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2016年3月19日土曜日

Ben E. King - Don't play that song

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、久々にこの写真を見つけて大喜びの名久井翔太です。どうぞよろしく。

その写真というのがこちら。


左はクライド・マクファター、右は今日紹介するベン・E・キングです。

さて、ここで皆さんにクエスチョンです。

この二人に共通するもの、それは何でしょう?

三つの選択肢からお選びください。

A. 同じ年齢
B. 同じ出身地
C. 同じ出身グループ

すぐに答え‼︎◯◯‼︎正解‼︎…という風にはしません。したらつまらないじゃない。

という訳で写真のご両人のバイオグラフィーを簡単に紹介します。

まず、クライド・マクファターは1932年11月15日、ノースカロライナ州ダーラムに生まれました。幼い頃から聖歌隊で歌唱力を磨き、1950年、18歳の時にビリー・ウォード&ザ・ドミノズのリードボーカルに抜擢されます。ところが、リードボーカルであるにもかかわらずそれ相応のギャラを貰えなかった事に不満が募り、1953年、当時R&B界においてはモータウンの前に天下を取っていたアトランティック・レコードに移籍、そこでザ・ドリフターズを結成します。ドリフターズ時代は「マネー・ハニー」、「サッチ・ア・ナイト」等を出します。ところが、1954年、兵役のためにグループを離れます。1956年、ドリフターズは脱退したまま、ソロ活動を始めます。1956年「ウィズアウト・ラヴ」がポップチャート19位、1958年「ラヴァーズ・クエスチョン」がポップチャート6位と、それぞれヒットさせています。それ以後はレコード会社を転々としながら活動を続けますが、1972年6月13日、39歳の若さで心臓発作のためこの世を去ります。

続いてはベン・E・キングのバイオグラフィーです。

1938年9月28日、ノースカロライナ州ヘンダーソンにて生まれます。1947年にニューヨーク州ハーレムに移り、高校生の時にドゥー=ワップ・グループを結成させます。1958年、ファイヴ・クラウンズというグループに入っている時に、クライド・マクファター時代のドリフターズのメンバーを解雇させたマネージャーがさあどうしようとなってる時にファイヴ・クラウンズに目をつけます。そしてグループは新・ドリフターズとしてアトランティック・レコードからデビューします。ドリフターズ時代は「ラストダンスは私に」、「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー」、「この魔法の時」等を大ヒットさせます。ただ、ベン・E・キングはテレビには出ないで、他のメンバーがテレビに出るときはチャーリー・トーマスという人がベンのパートを口パクで歌います。1960年ドリフターズ脱退後はソロ活動をします。ソロ活動で生まれたのが、泣く子も黙る世界に誇る名曲「スタンド・バイ・ミー」ですよ皆さん‼︎この人が歌ってるんですよ‼︎これ以外にも「スパニッシュ・ハーレム」、「アイ・フー・ハヴ・ナッシング」、「エクスタシー」、「ザッツ・ホエン・イット・ハーツ」等をヒットさせます。1960年代後半になるとソウルにも進出、「スーパーナチュラル・シング」という曲をヒットさせます。そして何より‼︎映画「スタンド・バイ・ミー」で使われた事でまたまた、この人に注目が集まるわけですよ。その後もスタンド・バイ・ミー財団を設立して勉強ができない貧しい子供達の支援をしたりして精力的に活動を続けていますが、2015年4月30日、76歳で亡くなりました。去年、この人と、B・B・キングの訃報を聞いたときはビックリしました。

さてさて、また長話になりましたが、そんな二人がどうして一緒に写ったのかは分かりませんが、ドリフターズという観点で見れば、まさに二大スターが一緒にいるわけですよ。前に一回見つけてはいますが、携帯の方にも欲しいと思って探しても全然見つからなかったんです。でもこの間見つけて超ラッキー、な私でした。

という訳で正解はC. 同じ出身グループ、でした。A、Bを選んだ人はボッシュートです。なんつって。

では後半の洋楽和訳コーナーへ参りましょう。

今日の洋楽

今日はスタンド・バイ・ミー…ではなくドント・プレイ・ザット・ソングです。スタンド・バイ・ミーはなんとなくわかるでしょう?


1962年のベン・E・キングの同名アルバムのタイトルソングです。このアルバムにスタンド・バイ・ミーが収録されています。ベン・E・キングのベスト盤だけじゃ物足りないという人は是非探してみてください。

では和訳です。

Don't play it no more
Don't play it no more
Don't play it no more
No, no, no, no, no, no, no

もう止めてくれ。
もう聴きたくないんだ。
頼む止めてくれ。

Don't play that song for me
It brings back memories
Of days that I once knew
The days I spent with you

その歌を止めてくれ、
想い出がフラッシュバックする。
君と初めて知り合って、
君と過ごした楽しい日々を。

Oh no! Don't let it play
It fills my heart with pain
Please stop it right away
I remember just what it said

駄目だ、もう止めてくれ。
心が張り裂けてしまいそうだ。
すぐにでも止めてほしい。
想い出が俺にこう語りかけたんだ。

It said, (Darling, I love you) You know that you lied 
(Darling, I love you) You know that you lied 
(Darling, I love you) You know that you lied, (woah)
You lied, (woah) you lied, lied, lied (woah, woah, woah, woah)

(ダーリン、愛してるわ) でも君は嘘ついたじゃないか。
(ダーリン、愛してるわ) でも君は嘘ついたじゃないか。
(ダーリン、愛してるわ) でも君は嘘ついたじゃないか。
君は嘘をついたんだ。この嘘つき。

Don't play it no more
Don't play it no more
Don’t play it no more
No, no, no, no, no, no, no

もう止めてくれ。
もう聴きたくないんだ。
頼む止めてくれ。

I remember on our first date
You kissed me and you walked away
You were only seventeen
I never thought you'd act so mean

最初のデートを思い出す。
キスして、君は歩いて行ってしまった。
君はたったの17歳だったのに、
騙すのが上手だったとはね。

But baby you told me you loved me 
You told me you cared! 
You said "I'll go with you darlin' 
Almost anywhere" 

でも、君は愛してると言ったじゃないか。
いつも心配してるとも。
「あなたとならどこにでも行くわ」って言ったじゃないか。

It said, (Darling, I love you) You know that you lied 
(Darling, I love you) You know that you lied 
(Darling, I love you) You know that you lied, (woah)
You lied, (woah) you lied, lied, lied (woah, woah, woah, woah)

(ダーリン、愛してるわ) でも君は嘘ついたじゃないか。
(ダーリン、愛してるわ) でも君は嘘ついたじゃないか。
(ダーリン、愛してるわ) でも君は嘘ついたじゃないか。
君は嘘をついたんだ。この嘘つき。

こんな感じです。

ベースラインがスタンド・バイ・ミーと同じに聴こえますが、うって変わってこちらはハートブレイクものです。あの人との思い出がよみがえるからあの歌をかけるな、という男の歌です。

この辺でお時間としましょう。次は日曜日の更新です。

ではまた。

2016年3月16日水曜日

Buddy Holly - That'll be the day

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、アプリのGarageBandで作った曲が50を超えた名久井翔太です。どうぞよろしく。

アプリのGarageBandは、2年半前からやり始めていますが、そこでも古い音楽のカバーばかりをやっていました。

最初はトレメローズのサイレンス・イズ・ゴールデンを作りました。ちなみにDSの大合奏バンドブラザーズでも最初に作ったのは、やはりサイレンス・イズ・ゴールデン。

GarageBandの凄みは何と言っても、自分の声を録音できる事ですよね。自分の声を入れる事で、よりリアルなカバーが作れますからね。録音に上手くいかなくても何度も録り直しができますし。

私が今までGarageBandで作った曲はほとんど2トラック以上ボーカルのパートを入れています。原曲のボーカルはどのように歌っているかを研究するのは難しいですが、それだけ完成した時の嬉しさといったら。

でも私の悩みは、バックのコーラスには感じられないですが、リードボーカルの時は何故か声の気持ち悪さが時々前に出てきてしまいます。だからあまりYouTubeに投稿した事は無いです。それでも機会があれば…。

では、後半のコーナーに参ります。

今日の洋楽

今日はバディ・ホリーでザットル・ビー・ザ・デイという曲です。


バディ・ホリーのブランズウィック・レコードからのデビュー・シングルです。

バディ以外にも、ビートルズの前身クオリーメンや、リンダ・ロンシュタットがカバーしています。

では和訳です。

Well, that'll be the day, when you say goodbye
Yes, that'll be the day, when you make me cry
You say you're gonna leave, you know it's a lie
'Cause that'll be the day when I die

君が僕を置いていく日なんて来るはずないさ。
君が僕を泣かせたままにすることなんてあり得ないさ。
君はおさらばしたいと言うけど、そんなの嘘だろ。
そうなったら僕は死んでやるさ。

Well, you give me all your lovin' and your turtle dovin'
All your hugs and kisses and your money too
Well, you know you love me baby
Until you tell me, maybe
That some day, well I'll be through

君は僕に愛を教えてくれたじゃないか。
抱きしめたりキスしたりお金だってくれたじゃないか。
僕が好きだってわかってるだろ、君が「うん」って言ってくれる日まで待つよ。
でも君がさよならするなら、僕はもうお終いさ。

Well, that'll be the day, when you say goodbye
Yes, that'll be the day, when you make me cry
You say you're gonna leave, you know it's a lie
'Cause that'll be the day when I die

君が僕を置いていく日なんて来るはずないさ。
君が僕を泣かせたままにすることなんてあり得ないさ。
君はおさらばしたいと言うけど、そんなの嘘だろ。
そうなったら僕は死んでやる。

Well, that'll be the day, when you say goodbye
Yes, that'll be the day, when you make me cry
You say you're gonna leave, you know it's a lie
'Cause that'll be the day when I die

君が僕を置いていく日なんて来るはずないさ。
君が僕を泣かせたままにすることなんてあり得ないさ。
君はおさらばしたいと言うけど、そんなの嘘だろ。
そうなったら僕は死んでやるさ。

Well, when Cupid shot his dart
He shot it at your heart
So if we ever part and I leave you
You sit and hold me and you tell me boldly
That some day, well I'll be blue

キューピッドが矢を放つ時は、君の心に確実に仕留めるのさ。
もし僕らの恋がこれで終わっても、
君は僕を抱きしめて正直に言ってくれるじゃないか。
そんな日が来なかったら、僕はブルーになっちまう。

Well, that'll be the day, when you say goodbye
Yes, that'll be the day, when you make me cry
You say you're gonna leave, you know it's a lie
'Cause that'll be the day when I die

君が僕を置いていく日なんて来るはずないさ。
君が僕を泣かせたままにすることなんてあり得ないさ。
君はおさらばしたいと言うけど、そんなの嘘だろ。
そうなったら僕は死んでやるさ。

Well, that'll be the day, hoo-hoo
That'll be the day, hoo-hoo
That'll be the day, hoo-hoo
That'll be the day

こんな感じです。

That'll be the dayは簡単に言うと「ありえない」という意味です。

絶対に別れない自信がある男が彼女から別れを告げられて少しうろたえ気味の歌です。

人間、自信を崩されたらそれ以外の、マインドのような所も駄目になっちゃいますよね。私はあまり自信を持たないのがポリシーなので、何かを指摘されたら、ああ、そうですか、と最初に真摯に受け止める事が出来る、とは思いますが。

この辺でお時間が来たようです。次は土曜日の更新です。

ではまた。


2016年3月13日日曜日

Chuck Berry - Thirty days

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、南船橋のブックオフに行っても収穫がなかった名久井翔太です。どうぞよろしく。

さてさて、今日はこのブログを見て頂いている皆々様にご報告がございます。まあ、そんな大したことではありませんが。

このブログのタイトル。元は「名久井翔太の日記・今日の洋楽」というタイトルでございましたが、最近は上の方にもあるように「音楽文章ラジオ」、というように書く事が多いので、この度タイトルを変更致すことにしました。

新タイトル
「名久井翔太の音楽文章ラジオ」

タイトルが変わるからといってもこのブログの方針は何も変わらないですが、読者の皆様、これからも何卒ご覧頂きますようよろしくお願い申し上げます。

さて、新タイトルでのご挨拶はこの辺にしておいて、後半の洋楽和訳コーナーへ移ります。

今日の洋楽

この後半のコーナーだけが、唯一昔の面影を残すことになります。

という訳で、今日はチャック・ベリーでサーティー・デイズという曲です。アイスが美味しい?それはサーティーワンでしょ。


前にも書いたメイベリーンというチャックのデビューシングルの次に出したシングルです。

最初にこれを和訳した時は、厄介者の女に引っかかって、なんとか牢屋に入って欲しい男の歌かと思ったんです。

ですが、つぶ訳wikiなるサイトがございまして、そちらをチラッと見てみましたら、牢屋に入っている女をなんとか出させたる、という男の歌だ、というふうに書かれていました。

他のサイトなんか見て卑怯な、とお思いでしょうが、私もネットに頼らないとこの曲の真意というのが見えてこないので、ありがたく使わせております。

という訳で和訳へ参ります。

I'm gonna give you thirty days to get back home
I done called up the gypsy woman on the telephone
She gonna send out a world wide hoodoo
That'll be the very thing that'll suit you
I'm gonna see that you be back home in thirty days

お前に30日、家に戻る時間をやる。
電話でジプシー女に占ってもらった。
彼女は厄介者さ、
それこそお前に似合いのな。
お前に30日、家に戻る時間をやる。

Oh thirty days (thirty days!)
Oh thirty days (thirty days!)
Baby I'mma see that you be back home in thirty days
Well she gonna send out a world wide hoodoo
That'll be the very thing that'll suit ya
I'm gonna see that you be back home in thirty days

ああ、30日。
ああ、30日。
お前に30日、家に戻る時間をやる。
彼女は厄介者さ、
それこそお前に似合いのな。
お前に30日、家に戻る時間をやる。

I done talked to the judge in private early this morning

And he took me to the sheriff's office to sign a warrant

Gonna put across charge again ya
That'll be the very thing that'll send ya

I'm gonna see that you be back home in thirty days


早朝に、裁判官と内々に話をつけた、
令状にサインもらうために警察署に連れて行かれた。
お前に飛びっきりのプレゼント、
なんとか無罪にしてやるさ。
だから30日の間に戻ってこい。

Oh thirty days (thirty days)

Oh thirty days (thirty days)

I'm gonna see that you be back home in thirty days

Yeah we gonna put across charge again ya

That'll be the very thing that'll send ya

I'm gonna see that you be back home in thirty days


そうだ、30日。
そうだ、30日。
30日やるから家に戻ってこい。
お前に飛びっきりのプレゼント、
なんとか無罪にしてやるさ。
だから30日やるから家に戻ってこい。


If I don't get no satisfaction from the judge

I'm gonna take it to the FBI and voice my grudge

If they don't give me no consolation
I'm gonna take it to the United Nations

I'm gonna see that you be back home in thirty days


裁判で納得しなけりゃ、
FBIに恨み辛みを話すのさ。
慰めにもならなけりゃ、
国連まで持ってってやる。
30日やるから家に戻ってこい。

Oh Thirty Days! (thirty days)

Oh Thirty Days! (thirty days)

Babe I'm gonna see that you be back home in thirty days

If you don't give me no consolation

I'm gonna take it to the United Nations

I'm gonna see that you be back home in Thirty Days!

そうだ、30日。
そうだ、30日。
お前に30日、家に戻る時間をやる。
慰めにもならなけりゃ、
国連まで持ってってやる。
だから、30日の内に家に戻れ。

こんな感じです。

歌詞を見ると見慣れないI'mma とかAgainをよく見ると、そんな訳し方するの、とか気になる方もいるかと思います。

I'mma というのはI'm gonnaが略されたスラングです。

AgainはAgain、ではなくて、Againstという単語の略です。Againと書くと、「また」とか「再び」とかを連想するので、⁇となりますよね。

こんな訳で、英語の歌詞の中にはこんなスラングも混じっているので、洋楽和訳ブログを始めようと思ってる皆様、スラングの方も研究をしてくださいね。古い黒人音楽とか、ヒップホップや最近のR&Bに多いと思います。

そろそろお時間が来たようです。次は水曜日の更新でございます。

ではまた。

2016年3月12日土曜日

Bill Haley - Rock this joint

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、酒が回って前半で書く事が決まってない名久井翔太です。どうぞよろしく。

…と言うのは冗談で。

今日はロックンロールを形づけた曲、というテーマで書いてみたいと思います。

ロックンロールというのはカントリーやリズム・アンド・ブルースなどが融合して、1950年代中盤に急激に流行り始めた音楽でございますが。

実はそれ以前にも実験作として、というのは後付けですが、認知されている曲というのがあります。

ここからは、私が聴いたという縛りで何個か上げてみたいと思います。

Uncle Dave Macon and His Fruit Jar Drinkers - Sail away, ladies (1927)

アンクル・デイヴ・メイコンという50代でグランド・オール・オープリーに出始めたシルクハット、金歯、そしてバンジョーを携えたボードビリアンの人です。(1870-1952)

このセイル・アウェイ・レイディーズは、後にDon't you rock me, Daddy-Oというタイトルでロニー・ドネガンやヴァイパーズ・スキッフル・グループがリメイクします。


Big Joe Turner with Pete Johnson - Roll 'em Pete (1938)

ビッグ・ジョー・ターナー(1911-1985)は1954年にシェイク・ラトル・アンド・ロールでスマッシュヒットを出して、沢山の人達にカバーされていますが、実はそれ以前にも実験作として認知されている曲がありました。

このロール・エム・ピートは1938年のジョー・ターナーのデビューシングルです。ピートというのはピート・ジョンソンという当時ジョー・ターナーの相方だったピアニストです。

ロックンロールというよりはブギウギスタイルな感じですが、その後のジョー・ターナーのスタイルを担うものとしては重要な作品とも言えます。


Louis Jordan and His Tympany Five - Caldonia (1945)

ルイ・ジョーダン(1908-1975)という黒人のサクソフォン奏者の人の曲です。

ロックンロールは基本3コードの曲が多いですが、ロックンロール以前のこの曲や、Choo Choo Ch' Boogieとかも3コードで構成されています。

そればかりか、Ain't that just like a womanのイントロのギターソロ。チャック・ベリーのジョニー・B・グッドのイントロのリフはこの曲から来ています。


Good Rockin' Tonight - Roy Brown (1946)

ロイ・ブラウン(1925-1981)というブルースシンガーの曲です。このあたりになると、というそれ以前からそうですな、曲名にはっきりとRockとつけるものが多くなります。

1954年にエルヴィスが激しいボーカルでカバーしています。


…この辺にしときましょう。でないときりが無いので。

そんな訳でロックンロールは長年温められて1950年代中盤にブームを巻き起こした音楽、という事を微量ながらお話させていただきました。

さて、またまた長話になりますが、後半の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はビル・ヘイリーでロック・ディス・ジョイントという歌です。


元はジミー・プレストン・アンド・ヒズ・プレストニアンズというバンドの曲ですが、1952年、ビル・ヘイリーの地元のレコード会社、エセックス・レコードにて録音されました。

最初の間奏のギターソロ、ロック・アラウンド・ザ・クロックでも使われたリフですが、ダニー・セドローンというギタリストがこのギターソロを聴かせています。

では和訳です。

We're gonna tear down the mailbox, rip up the floor
Smash out the windows and knock down the door

俺たちゃ、郵便受けを壊して床を引き剥がす。
窓ガラスも割ってドアも外してやるんだ。

We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint tonight 

俺たちゃこの酒場で暴れるんだ。
俺たちゃ夜通し酒場で大暴れさ。

Well, six times six is thirty-six
I ain't gonna hit but six more licks

6×6は36。
でもリックは6個だけで充分さ。

We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint tonight 

俺たちゃこの酒場で暴れるんだ。
俺たちゃ夜通し酒場で大暴れさ。

Do the sugar foot rag, side by side
Flying low and flying wide

シュガーフット・ラグを踊るんだ、俺と一緒に。
低く飛んだり広く飛ぶんだ。

We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint tonight 

俺たちゃこの酒場で暴れるんだ。
俺たちゃ夜通し酒場で大暴れさ。

Do the ol' Paul Jones and the Virginia Reel
Just let your feet know how you feel

オール・ポール・ジョーンズやヴァージニア・リールを踊るんだ。
お前の感じるままに足を動かすんだ。

We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint tonight 

俺たちゃこの酒場で暴れるんだ。
俺たちゃ夜通し酒場で大暴れさ。

Well, six times six is thirty-six
I ain't gonna hit more six more licks

6×6は36。
そんなにリックなんて必要ないぜ。

We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint
We're gonna rock, rock this joint tonight 

俺たちゃこの酒場で暴れるんだ。
俺たちゃ夜通し酒場で大暴れさ。

こんな感じです。

酒場で踊って暴れてドンジャラホイ、という感じの歌です。

この辺でお時間、としましょう。次は日曜日にお会いしたいと思います。

ではまた。あー疲れた。

2016年3月9日水曜日

Roy Orbison - Evergreen

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、まだ冬だと思っていたらもう春だった名久井翔太です。

もう早いもので2016年も3月ですよ。月曜日仕事の帰りに知人と帰ったんですが、その時に「もう春だね」という話が出て、そうかもう春か、とようやく気付きました。

いやはや、時代の流れに全くついていけてない、ガラパゴス型の人間にすっかりなってしまいました。

では後半の洋楽和訳コーナーへ移ります。

今日の洋楽

今日はロイ・オービソンでエヴァーグリーンという曲です。


1962年にシングルカットされた曲です。ロイの曲の中ではヒットせず、知名度もこれといって無いですが、私は結構好きです。実にロイらしい伸びやかな曲だと思います。

では和訳です。

Sometimes love will bloom in the springtime 
Then like flowers in summer it will grow 
And then fade away in the winter 
When the cold winds begin to blow 

時に、愛は春に芽生え、
夏には花のように育つ。
しかし寒風が吹き始める時に、
冬には枯れ果ててしまう。

But when it's evergreen, evergreen 
It will last through the summer and winter too 
When love is evergreen, evergreen 
Like my love for you 

しかし、その愛が常緑樹であるなら、
夏や冬さえも強く育ち続ける。
私のあなたへの愛のように、
その愛が常緑樹であるなら。

So hold my hand and tell me 
You'll be mine through laughter or through tears 
Then let the whole world see, our love will be 
Evergreen through all the years 

私の手を取って言って欲しい。
笑いや涙の時を経て、あなたは私のものになる。
そして世界に知らせてやろう、
私たちの愛は永遠なるものだ、と。

For when it's evergreen, evergreen 
It will last through the summer and winter too 
When love is evergreen, evergreen 
Like my love for you

しかし、その愛が常緑樹であるなら、
夏や冬さえも強く育ち続ける。
私のあなたへの愛のように、
その愛が常緑樹であるなら。

こんな感じです。

Evergreen というのは、和訳にも出ましたが常緑樹(じょうりょくじゅ、常磐木:ときわぎとも呼ぶ)、つまり年中、緑の葉をつける植物の事を指します。決して枯れない、という事でもなく、葉っぱの寿命が総じて長い植物です。

君と私の愛はこの常磐木のように枯れることはない、という歌です。何ともロマンチック。どうしてこの曲が世に出ないのかが不思議でなりません。

短いですが、この辺でお別れとしましょう。次は土曜日の更新です。

ではまた。

2016年3月6日日曜日

Hank Williams - Lovesick blues

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやってまいりました。進行は、百円ショップにお使いに行ったらすりこぎ棒があってすり鉢が無くて「なんでやねん」と思った名久井翔太です。どうぞよろしく。

すり鉢とすりこぎ棒は普通セットで置いておくものでしょう。なしてすりこぎ棒だけ…?小さくても良いからすり鉢置いておいてほしい、と思いました。

さて、下らない話はそのぐらいにして、今日の洋楽和訳…の前に、ロックンロールの原点とは。みたいな話をしたいと思います。

まず、ロックンロールてなんぞや?となりますよね。Wikipediaから借用しておりますことをご了承ください。

『ロックンロールの音楽的特徴としては、リズム・アンド・ブルースのほぼ均等なエイト・ビートや、ブルース・ジャズのシャッフル/スイングしたビート、ブルースのコード進行や音階(スケール)を応用した楽曲構成を挙げることができる。それらを基に、カントリー・アンド・ウェスタンを体得した白人ミュージシャンが、双方のスタイルを混じり合わせた音楽であるとされる。』

とあります。

コード進行や音階、スイングなどの詳しい話はすっ飛ばして、原点の音楽について掘り進めてみたいと思います。

まず、出てきたのがリズム・アンド・ブルース。次もWikipedia借用でございます。

『スイング感のあるリズムとビートに乗りながら、叫ぶように歌う。』

元は黒人音楽のジャズやゴスペルという音楽から、更にポピュラー化されたものだという認識を私は持っています。ルイ・ジョーダンとかロイ・ブラウンという人たちが当てはまると思います。ルイ・ジョーダンなんかCaldoniaという曲で叫んでますからね。

続いて、ここが今日の肝、カントリー・アンド・ウェスタンについてです。これもWikipedia借用です。

『ヨーロッパの伝統的な民謡やケルト音楽などが、スピリチュアルやゴスペルなど霊歌・賛美歌の影響を受けて1930年代に成立した。』

『ルーツとしては、フォークミュージック、南西部ウェスタンミュージック、ケルト音楽のフィドルの旋律、カウボーイソング、などが挙げられる』

と、あります。

伝統的な民謡がアメリカに渡って、山の付近に住んでいた人たちがギターとかバイオリンとかを使い始めて、カントリー・ミュージックというものの原点が生まれた、と考えられます。

ただ、カントリーについては、最近はテイラー・スウィフトとかキャリー・アンダーウッドとかの曲をチラッと聴いたんですが、とても私の考えるカントリー・ミュージックでは無いほど進化を遂げています。

そんな訳で、今日はカントリーの立役者、ハンク・ウィリアムズの曲を和訳したいと思います。

今日の洋楽

僕がハンクを知った時は高校生、ロックの殿堂でハンク・ウィリアムズの名前を知って、ブックオフでCDも買ってさあWikipediaを見ようと思ったら、日本語のページが無かったんです。まだその頃はエヴァリー・ブラザーズもカール・パーキンスも日本語のWikipediaのページがありませんでしたからね。

1923年1月1日、日本では大正11年の年明けにオギャーと産声を上げました。

ルーファス・ペインという黒人のブルースミュージシャンにギターの手ほどきを受け、ラジオ局の前で弾き語りをしていたところ、1937年、なんと14歳にして15分のラジオ番組の司会を任されます。

ミュージシャンとしても、ドリフティング・カウボーイズを従えて1947年、スターリングというレーベルから「Never again」という歌でデビューしますが、ヒットが出ませんでした。同年にMGMレコードに移籍、「Move it on over」という歌で再デビュー、カントリーチャートで4位を記録します。

1949年に「Lovesick blues」(今日はこの曲の和訳です。)をカントリーチャートの1位に送り込むと、それまでオーディションをしても断られた『グランド・オール・オープリー』というアメリカ最古のテレビ番組にも出演し、一躍人気スターになります。

ただ、ハンク自身は脊椎の形成不全による二分脊椎症という病気が原因で、常に背中に痛みが走るのに悩まされて、薬物やアルコールで痛みを間際らします。これが原因で、番組を解雇されたり、ドリフティング・カウボーイズや最初の奥さんに逃げられたりして、最期まで公私共に不遇の時代を過ごしました。

そして、1953年1月1日、コンサートに向かう途中の車で絶命します。死因は摂取した抱水クロラールとアルコールの多量摂取が原因の心臓右心室の機能不全でした。飲み合わせが悪い事を危惧した医者が、ビタミンB12の注射を2本打ちましたが、その中に微量のモルヒネが含まれていました。

生前、A面B面合わせて9曲をカントリーチャートの1位に送り込みました。

さて、ハンクの生涯を話したところでようやく和訳に移ります。

このラヴシック・ブルースという曲はエメット・ミラーという人が最初に出したシングルです。私はこの曲の存在をハンクのカバーで知りました。

では和訳です。ここまで長かったですね。

I got a feelin' called the blues, oh Lord
Since my baby said goodbye
Lord I don't know what I'll do
All I do is sit and sigh, oh Lord

俺はすっかりブルースになっちまった。
あの娘が行ってからというもの、
俺は何をすべきか分からない。
俺はただ座って泣いてるだけさ。

That last long day she said goodbye
Well lord I thought I would cry
She'll do me, she'll do you
She's got that kind of lovin'

あの日あの娘がサヨナラしてから、
俺は泣きそうになった。
あの娘は俺やお前を愛する、
それが彼女のやり方なんだ。

Lord I love to hear her when she calls me sweet da-a-addy
Such a beautiful dream
I hate to think it's all over
I've lost my heart it seems

俺はあの娘が「素敵なアナタ」って俺に言うのを聞きたいんだ。
なんと素敵な夢だったんだろう。
もう終わりだなんて思いたくない。
俺の心はもうボロボロなんだ。

I've grown so used to you somehow
Well I'm nobody's sugar daddy now
And I'm lo-o-onesome
I got the lovesick blues

俺はすっかり君仕様になっちまった。
俺はもう誰の男でもない。 
俺は寂しい、
ラブシック・ブルースにかかっちまった。

Well I'm in love I'm in love with a beautiful gal
That's what's the matter with me
Well I'm in love I'm in love with a beautiful gal
But she don't care about me

俺は可愛いあの娘にすっかり首ったけ、
それが俺の問題なんだ。
あの娘にすっかり参っちまった。
でも彼女は俺の事なんか気にしちゃいない。

Lord I tried and tried, to keep her satisfied
But she just wouldn't stay
So now that she is leavin'
This is all I can say

俺は何でもしたさ、彼女を喜ばすために。
でも彼女は俺の側にいてくれない。
そしてあの娘は行っちまった。
俺が言えるのはそれだけさ。

I got a feelin' called the blues, oh Lord
Since my baby said goodbye
Lord I don't know what I'll do
All I do is sit and sigh, oh Lord

俺はすっかりブルースになっちまった。
あの娘が行ってからというもの、
俺は何をすべきか分からない。
俺はただ座って泣いてるだけさ。

That last long day she said goodbye
Well lord I thought I would cry
She'll do me, she'll do you
She's got that kind of lovin'

あの日あの娘がサヨナラしてから、
俺は泣きそうになった。
あの娘は俺やお前を愛する、
それが彼女のやり方なんだ。

Lord I love to hear her when she calls me sweet da-a-addy
Such a beautiful dream
I hate to think it's all over
I've lost my heart it seems

俺はあの娘が「素敵なアナタ」って俺に言うのを聞きたいんだ。
なんと素敵な夢だったんだろう。
もう終わりだなんて思いたくない。
俺の心はもうボロボロなんだ。

I've grown so used to you somehow
Well I'm nobody's sugar daddy now
And I'm lo-o-onesome
I got the lovesick blues

俺はすっかり君仕様になっちまった。
俺はもう誰の男でもない。 
俺は寂しい、
ラブシック・ブルースにかかっちまった。

こんな感じです。

去っていったあの娘が恋しくて寂しすぎる男の歌です。

久々に長文になりましたね。お時間が来たようです。次は水曜日、だいたいこの時間にお逢いしたいと思います。

ではまた。

2016年3月5日土曜日

The Five Satins - To the aisle

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやってまいりました。進行は、3週間でヒゲがちょっとしか伸びなかった名久井翔太です。どうぞよろしく。

仕事ないときは無精髭をいつも生やしているんですが、遺伝なのか分かりませんが、あまり日数かけても伸びないんですよ。

理想はこのぐらいです。



クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのドラムス、ダグ・クリフォードですが、24とか25でこの伸びよう。羨ましい限りです。

という訳で、後半の洋楽和訳コーナーへ移ります。

今日の洋楽

今日は、前に紹介したファイヴ・サテンズでトゥ・ジ・アイルです。


ファイヴ・サテンズのリードボーカルはフレッド・パリスですが、懲役でグループを抜けている間はビル・ベイカーという人がリードで歌っていました。

アメリカン・グラフィティという映画のサウンドトラックにも収録されています。というか、私はファイヴ・サテンズはこのサウンドトラックで存在を知りました。

では和訳です。

First a boy and a girl meet each other
Then they sit down to talk for a while
In your heart you'll want her for a lover
while each step draws you closer to the aisle

最初は、少年と少女とが出会って、
それからしばらく座って話し始める。
あなたの心の中で、彼女を恋人として側にいたくなる。
すべての歩みがあなたを教会へと導く間は。

You may start with a simple conversation
My darling please put me on trial
She says yes and your heart starts beating
While each step draws you closer to the aisle

あなたは簡単な会話から始めるだろう。
「恋人よ、僕で良ければ付き合って欲しい」と。
そして彼女は「はい」と答え、あなたの心は鼓動を始める。
すべての歩みがあなたを教会へと導く間は。

You ask her if she loves you
She answers "I do"
Your heart starts glowing inside
And then you will know
she is just for you
While each step draws you closer to the aisle

彼女があなたを愛しているかと聞いて、
彼女ははいと答える。
そしてあなたの心は熱くなる。
そしてあなたは知るだろう、
彼女はあなただけのものだと。
すべての歩みがあなたを教会へと導く間は。

Then you put a ring on her finger
And the tears start flowing awhile
Then you'll know she's yours forever
While each step draws you closer to the aisle

あなたは彼女の指に指輪をはめ、
涙がしばらく溢れてくる。
そしてあなたは知るだろう、彼女はずっとあなたのものだと。
すべての歩みがあなたを教会へと導く間は。

こんな感じです。

Aisleという単語は、通路、という意味がありますが、この曲の雰囲気から察するに、「バージンロード」なんではないか、と考えられます。というか、実はYahoo!知恵袋でこの曲の和訳を見てしまったんですけどね。

ファイヴ・サテンズのヒットソングには、こういったロマンチックな歌が多いです。なぜか懐かしい気分にさせられます。

Youtubeでファイヴ・サテンズのIn the still of the night とかTo the aisle を聴く機会があったら、というか確実に聴けますから、ぜひこのブログの和訳を思い出してください。そうして聴いてみるだけでも世界観が伝わると思います。

この辺でお時間が来たようです。次は日曜日、大体この時間にお会いしたいと思います。

ではまた。


2016年3月2日水曜日

Jerry Lee Lewis - Fools like me

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやってまいりました。進行は、月曜日会社の車のラジオからジョージ・ハリスンの歌が流れて元気をもらった名久井翔太です。どうぞよろしく。

月曜日は午後の4時から仕事で、一箇所目は16:45から18:30、二箇所目は21:15から翌朝5:00までやっとりました。二箇所目の移動中にラジオからジョージ・ハリスンの曲が車のラジオから流れたんですが、ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンが、まず「My Sweet Lord」を歌ってました。

ビーチボーイズとビートルズは国は違えど、実は互いを意識していた節があります。

なんと言っても、ポール・マッカートニーとブライアン・ウィルソン。誕生日が2日しか違わないんです。ポールは1942.06.18生、ブライアンは1942.06.20生。

それに二人共稀代のメロディーメイカー。ポールは「ヘイ・ジュード」や「レット・イット・ビー」といった、それこそ世界の皆が知っている曲を作り上げてます。一方のブライアンも、『ペット・サウンズ』というアルバム自体をほぼ自分のプロデュースで売り出したぐらいです。このアルバムには当時賛否両論の意見がつけられたものの、それまでの曲作りにはなかった斬新なスタイルを作り上げました。

全然ジョージと関係ない話になっちゃいましたね。とにかくブライアンがジョージの歌を歌って、すごい、と思った話でした。

という訳で後半のコーナーではジョージの曲…ではないです。また今度ということで。

今日の洋楽

今日はジェリー・リー・ルイスでフールズ・ライク・ミーです。


ジェリーのデビューシングルはカントリー&ウエスタンの曲で、Crazy Armsというレイ・プライスの曲ですが、このFools Like Meもカントリー風の歌です。ジェリーの激しい一面しか知らない人にとっては物足りないかもしれませんが、案外こういうゆったりとした歌も良いもんだ、と思ってくれれば幸いです。

では和訳です。

Everybody tells me love is blind 
Maybe so but I refuse to see
Everybody tells me the things you do 
I don't care cause I'm a fool for you

愛は人を盲目にするというけれど、
俺はそんな事実受け入れたくない。
君のする事についてみんなあれこれ言うけど、
俺は気にしない、俺は君の愚か者だから。

It doesn't really matter what you are, 
It only matters what you are to me
Maybe I'm not wise enough to see 
But where would love be without fools like me

君が何者かなんて関係ない。
俺にとって君はなんなのかが大事なんだ。
俺は全てが分かるほど賢くはない、
けど俺のような愚か者がいなければ、愛はどこに成り立つのだろう。

Maybe lovin' you that's not so smart 
And maybe bein' you break my heart
I really should've loved you but I'd knew 
And I can't stop cause I'm a fool for you

君を愛するのは賢い事ではないかもしれない。
君と一緒にいれば俺の心は砕けてしまう。
俺は本気で君を愛すべきだったと思う。
そして俺は君への思いが止まらないんだ、俺は君の愚か者だから。

I only hope this kind of love is real 
Cause I can't ever change the way I feel
And maybe maybe I'm not wise enough to see 
But where would love be without fools like me

この愛は本物だとただ望むだけさ。
この気持ちに嘘などつきたくはないから。
俺は全てが分かるほど賢くはない、
けど俺のような愚か者がいなければ、愛はどこに成り立つのだろう。

こんな感じです。

君のためなら全てを許しても構わない、というか、そんな感じの歌です。

この辺でお時間が来たようです。次はまた土曜日お会いしたいと思います。

ではまた。


2016年2月28日日曜日

P. P. Arnold - Angel of the morning

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやってまいりました。進行は、疲れると立ってた髪がヘタれる名久井翔太です。どうぞよろしく。

私は髪を下ろさないでいる方が多いです。

もし自分の髪が長くても、後ろにまとめてるのに憧れを持ちます。もっとも、髪の長さなど気にしない職に就けるかが問題ですが。

さ、今日はこの辺で次のコーナーに参ります。

今日の洋楽

今日はP. P. アーノルドという女性のシンガーで「朝焼けの天使」という歌です。


パトリシア・アン・コールという本名ですが、なんと15歳の時に結婚し、アーノルド姓を名乗っています。

幼い頃からゴスペルを歌って歌唱力をつけて、プロとして活動するのは17-8歳の頃。アイク・ターナーのバックコーラスグループ、アイケッツのメンバーとしてキャリアが始まる訳です。

イギリスに行った折にストーンズのミック・ジャガーとプロデューサーのアンドリュー・ルーグ・オールダムに歌の才能を認められ、当時開いたばかりのイミディエイトというレーベルから1967年にデビューします。しかも彼女のファーストアルバムのタイトルは「The First Lady of Immediate」。

曲もキャット・スティーヴンスのThe First Cut Is The Deepest、スモール・フェイセズのIf you think you're groovy、ビー・ジーズのBury me down by the river など、ゴキゲンなテイストのものが多いです。

ソロでヒットが出なくなると、フレディ・キングのバックコーラスとして活動したりしています。

と、ここまでP. P. アーノルドの経歴を書いてきましたが、なにより注目すべきは今日紹介するAngel of the morningの作者、チップ・テイラー。

この曲以外にも、イーヴィー・サンズのAnyway that you want me、ザ・トロッグスのWild thingなどありますが、この3つに共通点を見いだしました。

サビのコード進行が同じなんです。

どういう事かというと、Angel of the morningのサビのコードは、A♭ - C♯ - E♭  - C♯と進みますが、このルールがAnyway that you want me やWild thingにも通用するんです。

単純なコード進行なのに記憶に残りやすい。ニクイですね、チップ・テイラー。

では和訳です。

There'll be no strings to bind your hands, not if my love can't bind your heart
And there's no need to take a stand, for it was I who chose to start
I see no need to take me home, I'm old enough to face the dawn

あなたの手を縛る糸なんてないわ、私の愛があなたを束縛しなければ。
あなたが身代わりになる必要なんてないわ、私のせいなんだから。
家まで送って貰いたくない、あなたと夜を明かしたいの。

Just call me angel of the morning, angel
Just touch my cheek before you leave me baby
Just call me angel of the morning angel
Then slowly turn away from me

朝焼けの天使って呼んで。
あなたが行く前に私の頬を触って。
朝焼けの天使って呼んで。
そしてゆっくりと去ってほしいの。

Maybe the sun's light will be dim and it won't matter anyhow
If morning's echo says we've sinned, well, it was what I wanted now
And if we're the victims of the night, I won't be blinded by light

太陽の光が霞んでくるけど、そんなの関係ないわ。
朝のこだまが私達を罪人と呼んでも構わない、それが私のしたかったこと。
たとえ私達が夜の生贄になっても、光が私達の邪魔をしないわ。

Just call me angel of the morning angel
Just touch my cheek before you leave me baby
Just call me angel of the morning angel
Then slowly turn away
I won't beg you to stay with me

朝焼けの天使って呼んで。
あなたが行く前に私の頬を触って。
朝焼けの天使って呼んで。
そしてゆっくりと去ってほしいの。
あなたにいて欲しいなんて言わないわ。

Through the tears of the day of the years 

涙を一日、一年中流したって言わないわ。

後はサビの繰り返しです。

世界中を敵に回しても、あの人との愛を誰にも壊させはしないという、強い意志を持つ女の歌です。

お時間が来たようです。次は水曜日お会いしたいと思います。

ではまた。

2016年2月27日土曜日

Lonnie Johnson - Tomorrow night

こんばんは。古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやってまいりました。進行は、髪は整えるよりボサボサの方がいい名久井翔太です。どうぞよろしく。

さて、水曜日は事情があって長話はできなかったんですが、その事情というのも友人の頼まれ事に付き合ってました。

セリフ原稿を考える、というものでしたが、時間制限とかあったりパターン別に仕上げなければならないという大変なものでした。

最初は4パターン用意しなければならない、じゃあ私がなんとか1パターン考える、という話だったんですが、アレヨアレヨという間に結局12,3パターンも考えてしまいました。

最終的にその友人がこの4パターンで原稿を仕上げる、と決定したのが金曜日の早朝。私が西葛西の現場が終わって、電車に乗ろうとした時でした。

セリフとか時間制限とかパターンとか、アニメとか好きな人ならピンとくるでしょうが、とにかくなかなか貴重な体験をさせていただいた事に感謝です。友人さん、これからも仲良くしてね。

後半は、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日は、ロニー・ジョンソンでトゥモロウ・ナイトという曲です。


1939年にホレース・ハイトという人が出したレコードがオリジナルですが、1948年にロニー・ジョンソンが出したレコードがヒットしました。 

ロニー・ジョンソンは黒人のブルースマンですが、洗練されたとはいえない歌声の中に哀愁が込められており、全体的に切ない感じの曲になってます。

では和訳です。

Tomorrow night, will you remember what you said tonight?
Tomorrow night, will all the thrills be gone?

明日の夜、君が言ったことを君は覚えてるだろうか?

明日の夜、すべての楽しさは消え去るのだろうか?

Tomorrow night, will it be just another memory?
Or just another lovely song thats in my heart to linger on?

明日の夜、それはただの思い出になるだけなのか?

それとも、俺の心に残る歌になるだけなのか?

Your lips are so tender, your heart is beating fast,
And you willingly surrender, tell me darling, will it last?

君の唇はとても優しい、君の心は早く打っている。

君は喜んで俺の彼女になったのに、最後まで続かないのか?

Tomorrow night, will you be with me when the moon is bright?
Tomorrow night, will you say those lovely things you said tonight?

明日の夜、満月の夜に君は俺といてくれるだろうか?

明日の夜今夜君が言った甘い言葉、また言ってくれるだろうか?

こんな感じです。

お時間が来たようです、次は日曜日、だいたいこの時間にお会いしたいと思います。

ではまた。