•セミホロウギター (セミソリッドギター)
これは前、バイオリンベースの話が出た時にちょっとばかり話しました。
ホロウ=穴という意味ですが、セミアコースティックほど穴はありません。本当に一部だけ穴が開けられている、ソリッドギターの事です。セミアコやフルアコは、ボディのフロントの両サイドにFホールがありますが、セミホロウは左サイドに付けられることが多いです。
フェンダーのシンラインという、ボディはテレキャスタータイプのエレキギター、その他にリッケンバッカー・325もセミホロウギターです。
•アーチドトップギター
これもフルアコの時に話しましたが、ボディのフロントとリアが少しばかり膨らんでいるギターをさします。Arched=弧を描いた。
フルアコは大体アーチドトップです。空洞の面積が増える事により、もっと音が出せます。
•フラットトップギター
アーチドトップギターの反義語です。Flat=平らの、という意味です。ボディのフロントが平らのギターです。
皆さんが想像するアコースティックギターは平らですね。
今回はこの辺でエレキギターの種類説明は以上です。次回はアコースティックギターあたりの種類についていきましょうか。
では洋楽和訳のコーナー、そしてRE-DISCOVER MUSICIANSです。
今日の洋楽
今日はマーヴィン・レインウォーターでホール・ロッタ・ウーマンです。
マーヴィン・カールトン・レインウォーターは1925年7月2日、カンザス州ウィチッタ生まれのカントリーのミュージシャンです。ネイティヴ・アメリカンといって、アメリカの先住民の格好を、ステージに立っている時にする事でも有名です。4分の1、チェロキーの血が流れています。
子供の頃は、アメリカのテレビは「グランド・オール・オープリー」というカントリーの番組が全盛でしたが、マーヴィンはピアノ少年でした。幼い頃は獣医を目指していましたが、第二次世界大戦の後は、ロイ・エイカフの影響でギターを習い始めました。
兄弟を率いて、ヴァージニアでコンサートに頻繁に出るようになります。次第に、テレビ番組のレギュラーも持つようになります。
デビューは1957年、MGMからシングル「ゴナ・ファインド・ミー・ア・ブルーバード」です。カントリーチャートで3位を記録するヒットです。その次のコニー・フランシスとのデュエット「ザ・マジェスティー」も100万枚を売るヒット。
「ホール・ロッタ・ウーマン」は1958年、イギリスで1位を記録するヒットになりました。
その後もヒットを出しています。彼の歌「ザ・ペール・フェイスド・インディアン」は後にドン・ファードンやポール・リビアとレイダースにカバーされています。
しかし1960年に声帯を患い、音楽から引退します。1970年代には喉頭癌にかかりますが、それでも時折ステージに立っていました。2013年9月17日、88歳で亡くなっています。
今回のホール・ロッタ・ウーマンはマーヴィンの自作、後にジョニー・キッドとパイレーツによってカバーされています。
では和訳です。
It takes a whole lotta lovin'
Just to keep my baby happy
It takes a whole lotta kissin'
And a whole lotta holdin' her hand
It takes a whole lotta lovin'
Just to keep my baby happy
'Cause she's a whole lotta woman
And she's gotta have a whole lotta man
たくさんの愛がいるんだ、
俺のベイビーを幸せにするには。
たくさんのキスと、
たくさん彼女の手を握るんだ。
たくさんの愛がいるんだ、
俺のベイビーを幸せにするには。
だって彼女はたくさんの女、
彼女はたくさんの男をものにするんだ。
Well when she loves me
She loves me so hard
She almost make-a me mad
And when she kiss me
Well she don't miss me
I know I've been had
彼女が俺を愛するとき、
強く愛するのさ、
俺を狂わせるんだ。
彼女がキスするとき、
絶対に失敗ないんだ。
そう、俺はしてもらったのさ。
It takes a whole lotta lovin'
Just to keep my baby happy
It takes a whole lotta kissin'
And a whole lotta holdin' her hand
It takes a whole lotta lovin'
Just to keep my baby happy
Cause she's a whole lotta woman
And she's gotta have a whole lotta man
たくさんの愛がいるんだ、
俺のベイビーを幸せにするには。
たくさんのキスと、
たくさん彼女の手を握るんだ。
たくさんの愛がいるんだ、
俺のベイビーを幸せにするには。
だって彼女はたくさんの女、
彼女はたくさんの男をものにするんだ。
こんな感じです。
俺の女はモテモテ、という歌です。
今日はこの辺でお時間です。
ではまた。
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