このブログを検索

2016年10月31日月曜日

Marvin Rainwater - Whole lotta woman

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

さて、前にエレキギターの種類について話しました。ソリッドギター、セミアコースティックギター、フルアコースティックギターの3つ。今回はその続きです。

•セミホロウギター (セミソリッドギター)

これは前、バイオリンベースの話が出た時にちょっとばかり話しました。

ホロウ=穴という意味ですが、セミアコースティックほど穴はありません。本当に一部だけ穴が開けられている、ソリッドギターの事です。セミアコやフルアコは、ボディのフロントの両サイドにFホールがありますが、セミホロウは左サイドに付けられることが多いです。

フェンダーのシンラインという、ボディはテレキャスタータイプのエレキギター、その他にリッケンバッカー・325もセミホロウギターです。

•アーチドトップギター

これもフルアコの時に話しましたが、ボディのフロントとリアが少しばかり膨らんでいるギターをさします。Arched=弧を描いた。

フルアコは大体アーチドトップです。空洞の面積が増える事により、もっと音が出せます。

•フラットトップギター

アーチドトップギターの反義語です。Flat=平らの、という意味です。ボディのフロントが平らのギターです。

皆さんが想像するアコースティックギターは平らですね。

今回はこの辺でエレキギターの種類説明は以上です。次回はアコースティックギターあたりの種類についていきましょうか。

では洋楽和訳のコーナー、そしてRE-DISCOVER MUSICIANSです。

今日の洋楽

今日はマーヴィン・レインウォーターでホール・ロッタ・ウーマンです。


マーヴィン・カールトン・レインウォーターは1925年7月2日、カンザス州ウィチッタ生まれのカントリーのミュージシャンです。ネイティヴ・アメリカンといって、アメリカの先住民の格好を、ステージに立っている時にする事でも有名です。4分の1、チェロキーの血が流れています。

子供の頃は、アメリカのテレビは「グランド・オール・オープリー」というカントリーの番組が全盛でしたが、マーヴィンはピアノ少年でした。幼い頃は獣医を目指していましたが、第二次世界大戦の後は、ロイ・エイカフの影響でギターを習い始めました。

兄弟を率いて、ヴァージニアでコンサートに頻繁に出るようになります。次第に、テレビ番組のレギュラーも持つようになります。

デビューは1957年、MGMからシングル「ゴナ・ファインド・ミー・ア・ブルーバード」です。カントリーチャートで3位を記録するヒットです。その次のコニー・フランシスとのデュエット「ザ・マジェスティー」も100万枚を売るヒット。

「ホール・ロッタ・ウーマン」は1958年、イギリスで1位を記録するヒットになりました。

その後もヒットを出しています。彼の歌「ザ・ペール・フェイスド・インディアン」は後にドン・ファードンやポール・リビアとレイダースにカバーされています。

しかし1960年に声帯を患い、音楽から引退します。1970年代には喉頭癌にかかりますが、それでも時折ステージに立っていました。2013年9月17日、88歳で亡くなっています。

今回のホール・ロッタ・ウーマンはマーヴィンの自作、後にジョニー・キッドとパイレーツによってカバーされています。

では和訳です。

It takes a whole lotta lovin' 
Just to keep my baby happy
It takes a whole lotta kissin' 
And a whole lotta holdin' her hand
It takes a whole lotta lovin' 
Just to keep my baby happy
'Cause she's a whole lotta woman
And she's gotta have a whole lotta man

たくさんの愛がいるんだ、
俺のベイビーを幸せにするには。
たくさんのキスと、
たくさん彼女の手を握るんだ。
たくさんの愛がいるんだ、
俺のベイビーを幸せにするには。
だって彼女はたくさんの女、
彼女はたくさんの男をものにするんだ。

Well when she loves me
She loves me so hard
She almost make-a me mad 
And when she kiss me
Well she don't miss me
I know I've been had

彼女が俺を愛するとき、
強く愛するのさ、
俺を狂わせるんだ。
彼女がキスするとき、
絶対に失敗ないんだ。
そう、俺はしてもらったのさ。

It takes a whole lotta lovin' 
Just to keep my baby happy
It takes a whole lotta kissin' 
And a whole lotta holdin' her hand
It takes a whole lotta lovin' 
Just to keep my baby happy
Cause she's a whole lotta woman
And she's gotta have a whole lotta man

たくさんの愛がいるんだ、
俺のベイビーを幸せにするには。
たくさんのキスと、
たくさん彼女の手を握るんだ。
たくさんの愛がいるんだ、
俺のベイビーを幸せにするには。
だって彼女はたくさんの女、
彼女はたくさんの男をものにするんだ。

こんな感じです。

俺の女はモテモテ、という歌です。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿