こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。
BlogTouchProというアプリです。全部英語で書かれていますが、まあ理解力のある私にかかればチョチョイのパーですよ。すぐに使えました。
それはそうと、今日は下総中山のブックオフに行ってブルース・スプリングスティーンの2枚目のアルバム『The Wild, The Innocent & The E Street Shuffle - 青春の叫び -』をゲットしました。
前作の『アズベリーパークからの挨拶状』はボブ・ディランのカラーが強い作品でしたが、今作は、後々のブルースのボーカルスタイルが徐々に確立されていく、という印象がありました。
このCDを買う以前で聴いていたのは、2曲目の「7月4日のアズベリーパーク」という歌です。この歌は後にホリーズがカバーしています。
ホリーズのはコーラスもあって聴きやすいアレンジになっていますが、ブルースのボーカルは、他の歌はロックンロールに激し目に歌っていますが、この歌では荒々しいながらもどこかすすり泣くように歌っています。それが印象的でした。
1曲目の「ザ・E・ストリート・シャッフル」はブルースのロックボーカル炸裂、といった感じです。バックのE・ストリート・バンドの演奏も本人達は気分が良さそうです。
7曲目の「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」はピアノが印象的でした。このアルバムでピアノを担当したのはデヴィッド・L・サンシャスですが、ロックだったこのアルバムで、ジャズを感じさせるピアノでした。
ブルースの盟友だったクラレンス・クレモンズのサックスも随所で光り、ブラスロックでもある感じがして良かったです。
ですがブックオフで買った時に包装のアルバムタイトルやレシートを見てると「青春の喜び」ってなってるんですよ。喜びじゃねえよ、叫びだよ。そんなの見れば分かるだろ、と思いました。
といった所で後半の洋楽和訳のコーナーです。
今日の洋楽
今日はクリフ・ベネット・アンド・ザ・レベル・ラウザーズでゴット・トゥー・ゲット・イントゥー・マイ・ライフです。長いタイトルですね。
クリフ・ベネット・アンド・ザ・レベル・ラウザーズはイギリスのR&Bのバンドです。そして、私がこのブログで洋楽和訳のコーナーを設けるキッカケとなったバンドです。
メンバーは以下の通りです。
•クリフ・ベネット (Cliff Bennett, v)
•デイヴ・ウェンデルズ (Dave Wendells, g)
•フランク・アレン (Frank Allen, b)
•ロイ・ヤング (Roy Young, k)
•マイク・バート (Mike Burt, d)
•モーリス・グローヴス (Maurice Groves, sax)
•シド・フィリップス (Sid Phillips, sax)
メンバーの内、ロイ・ヤングは個人でも「シー・セッド・イエー」のカバー等残されていますし、フランク・アレンは後にトニー・ジャクソン脱退後のサーチャーズに参加しています。また、チャス・ホッジスやニッキー・ホプキンスもメンバーだった時期があります。
1957年に結成されました。1961年にジョー・ミークのプロデュースでパーロフォンからシングル「ユーヴ・ガット・ホワット・アイ・ライク」でデビューします。
1962年にハンブルグのスター・クラブに出演した時の音源「ハリー・ガリー」も残されています。ただ、後にビートルズと名前を間違えられたのは有名な話です。でもそれも良く考えれば分かる話、ビートルズのメンバーで、サックス担当の人がいた訳はないんです。
1964年にプロデューサーがあのブライアン・エプスタインに変わり、グループ7枚目のシングル「ワン・ウェイ・ラヴ」が全英で9位を記録しました。続く「アイル・テイク・ユー・ホーム」は42位と奮わず。
次の大きなヒットがこのビートルズのカバー「ゴット・トゥ・ゲット〜」で、この時はグループ最大のヒット、6位を記録しています。
この時にグループはビートルズのヨーロッパ最後のツアーの前座として出場しています。
後にクリフ・ベネットはトゥー・ファットのメンバーになります。いずれそのバンドも解散し、その時のメンバーだったリー・カースレイクとケン・ヘンスリーから、ユーライア・ヒープに参加しないかと打診しますが、クリフ・ベネットはなんとあのブラスロックの旗手、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズに参加しようと考えていました。なので参加を断りました。結果的にBS&T参加は失敗に終わりました。
ベネットはソロ活動もしてアルバムも出しますが、1970年代前半に音楽業界から引退し、海運業に携わります。
1988年、クリフ・ベネット・アンド・レベル・ラウザーズは再結成します。
I was alone, I took a ride,
I didn't know what I would find there
Another road where maybe I could see another kind of mind there
一人で走りに行っていた、
そこで何が見つかるのか分からなかった。
他の道で、俺は他の気持ちを、
見つけるかもしれない。
Ooh, then I suddenly see you,
Ooh, did I tell you I need you
Every single day of my life
そしたら君と会った。
君に、必要だって俺は言ったっけ?
毎日、俺の人生の中で。
You didn't run, you didn't lie
You knew I wanted just to hold you
And had you gone you knew in time we'd meet again
For I had told you
君は逃げなかった、嘘もつかなかった。
俺が君を抱きしめたいと気づいていたね。
君が去っても、君は気づくだろう、
もう一度会うって。
君に伝えたから。
Ooh, you were meant to be near me
Ooh, and I want you hear me
Say we'll be together every day
君は俺のそばにいるべきなんだ。
俺の言葉を聞いてほしい。
「毎日一緒に居られるよ」って言ってほしい。
Got to get you into my life
君と人生を過ごしたいんだ。
What can I do, what can I be,
When I'm with you I want to stay there
If I'm true I'll never leave
And if I do I know the way there
俺は何ができる、俺は何になれる、
君と一緒の時は、そばにいたいと思う。
本気だったら、俺は置いていったりしない。
もし俺が去るならば、そこまでの道は分かるさ。
Ooh, then I suddenly see you,
Ooh, did I tell you I need you
Every single day of my life
そしたら君と会った。
君に、必要だって俺は言ったっけ?
毎日、俺の人生の中で。
Got to get you into my life
Got to get you into my life
君と人生を過ごしたいんだ。
君と人生を過ごしたいんだ。
I was alone, I took a ride,
I didn't know what I would find there
Another road where maybe I could see another kind of mind there
一人で走りに行っていた、
そこで何が見つかるのか分からなかった。
他の道で、俺は他の気持ちを、
見つけるかもしれない。
Then suddenly I see you,
Did I tell you I need you
そしたら君と会った。
君に、必要だって俺は言ったっけ?
こんな感じです。
君にずっといて欲しい、という歌です。
今日はこの辺でお時間です。
ではまた。
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