is love
Mmm, that no one shares
この苦しみの世界に、
どんな果実が実るのでしょう。
誰も共有しない愛に、
何の値打ちがあるのでしょう。
And if my life is like the dust
Ooh, that hides the glow of a rose
What good am I
Heaven only knows
もし私の人生が埃のようにちっぽけで、
薔薇の輝きを妨げる物だとしたら、
私に何の値打ちがあるのでしょう。
天国だけが知っている。
Lord, this bitter earth
Yes, can be so cold
Today you're young
Too soon, you're old
この苦しみの世界は、
とても冷たくなる。
今日若いあなたが、
老いるのには早すぎる。
But while a voice within me cries
I'm sure someone may answer my call
And this bitter earth
Ooh, may not, oh, be so bitter after all
でも私の心の声が泣いている間、
誰かが私の叫びを聞いているはず。
そしてこの苦しみの世界も、
そこまで辛く無いのかもしれない。
こんな感じです。
あなたのお名前何ァんて由来のコーナー、今回はダイナ・ワシントンの本名Ruth Lee JonesのJonesを紹介します。Ruthは思いやりや仲間という未だ、Leeは開拓する、という意味ですね。
Jones
ウェールズ語やヘブライ語に由来する「ヨハネの息子」という意味。
という事で、この苗字の方の先祖はヨハネに由来するのかもしれません。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。X(旧Twitter)も宜しくお願い致します。IDとかは上に書いてます。
ではまた。
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