こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。
今日は、晴れてれば青空が眩しい、この季節にぴったりな曲を和訳しました。
では、今日の洋楽和訳のコーナーです。
今日の洋楽
今日はアルバート・ハモンドで「カリフォルニアの青い空」という歌です。
アルバート・ハモンド、マイク・ヘイズルウッド作曲です。1972年のシングルで、ビルボードホット100で5位を記録しました。
アルバート・ルイス・ハモンド(Albert Louis Hammond)は、1944年5月18日、ロンドン生まれのシンガーソングライターです。
自分でヒット曲をリリースしつつ、カーペンターズ「青春の輝き」、スターシップ「愛は止まらない」フリオ・イグレシアス&ウィリー・ネルソン「かつて愛した女性たちへ」等多数のヒットソングを作ったソングライターです。
ジブラルタル生まれの両親が第二次世界大戦中にロンドンに避難して、その後アルバートが生まれました。後にジブラルタルに戻り、1960年にザ・ダイアモンド・ボーイズを結成して活動しました。
1966年にロンドンに移り、マイク・ヘイズルウッドやスティーヴ・ローランドらと共に混声ボーカル・グループ「ザ・ファミリー・ドッグ」を結成、1968年にシングル「ア・ウェイ・オブ・ライフ」が全英6位を記録するヒットとなりました。
1970年に、スティーヴ・ローランドとデュオ「スティーヴ&アルバート」を結成して、「フォロー・ザ・バウンシング・ボール」をリリースしました。
後にアメリカに移り、1972年にアルバム『カリフォルニアの青い空』をリリースしました。そこからのシングルカットで、まず「ダウン・バイ・ザ・リヴァー」をリリースして全米91位を記録しました。
続いて「カリフォルニアの青い空」をリリースして、これが全米5位を記録する大ヒットとなりました。
翌1973年に2枚目のアルバム『フリー・エレクトリック・バンド』をリリースしました。そこから「フリー・エレクトリック・バンド」「ザ・ピースメーカー」がシングルカットされました。また日本のみ「落ち葉のコンチェルト」がシングルカットされ、ヒットしました。
またソングライターとしてマイク・ヘイズルウッドやジョン・ベティス、ダイアン・ウォーレン等とコラボレーションして、多数のヒット曲を生み出しています。以下に例をあげます。
•Joe Dolan - Make me an island, You’re such a good looking woman
•Leapy Lee - Little arrows
•The Fortunes - Freedom come, freedom go
•Blue Mink - Good morning freedom
•The Carpenters - I need to be in love
•Tina Turner, ASWAD - Don’t turn around
•Chicago - I don’t want to live without your love
•Whitney Houston - One moment in time
•Starship - Nothing’s gonna stop us now
•Diana Ross - When you tell me that you love me
•Willie Nelson+Julio Iglesias - To all the girls I’ve loved before
•The Hollies - The air that I breathe
•Leo Sayer - When I need you
•Steppenwolf, Johnny Cash - Smokey factory blues
1993年にレディオヘッドがリリースした「クリープ」がホリーズがヒットさせた「The air that I breathe」に酷似しているとして、訴えを起こし、最終的に著作権収入の一部を受け取っています。
現在も精力的に活動しています。2024年にはアルバム『ボディ・オブ・ワーク』『クリスマス』を発表するなど健在ぶりを見せています。
歌の内容は、アメリカでの成功を夢見て、飛行機に飛び乗った俳優が、上手くいかずヤケになっている歌です。爽やかなメロディーで暗い事を歌っています。
では和訳です。
Got on board a westbound seven forty seven
Didn't think before deciding what to do
Ooh, that talk of opportunities, TV breaks and movies
Rang true, sure rang true
西行きの747号に乗った、
何をしようか考える前に。
あのテレビでのブレイクのチャンスが、
本気に聞こえたんだ、本当に聞こえたんだ。
Seems it never rains in southern California
Seems I've often heard that kind of talk before
It never rains in California, but girl don't they warn ya
It pours, man it pours
南カリフォルニアじゃ雨は降らないらしいけど、
こんな事聞いた事があったっけな。
カリフォルニアじゃ雨は降らないけど、
みんな言って無かったかい?
降るときゃ土砂降りだって。
Out of work, I'm out of my head
Out of self respect, I'm out of bread
I'm underloved, I'm underfed, I wanna go home
It never rains in California, but girl don't they warn ya
It pours, man it pours
仕事も無く、何も考えられずに、
自尊心も無くて、食糧にもありつけず、
愛に飢え、栄養失調で、
俺は家に帰りたいよ。
カリフォルニアじゃ雨は降らないけど、
みんな言って無かったかい?
降るときゃ土砂降りだって。
Will you tell the folks back home I nearly made it
Had offers but don't know which one to take
Please don't tell 'em how you found me
Don't tell 'em how you found me
Gimme a break, give me a break
故郷の人達に行ってくれないかい、もうすぐだって、
たくさんオファーがあるけど、一つに絞れないんだ。
どうやって見つけたのかは言わないでくれ、
それだけは言わないでくれ、
勘弁してくれ、それはやめてくれ。
Seems it never rains in southern California
Seems I've often heard that kind of talk before
It never rains in California, but girl don't they warn ya
It pours, man it pours
南カリフォルニアじゃ雨は降らないらしいけど、
こんな事聞いた事があったっけな。
カリフォルニアじゃ雨は降らないけど、
みんな言って無かったかい?
降るときゃ土砂降りだって。
こんな感じです。
あなたのお名前何ァんて由来のコーナー、今回はアルバートの由来を紹介します。
Albert
ゲルマン語の名前「Adalbert」に由来しており、「高貴で明るい」を意味する。「高貴」のAdalと「明るい」のBerahtが組み合わさった。
中世のドイツでは人気の名前だったが、19世紀のヴィクトリア女王の夫でドイツ人のアルバート王子、そして相対性理論のアルバート・アインシュタインによって人気を博す。
という事で、アルバートと名付けられたこの方は、「明るく気品のある人に育って欲しい」という願いが込められているのかもしれません。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。X(旧Twitter)も宜しくお願い致します。IDとかは上に書いてます。
ではまた。
0 件のコメント:
コメントを投稿