こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。
早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。
今日の洋楽
今日はドリス・トロイでジャスト・ワン・ルックです。
グレゴリー・キャロル、ドリス・ペイン作曲です。1963年のシングルで、ホット100で10位を記録しました。
ドリス・トロイこと、ドリス・エレイン・ヒギンセン(Doris Elaine Higginsen)は、1937年1月6日、ニューヨーク・ブロンクス区生まれのソウル・シンガーです。
今回の歌「ジャスト・ワン・ルック」でお馴染みの、「ママ・ソウル」の別名を持つシンガーです。ちなみに、ドリス・ペインはドリス・トロイのペンネームですが、これは祖母の姓を名乗った事に由来しています。
16歳の時、アポロ・シアターで受付の案内係として働いていた時にジェームズ・ブラウンに見出され、作曲家として活動を始めました。ドリス・ペインの名前でディー・クラークの「ハウ・アバウト・ザット」を作っています。
そして「トロイのヘレネー」から芸名をドリス・トロイとして、ザ・ドリフターズやディオンヌ・ワーウィックのバックコーラスを経て、1963年にアトランティック・レコードよりシングル「ジャスト・ワン・ルック」でデビューしました。
ソロアーティストとして活動をしていましたが、他のアーティストのバックコーラスを務めました。ザ・ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイド、ダスティ・スプリングフィールド、カーリー・サイモンなど多数に渡ります。
1969年にロンドンに移住し、アップル・レコードと契約して、ジョージ・ハリスンと共同プロデュースしたアルバム『ドリス・トロイ』をリリースしました。1974年にはアメリカに戻り、クラブやカジノで歌うようになりました。
2004年2月16日、肺気腫の為67歳で亡くなりました。
ドリスの妹ヴァイ・ヒギンセンと共に、ドリス・トロイの半生を描いたミュージカル『ママ・アイ・ウォント・トゥ・シング』では、ドリスの母親、ママ・ウィンター役を1984年から2000年まで演じました。
たった一目見ただけで、あなたを私のものにしたくなったのよ、という歌です。
ザ・ホリーズ、リンダ・ロンシュタットがカバーしています。
では和訳です。
Just one look and I fell so hard
In love with you, oh-oh, oh-oh
I found out how good it feels
To have your love, oh-oh, oh-oh
Say you will, will be mine
Forever and always, oh-oh, oh-oh
Just one look and I knew
That you were my only one
Oh oh-oh oh!
たった一目で、私は激しく恋に落ちた、
あなたに恋してしまったわ。
分かったわ、あなたに愛してもらうのが、
どんなに良い気持ちなのかを。
私に言って、あなたが私のものになるって、
いつも、ずっと永遠に。
たった一目見て私は分かったわ、
あなたは私のたった一人の人だって。
I thought I was dreamin' but I was wrong, yeah, yeah, yeah
Oh, but-a, I'm gonna keep on schemin'
Till I can a-make you, make you my own!
夢見ていたのかと思った、でも違ったわ。
でも私はずっと企んでるわ、
あなたが私だけの物になるまで。
So you see, I really care
Without you I'm nothin', oh-oh, oh-oh
Just one look and I know
I'll get you someday, oh-oh, oh-oh
分かるでしょ、私があなたを愛してるって、
あなたが居なければ、私は何も無いのよ。
たった一目で分かったわ、
あなたを手に入れてみせるわ、いつかね。
Just one look, that's all it took
Just one look, that's all it took
Just one look, that's all it took
たった一目、それだけだったわ。
こんな感じです。
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