今日の洋楽
今日はビーチ・ボーイズで素敵じゃないかです。1年以上前にも紹介しましたが、今回は和訳付きでのご紹介。まあ、他にもやってる所はあるんですがね。
ビーチ・ボーイズといえば、泣く子も黙るアメリカのサーフ・ロック・バンドでござい。
メンバーは以下の通りです。
•マイク・ラヴ (Mike Love, 1941.03.15 - , v)
•アル・ジャーディン (Al Jardine, 1942.09.03 - , g)
•ブライアン・ウィルソン (Brian Wilson, 1942.06.20 - b)
•カール・ウィルソン (Carl Wilson, 1946.12.21 - 1998.02.06, g)
•デニス・ウィルソン (Denis Wilson, 1944.12.04 - 1983.12.28, d)
•ブルース・ジョンストン (Bruce Johnston, 1942.06.27 - , keyb, b)
ウィルソン兄弟とマイク・ラヴは親戚です。アル・ジャーディンはブライアンのクラスメイトです。ジョン・マース (後のウォーカー・ブラザーズのジョン・ウォーカー)にギターの手ほどきを受け、1961年にグループを結成します。当時はビーチ・ボーイズではなく、ペンデルトーンズという名前でした。
ウィルソン兄弟の父・マレーのマネージメントでマレーの友人が営むCANDIXというレーベルから「サーフィン」でデビューしますが、既にビーチ・ボーイズと変えられていました。
キャピトル・レコードに移籍した最初のシングル「サーフィン・サファリ」が全米14位というヒットを出した彼らは、1962年発売のデビュー・アルバム「サーフィン・サファリ」から、名盤といわれる1966年発売の「ペット・サウンズ」までのわずか4年で、アルバムを10枚も出しています。シングルは売れるわアルバムは売れるわで、知名度もうなぎのぼりでした。
ツアーにもたくさん出ていますが、ブライアン・ウィルソンが精神に支障をきたし、1964年のライブを最後にライブには出ないでスタジオでの音楽作りに没頭する、ということを宣言してしまいます。ブルース・ジョンストンがライブでブライアンの代役を勤めます。後々のビーチ・ボーイズの分裂劇の前触れでもありました。
1966年のペット・サウンズでは、それまでの「青年・サーフ・車・恋」のイメージを払拭し、フィル・スペクターばりの音の壁の作り方やオーケストレーションなど、ブライアンの世界観を前面に押し出したのが、アメリカでは受けず、次作発売として企画していた「スマイル」も頓挫し、ブライアンはさらにノイローゼになってしまいます。
1970年にキャピトル・レコードを離れ、自分たちのレーベル、ブラザー・レコード名義で活動をします。長く精神とドラッグに侵されたブライアンも1970年代にはツアーに復帰しますが、それでも本格的な復帰には至らず、引き続きブライアン不在のままツアーをこなします。また、この時期の他のメンバーの曲も良い曲が生まれ、ブライアンの穴を埋めていくことになります。
1983年、デニス・ウィルソンが泥酔して水に飛び込んでそのまま溺れて39という若さで亡くなります。1985年のライブ・エイドではブライアンも参加しますが、ブライアンとマイクの間に生まれた溝は埋まらず、分裂状態が続きます。
1998年に肺がんでカール・ウィルソンも亡くなり、アル、マイクとブルース・ジョンストン、ブライアンの分裂状態が一層深くなってしまいます。
しかし、2005年に、ウィルソン兄弟の故郷のホーソーンの生家がカリフォルニア州の史跡に制定され、記念碑の除幕式にブライアンとアル、そして初期メンバーのデヴィッド・マークスが出席し、まずはブライアンとアルが和解します。
翌年にはベスト盤「サウンド・オブ・サマー」のダブル・プラチナム獲得セレモニーに、ブライアン、アル、ブルース、デヴィッド、そしてマイクが出席し、久しぶりに共演をしました。
そして2012年にはデビュー50周年を記念してリユニオン・ツアーを敢行します。その後は再びマイクとブライアンとアルとで袂を分かちます。
さあ、そして今回の素敵じゃないかは、このCM、映画で使われています。
https://youtu.be/fxJfRrn-sdk (映画「陽だまりの彼女」)
https://youtu.be/xU7aOXQsgV4 (2013年 ゴールドクレスト CM)
ものすごく有名な曲です。長話になりましたが、和訳をご覧ください。
Wouldn't it be nice if we were older?
Then we wouldn't have to wait so long
And wouldn't it be nice to live together
In the kind of world where we belong
歳をとるのって素敵じゃないかい?
そしたら僕ら待たなくていいんだよ。
一緒に生きるって素敵じゃないかい?
僕らの住むこの世界で。
You know it's gonna make it that much better
When we can say goodnight and stay together
それがもっと僕らを良くするんだ、
僕らがお休みを言って一緒にいる時を。
Wouldn't it be nice if we could wake up
In the morning when the day is new?
And after having spent the day together
Hold each other close the whole night through
一緒に起きるって素敵じゃないかい?
新しい日の光を浴びながら。
そしたら一緒に過ごせるんだ、
お互いを抱きしめ合うんだ、一晩中。
Happy times together we've been spending
I wish that every kiss was never ending
Wouldn't it be nice?
幸せな時間を僕らは過ごしてるんだ。
ぜんぶのキスが終わらなければいいのに。
素敵じゃないかい?
Maybe if we think, and wish, and hope, and pray, it might come true
Baby, then there wouldn't be a single thing we couldn't do
We could be married
And then we'd be happy
Wouldn't it be nice?
僕らが考えて、願って、望んで、祈れば、叶うはずさ。
そしたら僕らがい出来ないことはなくなるさ。
そしたら結婚しよう、
幸せになろう、
素敵じゃないかい?
You know it seems the more we talk about it
It only makes it worse to live without it
But let's talk about it
Wouldn't it be nice?
僕らが会話を交わせば、
それ無しで生きるのは良くないって思うようになるんだ。
だから話そうよ、
素敵じゃないかい?
こんな感じです。
長くなって疲れたので今日はここまでです。
ではまた。
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