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2017年6月9日金曜日

The Yardbirds - Over, under, sideways down

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

セブンイレブンのポテサラとハムのサラダが、およそ2万5000個回収になりました。

回収の理由が、アレルギー表示がきちんとされてなかったというもので、本来は特定原材料の「小麦」が使われているのに表示漏れが発覚しました。

回収の対象は茨城県内のセブンイレブンで発売された、5月23日から6月8日まで発売されたものです。

私は今日昼にこのサラダを食べましたが、小麦の表記漏れなんて全然気付きませんでした。笑 でも茨城県だからあまり関係ないですね。

では、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はザ・ヤードバーズで、オーバー・アンダー・サイドウェイズ・ダウンという歌です。
 



サイモン・ネーピア・ベルと、ヤードバーズのメンバー、ポール・サムウェル=スミス作曲です。1966年のシングルで、イギリスのチャートで10位を記録しています。

ヤードバーズはイギリスのバンドで、エリック・クラプトンジェフ・ベックジミー・ペイジという、三代ギタリストが在籍していた事でも知られるバンドです。

デビュー時のメンバーは以下の通りです。

•キース・レルフ (Keith Relf, v)
•エリック・クラプトン (Eric Clapton, lg)
•クリス・ドレヤ (Chris Dreja, sg)
•ポール・サムウェル=スミス (Paul Samwell=Smith, b)
•ジム・マッカーティ (Jim McCarty, d)

バンド名の由来は、ジャズのサックス奏者、チャーリー・バードのニックネームからです。「Yardbird」は囚人という意味です。

ナイトクラブ「クロウダディ・クラブ」で、プロデビューしたローリング・ストーンズの後釜で演奏をしていたら、後にマネージャーになるジョルジオ・ゴメルスキーの目にとまり、1964年、コロムビア・レコードから、ビリー・ボーイ・アーノルドのカバー「アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド」でシングルデビューします。ちなみにデビュー・アルバムは1964年の大晦日に発売された『FIVE LIVE YARDBIRDS』というライブ盤です。

ジョルジオ・ゴメルスキーとグループはヒット曲を出そうとしていましたが、エリック・クラプトンだけはその方向性について納得がいかず、早々とヤードバーズを抜けます。それが「フォー・ユア・ラヴ」です。

クラプトンは後にジョン・メイオールズ・ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイスを経て、ソロ活動をします。

バンドが次に声をかけたのは、ジミー・ペイジでした。ですが、当時ペイジはセッションミュージシャンの仕事が沢山あったので、この話を断り、代わりに、名声が欲しかったジェフ・ベックが入ります。

ジョルジオ・ゴメルスキーとビジネス絡みで不仲になり、代わりにサイモン・ネーピア・ベルがマネージャーになります。その時の曲が、今回の「オーバー〜」です。

連日のライブやツアーに嫌気がさし、プロデュース業に興味を示したポール・サムウェル=スミスが脱退し、ジミー・ペイジが加入します。ジェフ・ベックとジミー・ペイジの二人のギタリストは短期間一緒のバンドにいました。

ジェフ・ベックがバンドメンバーと不仲になり、バンドを脱退します。ついでにマネージャーもペイジと、ピーター・グラントに代わります。

音楽性もブルースから、だんだんラウドなものになっていき、そこまでラウドボイスの持ち主ではなかったキース・レルフも脱退します。ジム・マッカーティもドラッグ漬けで演奏できなくなったりして、残ったメンバーがジミー・ペイジだけになってしまいました。

ペイジはスター性と技術面から、スティーブ・マリオットやスティーブ・ウィンウッド、プロコル・ハルムのB・J・ウィルソンにも声をかけますが、全て断られました。

そひて集められたのがセッション・ミュージシャン仲間のジョン・ポール・ジョーンズ、無名のボーカリスト、ロバート・プラント、そしてジョン・ボーナムです。

この四人で「ニュー・ヤードバーズ」で活動しようとしましたが、ヤードバーズと名乗ることに意義を見出せなかったグループは、後にレッド・ツェッペリンと改名して、デビューに至ります。そうなんです、レッド・ツェッペリンの前身が、ジミー・ペイジがいたヤードバーズだったんです。

今回の「オーバー〜」は、ビル・ヘイリーのヒット曲「ロック・アラウンド・ザ・クロック」に影響を受けています。スラッピングベースの「カチカチ」音がそうさせます。

では和訳です。

(Hey! Hey! Hey! Hey!)

Cars and girls are easy come by in this day and age.

Laughing, joking, dreams, weed smoking, till I've spent my wage.

When I was young, people spoke of immorality.

All the things they said were wrong are what I want to be.


車と女の子は、この時代簡単に通り過ぎて行く。

俺の給料を使い果たすまで、笑って、ジョークも言って、夢を見て、マリファナを吸うんだ。

俺が若い時、みんな下ネタばっかり言っていた。

あいつらが間違っていると言ったもの、それが俺がなりたいものさ。


(Hey!) Over, under, sideways, down,

(Hey!) I bounce a ball that's square and round.

(Hey!) Over, under, sideways, down,

(Hey!) I bounce a ball that's square and round.

When will it end? (When will it end?)

When will it end? (When will it end?)


上に、下に、横に、下に、

四角と丸のボールを転がしているのさ。

上に、下に、横に、下に、

四角と丸のボールを転がしているのさ。

いつ終わるんだ?

いつ終わるんだ?


(Hey! Hey! Hey! Hey!)

I find comments 'bout my looks irrelativity.

Think I'll go and have some fun, 'cause it's all for free.

I'm not searchin' for a reason to enjoy myself.

Seems it's better done than argue with somebody else.


誰も俺の格好を真似するやつなんていないって事を聞いた。

俺は自由だ、だからやりたい事やるぜ。

自分自身で楽しむ理由を見つけようとはしない。

誰かと口論するよりまだそうした方がマシなのさ。


(Hey!) Over, under, sideways, down,

(Hey!) I bounce a ball that's square and round.

(Hey!) Over, under, sideways, down,

(Hey!) I bounce a ball that's square and round.

When will it end? (When will it end?)

When will it end? (When will it end?)


上に、下に、横に、下に、

四角と丸のボールを転がしているのさ。

上に、下に、横に、下に、

四角と丸のボールを転がしているのさ。

いつ終わるんだ?

いつ終わるんだ?


こんな感じです。

真面目になるのかバカになるのかで考えてる男の歌、ですかね?

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメント欄に記入よろしくお願いします。

ではまた。

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